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期待に膨らむ新生活と不運の陰り

新緑の香る真新しい駅のホームに俺はいた。

新しい日々が始まる…それを感じさせるには十分な場所だった。

「へぇ~ここが都会かぁ~」

…おっと言わないでおこうと思ったワードがさそっくでてきたは、都会ぱねぇー。


とりあえずはっと、カバンから取り出したメモを見ながら目的地を探す。がなかなか見つからない。

「OK.想定ないさ。」

この程度でめげない不屈の闘志を抱きながら訳5時間。

予想以上に駅から近かったことに軽いショックを覚えていたがいまだ揺るぎないハイテンションを保ちながら目的地を見上げる。


…ボロいな。

ここが都会だということを綺麗にわすれさせてくれたそのボロ宿舎は俺のテンションを通常に戻すには十分だったが

「ねぇーそこの坊や」

不意に声をかけられ、その声の主を探す。

「えっと…何をしていやがるのでしょうか?」

俺は最近やっと覚えた標準言を得意げに話す

いや、褒められることじゃないのか

「平坂君だよねぇー

写真で見たより男前じゃん」

嬉しいことを言ってくれてはいるが、なぜハンドガンなんて物騒なものをクルクル回しながらの歓迎なのか。

ボロ宿舎になんかハンドガンを回した綺麗な女性。

年は…妙齢と言う言葉がこれ程似合う女性も珍しい、10代とも30代とも言えるか

と言っても珍しがるほど人を知らないのもまた事実。

なるほど、これが都会かとテンションが上がった後

残る疑問にきずいた俺はとりあえずいろいろ棚に上げて

「はいそうです。今日からお世話になります。」


俺は今日この都会でスルースキルを大成した。


その後、簡単な会話を済ませて自分の部屋に案内された。

狭いなどと言う言葉はこのさいおいといて部屋の後かたずけをしながら彼女(後ほど姉さんと命名。年齢?俺はまだ死にたくない)との会話を思い出していた。

家賃格安、宿舎には俺以外に引きこもりの人が一人、名前を言っていたがどうせ姉さんと呼ぶのでかんけいない妙齢の大家さん。

作業を一段落おえ、コンビニ弁当をつっきなが「タン、タンタン、キン、カン」ら今日までの日々を反芻する(なんか変な音が聞こえたけど気にしない)



俺の名前は平坂 魔月 (ひらさか まがつ な)

漁業で生計を立てる小さな孤島。

昔は人がたくさんいたらしいく、その名残か学校はやたら多いのだがそのせいもあって2週間前に卒業した中学校の全生徒合わせて10人しかいないというヒドイありさま。

そんな田舎者の俺が都会の学校に通えるのも家族がいない身軽さと日頃の努力の賜物だら

ろうか。


子供の頃、親を事故で無くした俺を支えてくれた島のみんなには感謝してもしきれないが恩返しをするのは今ではない。

無くした青春を全力で取り戻すために俺はこの都会に来た。


明日から通うことになった陥坂高校に期待を膨らませながら布団に入る。

慣れない環境に寝不足になる予定だったが一日歩き回ったのとこの田舎じみた畳のお陰で眠気はすぐにやって来た。

いい夢が見られそうだとほくそえんだ所で意識を手離す。


………最悪な夢を見た

「なぜ⁈なぜこのタイミングで…こんな夢を」

そとはうっすら光が指す程度の明るさ5時30分ジャスト。

±10秒かな。

そんなことが分かる自分にため息をつきながら冷静に今しがた見た悪夢を思い出す。


あれは忘れもしない10年前のこと。

親が事故して3年ぐらいたった6歳の春。

島の人には不幸だったなと、いろいろ助けてもらえたが甘え続けるわけにもいかず、一人でくらし始めたころ。

過疎化がすすむ中_「彼女」はやってきた。

ちょうど親がいない寂しい一人ぐらしになれた6歳の春。

彼女は俺にとって異色の存在だった。

俺たちは町内の唯一の子供だったからか性別関係なく、とても親しくなった。

と、思う。(この時記憶は遠い過去過ぎてあまり覚えていないが)


彼女との関係に異変を感じたのは恐らく中学の1

年生だった頃。


数少ないクラスメートに彼女との関係でからかわれてしまった時があった

俺はみんなからからかわれるのがいやでしかとすることにした(だってしかたないだろ?)


彼女が俺のしかとにきがづいた30秒後俺の視界はブラックアウト。

意識を取り戻した俺の前にはどこまでも暗闇が広がりそうな黒髪の美少女。

その彼女「京井 港子」の目は輝きを忘れ漆黒の髪と同じ色をしている。

いつも俺の世話をしてくれる大和撫子がーーーそこにいた。

俺が状況を理解出来ないまま彼女の口が動く

「ねぇ。

なんで私の話しを無視するの?

ねぇ。なんで?」

静かに語りかけてはいるが言葉の端に黒い感情が見え隠れしている。

そして、ここが自分の知らない場所で、彼女が何故怒っているのかも分かった。


しかし、日頃の彼女とはまるで思えない威圧感と何時の間にかいる謎の知らない部屋に戸惑い何も言えないでいると、かのすはまた口を開いた

「あぁ~分かった。

あいつ等が悪いんだぁ。

虫けらで存在価値なんて無いくせに人の邪魔なんてするのね。」


なんか勝手に結論付られてるよ。

それとあいつ等はこの島にとっては大切な宝だから。

俺の心のツッコミは当然届くはずも無く


「大丈夫だよ♪

マー君をイジメる奴は私がなんとかしてあげるから。

私はマー君の為ならなんだってできるんだから。」

輝きを取り戻したその子、きゃー、言っちゃたー。

と顔を抑えて部屋を飛び出して行った。


やっと緊張から開放された俺はって

「あれ⁇」

ガチャ、ガチャ

開放されていない俺は自分では無くあいつ等に対して一抹の不安を拭い去ることができなかったのをよく覚えている。


結果だけ説明しよう。

クラスの人数が14人→10人になった。

全校生徒で10人という異例の自体は序の口だったのだろう。

あの時の俺はいまだ彼女…港子を信じていた。

男子生徒が4人消えた静かな教室はさらなる悲劇を呼ぶことになろうとは…な。


要約するとこんな過去を思い出す夢。

「幸先悪いな」と苦笑してみるが不安は消えない。


宿舎共同の洗面所で顔を洗い気分を切り替える。

最悪の展開を考える脳に喝を入れる。

「心機一転、さすがにその可能性はない

、うん」


今日は4月8日

俺の人生の最大転機

新しい生活の始まりを祝う鳥たちのさえずりを聴きながら身だしなみを整える俺は何故か湧き上がる不安を拭い去ることを出来ずにいた…。









初投稿です。

文章力が決定的に欠けていますが、全力で書いていきますのでよろしくお願いいたします。

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