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神の事件簿、後編② 見かけの力、慣性力と遠心力のごとしもの。
「さて、コーヒータイムとしようか?」その言葉を待っていたかのように、「その前に、それぞれの事件がおきた時、2つのジム の両方にいた人物のリストは今 ある?」と 俺は、さっき証言をした田埜百合を、目でさがしながら言った。もうフロントには、いなかった。「そう言うと思って、ちゃんとリストを部下に作らせて、持ってるよ!」「じゃ、隣のココスで、遅いランチにしようか?神!」「コーヒーじゃないのか?まあ、どっちでもよいか?行こうか?」「へえ、今日はいやに、素直だな?いつもの警察権力批判の一言がないね?」