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早く投稿しなければと思ったので、誤字脱字などが多くあります。編集などはちゃんとやります!。
ブクブクブクブク ……カチャ
ポットのお湯が沸くと、由来は今朝、引越しダンボールから取り出した、マイコップにインスタントコーヒーを適量に入れ、そこにお湯を注ぎよくかき混ぜ、寝間着のまま立ち、ある心配事を考え、コーヒーを啜る。
(あの、子どうしよう!?)
今朝、起きると突如由来のベットの中に見知らぬ黒髪の幼女が一緒に寝ていた。由来はその一歩間違えたら犯罪に繋がりそうな出来事をコーヒー片手に精一杯頭を回転させ考えている。
「あっ!? まさか誘拐じゃないよね!?………やばい昨日の夜の記憶が無い……俺犯罪者? そして退学? まだまともに学校行っていないのに!……終わった俺の人生……」
「ふぁ〜あ、良く寝ました…」
由来は考えれば考える程落ち込んでいき、それと同時に身体、顔が床に段々と近づいていき、最終的には四つん這いになり、黒い嫌なオーラを纏っていた。するとベットの方から誰かが起きる言動が聞こえると由来は四つん這いのまま、ベッドの方を確かめると、そこには9歳ぐらいの幼女は横座りしながら、まさにファンタジーゲームの中から飛び出してきたような容姿をしていた。
「クンクン…コーヒーの匂いがしますね……」
幼女は鼻を動かし、コーヒーの香りに気付くと、自然に由来と目が合った。
「「・・・」」
「とりあえず…コーヒー飲む?」
「はい!飲みます!」
由来はその場から逃げるように、台所に向かった。
〜〜〜
「はい、コーヒー」
「ありがとうございます!……あの? 砂糖とミルクはどこですか?」
(え!?)
由来は声も出せないほどに驚き目が点になっている、なぜなら由来の家庭はコーヒーをブラックで飲むものが普通だから。だが由来のその気持ちを知らない幼女は可愛く首を傾げ由来の顔をじっと見つめている。
「ウ、ウン、ゴメンネウチサトウナインダヨネ……」
「そうなのですか、すみません……ニガイ」
幼女は少し悲しそうな表情を浮かべながら頭をペコリと下げコーヒーを少し啜ったがやはりあまり口には合わなかったらしい、それを見ていた由来は罪悪感の中、テーブルに置いていた自分のコーヒーを持ち啜った。
・・・・・
「……て!? 俺これから学校じゃん!」
由来は急ぎ時計を見ると朝のホームルームまで15分も無かった、由来は慌てて、制服に着替え、最低限の荷物を持ち、玄関に行き靴を履く。
(あれ?)
「何処に行くのですか?」
由来は自分の座りながら履きなれた靴に違和感を感じると、後ろから幼女に呼び掛けられると同時に弱い力で袖を引かれ由来は後ろを見た。
「……えーっとごめんね今から学校だから……昼には戻ってくるから、それまで待っててくれる?……ゲームやってて良いよ」
「・・・」
由来はそお言い幼女の方を振り向くと、幼女は肩を震わせ不安そうな顔をしている。
「あっ!お腹空いたよね?ちょっと待ってて今から何か買って来るから、あっ!?でもそうしたら学校に間に合わない!でもこの子を見捨てられないし、どうしよう!?ーーーー」
幼女の悲しそうな顔を見た由来は、急にお互いご飯を食べていない事を思い出し、自問自答をし始めた。それを見ていた幼女はさっきまでの不安そうな顔をがなくなり、面白いのか笑い始めてくれた。
「よし!決めた!ちょっと待ってて今からご飯買いに行ってくるから!えーと?」
由来は朝ご飯を買いに行くことに決めたが、最後に幼女の名前を言おうとしたが由来にはその
名前が分からなかった。
「・イン」
「えっ?」
「ラインです!」
「う、うん、ラインさん・・・」
「呼び捨てで良いです!!」
「あっ!はい! ライン今から朝ご飯買って来るからちょっと待ってて……くれるかな?」
「はい!」
ラインは由来に自分の名前を教えると呼び捨てで良いとも言い、そして由来のお願いにもすぐに満面の笑顔で答え、由来は自分の部屋を出てラインに「行ってくるね」と言った。
「行ってらっしゃいです!」
〜〜〜
「と言うのが君が一学期2日目に21分と16秒遅刻した経緯か?」
「はい……」
由来は自分の教室前で、昨日の叱られた担任の祀里先生に遅刻した理由を下を向き怯えながら話していた。
「上を向け、とりあえず私が言えることは」
「……自首しよ……ついて行くから……」
(終わった……)
由来は祀里に肩を優しく捕まえれながら、祀里の心にも無い言葉を聞くと、まるで心臓が止まったかのように気を失って、いなかった。
「って!俺何もやってませんよ、たまたま女の子が俺のベットに居ただけですよ!」
「馬鹿が、たまたま女の子がベットに居るはずないだろ!」
(いや!?居ましたよ!)
「まぁ、いい今は時間が惜しい、この件は後でゆっくり話し合おうかなぁ、手塚 由来」
「は、はい……」
由来は何処かデジャブを感じながら祀里に連れられ、教室の中へと入ってゆく。
「よ〜し、それでは昨日の野暮用で来れなかった編入生を紹介するぞ〜」
祀里は先程のやり取りで少し疲れているのか、あまり力が入っていない声で言いながら入り終わる頃には椅子に深く座っていた、由来も祀里の後ろ着いて行き黒板の右の方に止まった。
「じゃ、編入生自己紹介よろしく」
「本土から編集してきました、手塚 由来です……何というか遅刻してすみません」
「これから宜しくね!」「待ってたぜ!」「仲良くしようぜ」「転校生イベントキター!」「まぁまぁかな?」「男か……」
由来は緊張しいる素振りも無く普通に謝罪と自己紹介をふまえてお辞儀をすると、机に座っている生徒は半数以上が由来を歓迎したが1部には何故か落ち込んでいる生徒も居た。
「じゃ〜手塚、お前は一番後ろの窓際から2番目に座れ、ちょうど空いてるから……あっ!後お前委員長だがら」
「は…はい!?何でですか!?」
由来は返事をしながらいっぽ踏み出そうとした時、祀里が急に思い出したのか、由来が考えもしていなかった言葉を伝える、由来の心情は驚き足が勝手に祀里の方へ歩いた。
「俺よりもっと適任いるでしょ!?何で俺なんですか!?」
「い〜や〜悪い悪い、誰もやりたがらないから、めんどうだしだから来てないお前にしたよ」
「やめて下さいよ!?、そんな適当な理由で!」
「はぁー、たくしょおがないな〜」
祀里は深く溜息をつくと重い腰を上げ廊下側のドア間で行くと。
「手塚ちょっとこっち来い……」
(……嫌な予感しかしねー!)
祀里は手振りと言葉で由来を教室外まで呼ぶと、由来のお勘が震えた
「す、すみま・・・」
「来い!」
「・・・・」
由来は断ろうとしたが、その途中で祀里に鋭く睨まれ、そこから止めの1発のセリフで由来のお勘は震え、言葉が完全に止まってしまった、最凶の恐怖で、すると由来は何も言わずゆっくり祀里の方へと歩き始め教室を後にした。
〜5分後〜
「……委員長、自己紹介……」
教室のドアが開くとさっきより更に疲れた祀里が猫背になりながら入っると全くの覇気の無い声で出した、後から見違える程、爽やかした由来が入り真ん中の教卓まで背筋を伸ばし足取りが軽く入ってきた。
((何があった!?))
「この度、委員長に就任しました手塚 由来です!改めてよろしくお願いします、ふつつか者でまだ右も左も分からない新参者ですがどうか仲良くして下さい!」
((だから一体何があった!?))
キーコーンカーコーン
すると授業の終わりを告げる予鈴が鳴り、祀里は疲れているせいか何も言わず教室を出ていくと、1部のクラスメイトが由来の居る教卓へ集い始めた。
「由来君は本土の何処に住んでるの?」「手塚!部活入らないか?」「彼女とかいるの?」「趣味は?」「ふふふ、君の能力はなんだい?手塚由来」
「ごめん! トイレ行ってくる!」
「あっ!? トイレの場所……」
クラスメイトは次々に由来へ質問を嵐のように聞いてくると、頭がパンクした由来は素に戻り教室を後にしてクラスメイトから逃げだす、1人の生徒はトイレの場所が分かるか聞こうとしたが惜しくも由来は言われる前に行っていまった、その出来事を1人静かに机に伏せながら寝たフリをし腕の隙間から季節外れのマフラー首に巻いた少女は見ていた。
(昨日から逃げてばっかりだな俺!?)
「はぁーダッサイナ……」
ゴーンゴーンゴーン
由来はある程度教室から離れると段々と走るスピードを落とし、溜め息を付きながら呟き終わらると窓の外から鐘の音が響いてくる、その鐘は昨夜聴いた音より軽く音量も学校全体にしか響きわたらなかっが、由来は気になり鐘が響いてきた方向を窓から見ると校庭の校舎近くの隅にファンタジーゲームの小さな村にありそうな、小さな鐘付きの教会があった、
(スカ○リムにありそうなだな)
気が付く由来は教会の目の前に足を運んでいた、別に此処の門徒や宗教でも好奇心では無く、ただ何処か心の奥底からほんのちょっと湧き出した懐かしさが彼を向かわせた。教会のドアを開けると中は隅々まで綺麗にされ埃が1つ無い綺麗な礼拝堂だった、長椅子が左右に10個あり奥にはいかにもセーブや呪い、毒を直してくれそうな人が立ってそうな説教台があったが、生憎、中には誰も居なかった。
(帰ったらドラ○エやろ)
由来はそう思うと誰を待つはずでもないのに右から5番目の長椅子に向かい座る。
(何かな?ここに来るのも初めてならこの椅子にも座るのも初めてなのに……何処か懐かしくて落ち着くな…………そう言えば今日は帰る前にスーパーに・・・)
〜〜〜
『面白い、足が! 斬られた、死亡? 化け物、GAME OVER?
負けた……負けた負けた負けた負け負けた 負けた負けた負けた……ちきっ…しょ………………光? よくがね? 生きてる? 不死身?……………』
『 ○○○○○・○○○』
由来は夢の中で身に覚えあるようなないような、あやふやな夢を見ていた。その夢は断片的な事を無数に由来の脳に響かせ面白い、悲しい、怖い、憎い、生きたい等の感情や願いが由来の中で混在していた、だが由来は最後の言葉だけは1文字も思い出せなかった、その言葉は1度だけ由来は言っている。
〜〜〜
「……ハーー……やってしまった……」
目覚めると由来はとても後悔した表情で落ち込んでいると、自分にかかっていた毛布に気付いた、由来はその毛布を掴み呟く。
「何だろう、この懐かしさ」
すると由来が懐かしさに浸っていると、毛布から1枚の紙切れが床に落ちてきた、由来は紙切れを拾い読むと紙切れには「Schlaf nicht」と書いてあった。
「……寝るな…か」
由来は少し嬉しそうな表情をうかべ、教会を後にする。
〜〜〜
教会を出た時には日も暮れていて、由来はクラスメイト全員帰っていると思いドアを開けると、教室は夕陽に照らされ、そして1人窓際の席に座りながら外を見ている、マフラーを巻いている、昼間由来を見ていた不思議な少女がいた。
(まだいたんだ……)
由来は彼女を余り気にしない用にし、自分の机に置いてあった、荷物を取り教室を出ていこうとした時、由来の袖部分を後ろから引っ張られた、由来は恐る恐る後ろを振り向き居たのは不思議な彼女だった。
「本日三回目のイベントキターー!?」
「……イベント?……」
「あっ!?ごめんこっちの話…です」
「……うん…」
「「・・・・」」
「……それで俺に何の用?」
「……あっ…そう言えば…担任に………………」
(やけに溜め長いな)
「名前なんだっけ?」
「そっから!?」
彼女の言葉はやけに遅く、所々間が空き、そしてあまり感情が感じられ無い話し方であった。
(まさかあんな事が起きて忘れられてるとは)
「手塚 ゆ・・・」
「…冬月 季々(キキ)……北の国から・・・」
「ちょっと待って何で君の方から自己紹介するの!?」
由来が季々に自己紹介を使用とすると、いきなり季々の方から由来の自己紹介をさえぎり自分の自己紹介を始めると、由来も言葉をさえぎりツッコミを入れる。
「……お婆ちゃんが人の名前を聞く時は自分から名乗れって……遺言で……」
「えっ!?そうなの……何かごめんね……」
「…この前、書くか書かないか悩んでいた……」
「……生きてんの?」
「……うん、生きてる……で?、名前なんだっけ」
「あははははっ」
由来と季々のやり取りは、別の人から見ても、まだ駆け出しの夫婦漫才に見え、由来もそのやり取りが面白く感じると由来はいきなり笑い出した、由来の笑い声はローカまで大きく響いた。
「……どうしたの…変なの物食べた?」
「あははははっ」
季々は突然笑い出した由来を心配し、訪ねたが由来は気付かずしばらく笑っていた。
「いや、ごめんごめん、何というか季々さんが面白くて……俺と友達になってよ」
季々は由来の、その言葉を聞くと心の底から嬉しくなった、だが彼女はその気持ちを嬉しいと分かるのは、まだしばらくの事であった。
冬月 季々には友達がいない、いや仲良くして暮れる人はいる、だが皆どこか季々とは友達と言える者では無かった。
「……ごめん!、いきなりこんなこと言って、俺、島に来たばっかりだから・・・」
「うん、良いよ」
その時の彼女は戸惑っていた俺に笑顔とその言葉は少し人間らしかった。
「あ、ありがとう……」
「……で、名前何だっけ……」
(そう言えばまだ話進んで無かった……)
「由来…手塚 由来です、覚えられなかった、君とかで良いよ」
「……黄身?……」
「そっちじゃないよ! でようはなんだい?」
「……あっ…担任が…君に……学校内紹介してやれって……頼まれた……」
「君が?」
こくん
(この子が!?)
由来の疑問に季々が頷くのを見ると、由来の心の中で先生、人選間違ってない? と密かに思う。
「どうして? 季々さんが?」
「……副委員長だから…」
(この子が!?)
由来はまたまた、驚きの発言を聞き固まると、先程同じ思いがまた強く現れた。
「……それじゃぁ…着いてきて」
由来は頭が静止した状態で、言われるがまま季々を後ろから着いて行く。
〜〜〜
(あれ?どうしたのか?)
夕暮れの中、先頭を歩いていた季々が突然、廊下途中で止まり出すと、すぐ後ろにいた由来にゆっくり振り向き口を開く。
「……ここ何処だっけ?…」
「「…………」」
「……迷ったの?」
季々は首を傾げながら、由来に聞いてきた、だが由来も由来で知るはずもなく、あらためて季々に現状を聞くとコクンと頷く、それを見た由来は、周りを見渡しある事に気付く。
「季々さん、着いてきて!」
そお言うと、季々は由来に着いていき、歩いていたいる途中に、あるドアの前を通ってたいく。
「……ゲーム攻略部?……」
季々はドアの上に合った表示を、少し止まり読むと、由来に質問をしてくる。
「……ゲームって面白いの?…」
「季々さん、ゲームやった事無いの?」
「……うん」
「そうだね〜語ろうと思えば何時間でも語れるけど、今はただ一つ……面白いよ!」
由来は身体事、季々に振り向き、ゲーマーの瞳を輝せながら、最後に一言残す、すると由来の後ろにあった曲がり角から1人の女子生徒が由来にぶつかった。
「うわ!」
「キャー!」
「…………」
由来は体制を前の目に崩し、その勢いで季々を床に間違えて押し倒すと、由来の背中に柔らかい"何か"が2つ押し付けられ、片手にも小ぶりな"何か"の感触がある。
由来は突然の事で目をつぶっていたが、柔らかい感触を感じるとおいおい目を開けると、映していたのは信じたくない現実だった。
「……ご、ごめん…」
「……うん…」
由来は赤くなりながら、片手で季々の小ぶりの胸を触れ、謝ると、季々は静かに頷いく、すると由来の顔横から白銀の髪が垂れ下がって来た、その髪を見ると今自分の背中に弾力ある胸を当てている人物が予想出来た。すると先程まで由来の背中に当たっていた胸が離れると同時に白銀の髪も離れていく。
「すみませんお怪我は……ってあなたは!?」
「ど、どうも……」
「変態!!」
「そのあだ名やめて!?」
「変態は変態です!……でも今回は私が悪かったです……ほら立てますか……」
銀髪の少女は申し訳なさそうに、由来を立ち上げさせろうとしたが、あやためて由来の姿を見ると話そうとした言葉か下げこんだ。
「やっぱり! 変態じゃないですか!! いいえ変態を超えてド変態です!こんな所で女の子を、お、お、襲おうなんて!!」
「これは不可抗力だ! 季々さんも何か言って上げて!」
「だった早くその体制を……って冬月さん!?」
銀髪の少女は、季々と分かると、直ぐに由来から季々を取り上げ優しく胸元に保護した、由来もいきなりの速さで季々が目の前から居なくなった事に驚いたが直ぐに立ち上がった。
「冬月さん! 大丈夫ですか? このド変態に何もされませんでしたか?」
「……あなた誰?…」
「…へ?……」
銀髪の少女は心から季々の事が心配なのか焦りながら話しかけると、季々は少女の事をまったく知らなかった。
「頭打ったんですか! それともこのド変態が!?」
「ううん、頭打ってないし、それに変態? は私の友達だから……」
2人のやり取りを、面白そうに見ていた由来は、季々が自分の事をその口から友達と言ってくれると、心の何処が暖かくなった。
(ありがとう……季々さん)
「どうやって! 冬月さんに取り込んだですか! このド変態!!」
「ちっ待っ、痛い」
由来が和んでいる途中、突如殺気出しながら銀髪の少女は由来を壁に追い込み今にも狩られそうになっている。
「私の冬月さんに何を……」
「何もやってない、それに何もやろうとしてない!」
「嘘を言わないでくだしいい!!」
「紗鳥、こんな所で何をしてるんだ?」
菊風が最後に怒鳴ると、その後から、そこに居た全員が聞き覚えがある、声が聞こえてきた。
「先生!?」
「おお、手塚と冬月もか」
この緊迫した夕暮れ時に、現れたの由来と季々の担任である、吞刈 祀里であった。
「祀里先生! 聞いて下さいそこの変態が・・・」
「待て、紗鳥だいたい分かる」
祀里は菊風? のセリフを菊風? の口手を当て止めると由来の方を見てきた。
「手塚、またお前何かやらかしたな……」
「話を聞いてく…だ…さ…い?」
「まぁ、話しは部室で聞く……すぐそこし」
由来が祀里に言い分を使用とした時、祀里は由来の横を通ると由来の話す速さが落ち、祀里はそこに居た全員を、すぐそこのゲーム攻略部に連れていった。
(部室?)
〜〜〜
「ハッハッハッハッ、流石、手塚いつかわやると思ったがハハハハハハ・・・」
祀里は椅子り1人、部室全体に響く、大笑いをしながら机を激しく叩き、それをゲームオタク 手塚 由来、北国の天然 冬月 季々、そして銀髪の少女、菊風 紗鳥は唖然として見ている。
「お茶です、先生」
「ありがとう、雨霧」
元々部室にいた、男子生徒が日本茶が注がれた湯のみを、祀里の前へと置く、祀里はまた笑っていたが、先程よりは冷静さは出てきた、雨霧と言う男子生徒は、そのまま祀里の横に背筋を伸ばしながら立っていた。
(執事だ!)
(流石です副部長)
(…………)
「で、紗鳥は手塚をどうしたいんだ?」
「もちろん、今後いっさい、女子と関わらないように切腹してほしいです!」
「ちょっと待って! そこは定番だと退学でしょ!?何で死ななきゃならないの!?」
「いいえ、あなたみたいな変態は直ぐに、でも消えてください、こうして一緒の部屋に居るだけでも嫌です!」
(そこまで言う……)
由来は自分の予想を超える、発言に戸惑いながらも、的確にツッコミを入れるが何も言っても更に大きな罵倒で言い返される。
「ハハハハ、でもよ紗鳥、今回の被害者は冬月だと思うぞ、それで当の本人の冬月がお咎め無しと言うなら許してやれろ」
「…うん……」
「嫌です、納得できません!」
それでも紗鳥はまだ納得出来なかった、それ程、由来を嫌っているのだろう。
「嫌われたものだな、ふふふ」
「笑わないでください……」
「さてどうしたものか?」
祀里は両手を後頭部に付け首を後ろに曲げながら考え目をつぶるり、少し経つと、何を面白い事を考えたのか、顔をニヤつけながら由来達の方をあらためて向くと。
「模擬戦で決着付けよう、ニャ」
END
2話まで続いた……今より少しペースを早めて次は投稿したいと思っています。