3.これはチートなのだろうか?
目が覚めたら、知らない天井が、ってそれどころじゃない!!!!。
どうみてもSFの世界です、未来の世界の医療器具見たいな物が一杯のベットに
寝かされていた、どう見ても死後の世界じゃないし、どうなってんの???
「気が付いたかい。」
声のした方を見ると、明らかに人間では無い、獣人と言ったら良いのか、オーデ
ィナリー世界には人間種しかいなかったはず、どう見ても宇宙人だ。
「あなたはどなたですか?」
「私は、別の星から来た宇宙人でコリーと言う、神託があってこの星に来たのだ
けど、本来は未開の惑星に干渉することは宇宙法で禁じられているんだ、ただすご
いイレギュラーが発生したらしくて、神の力で宇宙法はどうにかするから、君を助
けて欲しいそうだよ。」
「すごいイレギュラーってなんですか?、そもそも僕は健康な体をもらったはず
なのに死にそうになるし。」
「なんでも因果律が少し狂ってしまったらしい、その修正に神の力を使うわけに
いかなくて、科学の力で修正してほしいらしくて、さらに君には多大な迷惑をかけ
てしまったので、チートを欲しがってた君に科学の力を授けると言うことらしい。
」
「それなら科学の発達した世界に生まれたかった。」
「それは無理らしいよ、魂レベルが高くないと高度文明世界にはいけないらしい
。」
「そうなんですかー、でチートってどんなものがあるんですか? ワクワク♪」
「まずは基本の情報の腕輪からだね、これはスマホみたいな物だと思えば良い、
ただ通話出来るのは今は私だけだけどね、ネットに繋がることは出来ないけど、地
球の技術の百科事典みたいなものが入っているらしい、これは神の力で改造したら
しい、我々の技術はさすがに公開できないし、たぶん理解も出来ないからね。」
「この腕輪には超空間と繋げられる機能がついていて100m×100m×10
0mまでの空間に物が入れられる様になっている、中に入れた物の時間が止まるの
で、腐る物などの保管に便利だよ、それと買い物の場合の受け取りにも使う。」
「買い物ってなんですか?」
「まあ神託とはいえ、タダで動くわけがないと言うことさ、この星の資源、レア
メタルとスカラクオーツと言う物質を宇宙人である私か勝手に採掘すると宇宙法に
ひっかかるのだけど、君が採掘して、それを取引に使うなら問題ないわけだ、特に
スカラクオーツは超希少素材なのだけど、この星には一杯あるらしいんだ、それと
君に売っても良い物と交換ってわけさ。」
「でだ、さすがに対価も無しに色々渡すわけにいかないので、腕輪とレアメタル
とスカラクオーツ探知機と採掘用機械一式を渡すから、採掘して色々絶対に必要な
物を買ってほしい。」
「絶対に必要な物ってなんですか?」
「まずは腕輪を装備してみてくれ、ボタンを押せば画面が出る。」
俺は腕輪を装備してみた、そしてボタンを押すと空中に画面が表示された。
色々と表示されているが下の方にエネルギー残量300と出ている。
「このエネルギー残量って言うのは?」
「スマホと一緒だよ、エネルギーをチャージしないと使えないんだよ、そしてそ
のエネルギーは地球人にわかりやすく言うと300ギガWhってとこかな、実際は
違うけど。」
「えっ、ええええええええええーーーーーー、桁が違いすぎるんですけどー」
「まあ、まったく収納を使わなければ、ほとんど減らないけどね、収納に物を
入れると超空間にアクセスしっぱなしになっちゃうんだよ、そしてエネルギーが
切れると、超空間に入れたものは、消えてなくなるね、実際には無限に存在する
空間に存在はするけどアクセスが出来なくなるんだ、そもそも無限に存在する
超空間に自分専用の領域を作り出し管理するシステムだからね。」
「地球の小説みたいに無限収納って、そんなのどうやって管理するんだよって話
だよ、それこそ広大な宇宙空間に放り投げたアイテムをどこにあるのか探して取り
寄せるような物なんだよ、そんなのどうやってやるの?」
「あとバッテリーがあるのは亜空間だからエネルギーは使わないけど亜空間だ
と時間が止まらないので、有効期限があるんだよ、まあそもそも時間が止まって
たらエネルギーを使うこともできないけどね、15年くらい使うと劣化してくる
から交換も必要だ、それとバッテリーを大型に変えれば、容量を増やすこともで
きる、現在の収納レベルで1時間で1ギガWh使うと思ってればいい、収納を使
い始めたら300時間以内にチャージしないと収納の中の物にアクセス出来なく
なるからね。」
「300ギガWhってどうやってエネルギーをチャージするんですか?」
「エネルギー効率99%のソーラーシステム衛星だと1時間あたり5ギガWh
くらいかな、これが100スカラくらいで、スカラエネルギー恒常炉だと1時
間あたり100ギガWhだけど3000スカラかな、さらに、腕輪にチャージ
する為には宇宙空間にあるソーラーシステム衛星やスカラエネルギー恒常炉か
ら地上のエネルギー受け取り装置が必要で、これがバッテリー500のが10
0スカラで、5000のやつが1000スカラかな、スカラは単位ね。」
「は、はぁ」
「収納を使う為には最低200スカラがいるし、最初の採掘場所への移動は
宇宙船で連れていくけど、採掘場所への移動とか転移装置だとか絶対に必要な
のを最低限で集めると1000スカラはいるね。」
「転移装置ですか?」
「そうだね、転移装置の場所に1000キロメートル以内なら転移出来る装
置だね、家の近くにでも置いて置けば、家から1000キロメートル以内なら
どこからでも家に帰れる、エネルギーのほとんどは転移装置でまかなうから、
腕輪にアプリとチップを入れるだけで使える、転移装置はエネルギー受け取り
装置を兼ねることも出来るけどバッテリー容量は100で1回の転移で10く
らい使うね、1個あたり500スカラで、チップは10個までしか入れられな
いけど、チップを入れ替えればアプリ制限の100個までは登録できる。」
「あとは完全なステルス小型浮遊移動装置だね、光学迷彩はもちろん、レー
ダーに引っかからないし温度センサー無効、無音移動、さらに人や動物の存在
を察知してレーダーに映せる、安いやつだと移動速度は時速100キロメート
ルしかだせないけど4人乗り300スカラだね。」