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身の程知らずの欲張り

作者: 朝焼 悠

調子に乗ってしまうんだよな

いつも

少し認めてもらったり

少し受け入れてもらったくらいで

ひょっとしたら自分も誰かの

必要不可欠な人間になれるかもしれないって


求められてもいないのに

まとまっていない持論を

長々と語りだしたりとかして


でも実際は

そう思った瞬間に

実力や身の丈を思い知らされる

所詮お前はこんなもんだって

誰からも必要とされるはずないんだって


やっぱりさ

嬉しくないはずないんだよ

やってきた事が

誰かに届いて 評価してもらえるって

だけどそれと同時に

きっと今だけで

きっと直ぐに飽きられるって

本来は僕に人を惹き付ける魅力は

ないんだからって考えて


こんなのどうでもよかったんだ


僕の言葉に触れてくれた人の

何かしらの力になれたら

少しでも感情を動かせたのなら

それで

それだけでいいって


でもさ

ここからは

完全な僕の都合だけれど

それだとあまりにも

僕が淋しくなってしまって


僕は本当に

身の程知らずの欲張り だな

伝えたい事があって

力になりたいって願って

それが夢だって思えて

叶えられるなら

他には何も要らなかったはずなのに


なのに

こんなものって蔑んでいた

淋しいとか認めてほしいとか必要とされたいとか

そんな事がだんだんそんな事じゃなくなって


当たり障りのない

綺麗事しか残せなくなっていく

あれだけはっきり見えていた想いが

ぼやけて霞んで遠くに行ってしまう

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― 新着の感想 ―
[良い点] 『身の程知らずの欲張り』 いやー人間誰しもそんなもんじゃないですか? なろう内なんかだと新作の詩が100ポイントで喜んでも、もっともっとポイント欲しくなりますよ。 1000で喜んでたら隣…
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