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有言実行②
「少し 最初から 事件現場の状況を聞こうか?」
「おー、やっとお前の非常識な ピンク色の 脳細胞が おめざめか」
「あのな、協力してほしいのか、いらないのか?」
「相変わらずの 短気だな 早く 神と 美味いコーヒー飲みながら 話したいのはやまやまなんだが…」
と 珍しくはっきりしない。と、俺の背中のドアがあくと同時に、最近感じた 極大値の悪寒が、全身をつきぬけた「お待たせしましてすみません」と 聞きおぼえのある 低音が響いた。しかし、低音とはうらはらの、いわゆる、おねえ口調である。