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16. 暴走:Suppression

 挑発するギリウスは、もはや命懸けの駆け引きを楽しんでいた。

 その身は出血量もさながら、既に切創で全身傷だらけだと言うのに、倒れる気配は無い。むしろ活力に満ちている。戦うことに(よろこ)びを感じ、自分を満足させるだけの力ある者が立ちはだかることに、身も心もハイになっているようだ。


 糸のように細い血の刃が、時折燕尾服を擦過する。服の布地と肉が裂けるが、致命傷には至らない。ギリウスの底無しの身体能力と精神力に、蒼牙は密かに焦燥を募らせる。


 「いつになったら倒れる! こいつはバケモノか!」と、右腕を左に薙ぎ払った時、内心驚いてすらいた。

 ギリウスは蒼牙から見て右へと、素早くサイドステップ。

 それを追うようにして、蒼牙は体を捻りつつ左腕を苦し紛れに伸ばすが、右腕を振り抜いてからの無理な体勢だ。当然体幹のバランスが崩れ、一瞬不安定な姿勢になる。


 だがその一瞬は、ギリウスにとっては十分すぎる一瞬だった。ギリウスはここぞとばかりに反撃に動く。

 人はどんなに連続で攻撃を繰り出そうとも、いつかは心身ともにに揺らぎが現れ、隙が生じる。

 そういった“(きょ)”とは、はっきりと浮き彫りになるものだ。


 すかさず蒼牙の顔面へと、蹴りを飛ばすギリウス。力強く鮮やかな直蹴りが、蒼牙の顎を砕く。

 しかし、クリーンヒットとは言い難い。蒼牙はヒットの瞬間、上体を反らしてダメージを減殺していた。ボクシングで言うところのスウェイバックという回避技術だ。

 不安定な姿勢からの、さらに不安定な回避。スポーツも得意な彼の反射神経と体幹は、かなり優れていると見て取れた。


 両者間合いを取り、一度息を整える。

 もう10分以上も激しく動き回って攻防を繰り返している。二人は息も少し切れ気味だ。


「やるじゃありませんか。天夜でさえ私に体術で勝つことは難しいのですよ?」


「君こそやるね。でも、あの弱い調律者さんと一緒にされちゃ困るよ」


「ほう……天夜を弱者呼ばわりとは。あなたは人を見る目が無いようだ」


「はぁ? 事実でしょ。だって実際、僕に負けたわけだし」


「天夜は手心を加えたのですよ。あの底知れぬ力は、私の強さなどとっくに凌駕している」


「相棒の負け惜しみを代弁するなんて、みっともないね。さっさと死になよ」


 一度開いた彼我の距離をすぐに詰め、蒼牙が再び両腕を振るう。半液体の血を約1メートルほどのチューブ状に保ち、その中を亜音速で血液が循環する。

 その循環に伴い、水圧カッターの要領で噴射されることで完成する血の刃。

 液体の征乱者だからこそ成せる技だ。天力によって無理矢理自然の摂理とやらを捻じ曲げた結果。


 もはや人外にも等しい強さである。

 その上、ここで蒼牙の動きが少し変わった。腕を完全に振り抜くのではなく、往復ビンタの要領で左右に振るうという攻撃パターンに変化したのである。

 隙も少なく、手数も増えた。恐ろしい。彼は天才的なセンスを持っている。自分の反撃から、すぐにどう動くべきか学んだのだ。

 そう感じたギリウスは、一層感覚を鋭く研ぎ澄ませる。


 左右に連続で振るわれた右手の血刃。ギリウスは屈むことで潜り込むようにして避ける。

 腹部のガードが甘い。ギリウスはここぞとばかりに拳を撃ち込まんと、姿勢は低いまま前に体重を移し、踏み込んだ。


「バカか! 左手もあるんだよ! 今の攻撃は僕の間合いに誘い込むためのブラフだ!」


 あまりにも無防備過ぎるギリウスの動きに反応し、蒼牙は後ろに後退しながら左手を縦に振るった。

 低めた姿勢のギリウスの肩に紅い刃がめり込み、服が破れる。じわじわと溢れた血が、燕尾服を紅黒に染め上げた。


「捉えたァ!! このまま腕を()いであげるよ!! アハハハハハ!!」


 勝ち誇った歓喜の声を上げ、蒼牙は嬉しそうにギリウスの肩肉を抉る。左腕を下へ下へと押し込み、血の刃を肉のさらに奥深く、骨まで到達させようとする。


「全く、バカ正直で助かりますよ。あなたこそ、こんな簡単なことにも気付けないとは。さて……そろそろですかね」


「ハハハハハ……ハ……?」


 白手袋をはめた両手の平に、赤黒い光を灯すギリウス。それは、覇力であることを示す色の光。

 その光を纏った手で、ギリウスは何本もの血の刃を束ねるようにして鷲掴みにした。


「なッ……?! 指が飛ぶよ! 気でも狂ったのかい⁈」


「いいえ……私は元からこれを狙っていました。あなたの敗因は、自分の能力を過大評価し過ぎたことです」


 蒼牙の血の刃をさらに強く握り締め、肩に食い込んだそれらを無理矢理引き剥がす。

 そして、ギリウスは血の刃たちを蒼牙の手から引き抜いた。あっさりと、当たり前のように。


 何が起きたのか蒼牙は認識できず、困惑する。あわてふためき後ずさるその様は、数秒前の余裕など微塵も感じられなかった。


「あなたは最初から天力を使い過ぎていた。私を床下に閉じ込め、液体を注いだ。さらにあれだけの量を発現させておきながら、天力をたっぷりと含ませたのです。あの時点であなたの天力は半分以上失われていたでしょう」


「あ、ああ……うわああああ!!」


 蒼牙は突然襲いかかってきた敗北への恐怖に怯え、右手を振り下ろす。

 だがこれも、ギリウスの指と指の間で挟まれ、阻まれる。締め上げるように力を込められたのち、根元から引っこ抜かれた。

 まるでギリウスは雑草の草むしりでもしているかのようだ。


 血を抜かれたせいか、蒼牙はふらついて膝から崩れ落ちる。


「相当使い慣らしたあなたの天力の量はかなり多い。鍛え込まれている。だが、あなたは天夜と白亜と戦い、さらに天力を消耗した。極め付けにその技です。それは誰がどう見ても相当な量の天力を消費する。恐ろしい技ですが、じきにガス欠となるのは見えていましたよ」


 蒼牙は自らの天力の熟練度を過信してしまい、諸刃の剣とも言える血の刃を使った。


 途轍もない速さで血液を巡らせるだけでなく、その負荷によって体細胞が崩壊しないよう、同時に粘膜などの体液を活性化させて血管の組織を保護しなければならない。

 天力の減少率が凄まじい技であることは、火を見るよりも明らかであった。


「ま、まだだ……まだ戦えるッ!」


 死力を尽くし、中指の先から悪足掻きの一本を生やす。たった一本の凶刃がギリウスの首を掻っ切ろうとしたが、ギリウスは人差し指と中指で挟み込んで防ぐ。充分な天力の無い水圧の刃は、循環と噴射される勢いを失い、その切れ味も落ちていた。それを食い止め、引き抜き、打ち消すことなど、微弱な覇力でも事足りる。

 プチっという拍子抜けな音に伴い呆気なく引き抜かれ、チューブ状の血に覇力を流し込まれる。半液体という状態を保つための天力が失われたそれは、純粋な液体の血に戻った。


「さぁ、降伏しなさい。これは罰。我々調律者に逆らい、自然の摂理を乱した罰です」


「…………よ……」


「はい?」


「……ふざけんなよ。お前ら、母さんを見殺しにしておいて……!」


 蒼牙は瞳から闘志の炎を絶やさない。まだその炎に薪をくべるつもりだという意思が、ひしひしと伝わる。母への恋慕が復讐心へと変わり、逆恨みの執念へと変貌した彼の憎悪は、まだ暴走を続けていた。


 もう誰にも止められない。


 そんなことさえ考えさせられてしまうような、強すぎる執念。

 なぜ調律者を逆恨みするのか理解できないギリウスも、これ以上は参ったという風な顔で肩を(すく)める。

 

「八つ当たりも大概にしとけよクソガキ」


 その時、ギリウスの背後で、倒れていたはずの相棒の声が木霊(こだま)した。ギリウスはやっとか、と思いながら振り返る。

 そこには、腕組みをして仁王立ちする天夜が居た。


「天夜っ! あなた、どうして!」


「おっ、白亜。なかなかエロい格好してんな。これはこれで……」


「バカ! 何言ってんのよ! それどころじゃないでしょ!」


 白亜は赤面して怒鳴るが、天夜は意に介さず鼻の下を伸ばす。服が濡れて透けている上に、手錠と足枷で自由を奪われているのだ。盛んな年頃としては反応せざるをえないだろう。


「それにしても参ったぜ、蒼牙。お前が俺の血管内に注入した天力製のアンモニア水な。気を失う直前に、血中の覇力を活性化させて、あれは全て相殺させてもらった。完全に打ち消すまで、随分とかかっちまったようだが……気絶してたし、当然か」


 天夜はしたり顔で笑みを零す。首の骨を軽く鳴らし、大きく伸びをする。呆れた顔のギリウスが、静かに笑い返した。


「天夜がどうやって負けたのかは、大体察しがつきました……が、後で再教育ですね」


「こうやって自力で復活したんだから負けてねえよアホ。そういうお前こそ、しょっぱなから閉じ込められてんじゃねえよ」


「こうして脱出したのですから問題無いのですよ愚か者」


 互いに罵倒し、けなし合う。これこそがいつもの二人のあるべき姿だ。その光景に、白亜も思わず口角が吊り上がる。


「いつまで茶番を続けてるつもりなのさ……」


 だが、そんな様子を見かねた蒼牙が黙って待ってくれるはずも無かった。彼の深く昏い精神的小宇宙の中では、既にブラックホールが誕生しつつあった。


「許さない…………許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許さない許サナイ許サナイ許サナイ許サナイ許サナイ許サナイ許サナイ……絶対ニ許サナイ!!」


 狂ったように蒼牙が叫び、悶え、奇声を発する。その目はとっくに何も見えていない。(よだれ)を垂らし、髪を掻き(むし)り、身をよじらせる。


 ひっくり返った黒眼の焦点はただ、三人を殺すことに向いていた。ギリウスはまだ抵抗するつもりなのかと身構える。


 その光景は、三人を戦慄とさせた。痙攣(けいれん)したように暴れ出す蒼牙の全身から、大量の黒い液体が這い出るように発現されたのである。ドロドロとしたタールのように黒い液体は、部屋全体を覆うようにすぐに広がった。


 天夜は咄嗟に倒れたままの白亜を抱きかかえ、高いタンスの上に白亜を乗せてから自分もよじ登る。ギリウスも華麗に跳躍し、避難。黒い液体はみるみるうちに部屋を満たさんと水位を高めてきた。たった数秒でタンスの半分ほどまでせり上がってきていた。


「ちょ、うわっ、せまっ!」


「もっと詰めなさいよ天夜!」


「無茶言うな!」


 タンスの上のスペースはかなり狭く、三人が乗ると不安定さも尋常ではなかった。


「あれほどの天力、一体どこに……!」


「それは違うぜ白亜。ありゃもはや天力であって天力じゃねぇ。とっくにあいつの天力は空っぽのはずだ。だが、そんな征乱者が体内で無理矢理天力を自己生産し、放出しようとすると、何が起こる?」


「天力の……劣化と変質」


「正解。あるはずのない天力を生み出そうとすることすら、自然の摂理を無理に捻じ曲げるということ。つまり、摂理の崩壊を体内で起こしてるようなもんだありゃ。あの液体状の“フィーネの夜”の中で、あいつはとっくに溺れてるだろう。放っておけば“零落”しちまう……。だから、こっからは俺の出番だ。あとは任せろ」


 目を閉じ、天夜は深く呼吸をする。本来ありえないはずの、内なる力を顕現するために。

 天夜は全身を強張らせ、身震いする。

 その身から、征乱者特有の天力の気配が滲み出る。それを感じ取った白亜は、どうして普通の天夜からはその気配がしないのか、不思議に思った。いや、もっと不思議なのは、天力を使ってもヴォルガルド戦の時のような殺人狂じみた冷酷残忍な人格が、天夜から現れないことだった。


「天夜なら大丈夫ですよ。先の戦いでのあれは、生命の危機に瀕した時の生存本能のようなもの……。いわば感情の赴くままに力を放出していた暴走状態。いつもはもっと普通なのです」


 ギリウスが白亜の不安な表情から懸念を汲み取り、すかさず言葉を投げかけた。


「終焉を告げる夜よ。黒き天の(みそぎ)の下に君臨せよ――」


 何やら呟く天夜のその様子は、先刻ヴォルガルドと戦った時とまるで違った。

 ヴォルガルドを制した時は、全身から膨大な量の“フィーネの夜”が顕現されていた。まるで黒い霧が天夜を覆い隠し、まとわりつくように。

 だが今は、天夜の手にほんの少し“フィーネの夜”が揺らめくだけであった。


「随分とおとなしいのね。天力不足?」


 天夜の集中を邪魔せぬようにと、白亜は声をひそめながらギリウスに問う。不安気な彼女は、まだ理解の追いつかないその力に畏怖の念を隠しきれない様子でもあった。


「いえ、その逆です。天夜は今、手の表面にのみ天力を溜めている。フィーネの夜を生み出し、相手の天力を無理矢理変質・劣化させるのが“剛”とするならば、あれは言わば“柔”」


 なだめるように優しい声音でギリウスは返答する。

 集中が終わった天夜は立っていたタンスの平面を蹴り、空中に身を踊らせた。2メートルもの巨大なタンスも、浸水寸前まで水位は上がっていた。


 空中から華麗なフォームで手を下に突き出すと、競泳の飛び込みのような形で天夜はどす黒い海に着水した。


「フフ。生むことも消失させることも、征乱者だけの特権ですからね」


 頭の先から爪先まで見事に沈んでしまった天夜は、一向に水面から顔を出さない。

 まさか飲み込まれて死んでしまったのだろうか? 未知の力ゆえに信用しきることも出来ず、嫌な予感が白亜の脳裏を(よぎ)る。


 だがそんな不安も、簡単に払拭された。

 黒い海が渦潮を形成しながら、真ん中にだけ大理石の床が見える。まるで海を押し退けて海底が広がったようだった。モーセが紅海を割ったという逸話があるが、死神が黒海のど真ん中に大穴を穿(うが)ったとでも(たと)えるべきだろう。


 液体を押し退けて出来上がった穴の中心には、立て膝を着きながら俯き、左右に腕を広げる天夜がいた。


「ハァ……――!」


 天夜の声に呼応するかのように、液体状のフィーネの夜が、その両腕に吸い込まれるように消滅してゆく。

 形容し難いゼラチン質で耳障りな音がぐちゃぐちゃと響く。彼の手元に吸い寄せられたそれらは、矢継ぎ早に霧散。


 尋常ならざる早さだ。一分も経たぬうちに蒼牙から放出されて部屋を満たしたフィーネの夜は、10秒も経たぬうちに、天夜によって綺麗に消し去られた。


 ギリウスに血を抜き取られた上に天力も使い果たした蒼牙。おまけにフィーネの夜をも放出した反動で、大理石の床の上にピクリとも動かず横臥していた。


「危ねえ危ねえ……相当な量だったな。あんまり天力を使わせられたら、こっちが“零落”しかねないぜ」


 避難していた二人が、タンスの上から降りてくる。

 白亜の手錠と足枷による拘束は、ギリウスがいつの間にやら叩き割っていた。


「天夜、彼、大丈夫よね?」


「あぁ、すぐに対処出来たから零落の心配も無いし、死にもしない。ただ、このままこいつの審問はやらせてもらうがな」


「またヴォルガルドみたいに好戦的なアニムスに今出て来られたら、たまったものじゃないわね」


 白亜の冗談めかした口調に、天夜は勘弁してくれと苦笑する。


 コートの内側をまさぐり、天夜は煌覚神石(コウカクシンセキ)を手に取った。そのまま覇力を石内に注ぐ。青いその鉱石はすぐに赤黒い光を湛え、妖しい煌めきを反射させる。

 倒れた蒼牙の額に、石を近付ける天夜。石からは細く赤黒い光の線が放射され、その額に吸い込まれてゆく。アニムスを引き出すためには、石によって変質した覇力を対象に流さなければならない。


 その間、天夜は蒼牙の顔に不確かな何かを感じた。女子にも見紛うほどの綺麗な顔立ちの少年。肌は玉のように滑らかで輝いており、美しく儚げな面構えが映える。

 それとは裏腹に、16歳という若さでありながら、人格が破綻してしまったのは一体何故なのか。


 いや。そういう不安定な時期なのだろう、と天夜は胸中で首を横に振った。事情など人それぞれだ。感情の起伏が激しい多感な年頃に母親が殺され、ここまで強力な力まで持ってしまえば、心の在り方が歪んでしまっても無理もない。


 彼は執念のマグマを煮え滾らせ、憤怒していたのだ。水と炎が混じり合う彼の心には、言い知れぬ混沌が存在していた。人間だれしも、怒りで気が触れることくらいあるだろう。人間の精神とは、自己の認識以上に脆弱で、変化しやすい。

 天夜の中では同情や憐憫の情も湧いてきたのも事実だが、そんな感情とは少し違った。もっと大きな何かを抱いた天夜は、たった一言呟く。


「ごめんな」


 不意に零れたその言葉に、ギリウスと白亜の二人は、天夜と同じく言い表せない気持ちになる。


 形容し難い、もどかしい感覚。


 天夜の謝辞には、一体どんな意図が含まれていたのだろうか。憂いた表情の天夜の横顔に、白亜の目が思いがけず傾いた。


 最初は警戒していた。二組もの調律者が同じタイミングで同じ特務を課せられて、さらには同じ地に派遣されているという異例の事態に、政府直属の調律者であるかどうかすら怪しんだ。

 もしかすると匡冥獄に申請も登録もしていない“野良”の調律者なのかと。だが言葉を交わし、彼の行動や戦いを見ている限り、明確な調律者としての自覚と責任を持っている。昨日顔を合わせたばかりだと言うのに、天夜に対して白亜は信頼すら寄せていた。


 ――不思議な人ね。その力も心も。


 白亜が天夜に視線を注いでいると、しばらくしてアニムスが蒼牙の中からふわりと現れた。

 まるで女性のような細身だが、どうやら男のアニムスのようだ。落ち着いた空色のセーターを着ており、雰囲気は宿主である蒼牙と、何処か似ていた。


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