表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
砕かれた幻想の霧の向こうの切嗣  作者: Lyneetra Works
6/10

Episode 6 : 教室

2B教室は賑やかでありながら、静寂に包まれていた。

椅子がぶつかる音、ページをめくる音、友人同士がひそひそと話す音。

どれも日常の音だった。


「セルヴァラ・アンティエルサです。セルヴァは元気です。転校のため、3年前から別の街に住んでいます。よろしくお願いします。」


自己紹介は短く、自然なものだった。


小さな反応のざわめきが教室中に広がった。

好奇心。それだけだ。


担任教師は窓際の席を指差した。


セルヴァは静かにそこへ向かった。


座ろうとしたその時、

突然、誰かの視線を感じた。


彼の名前はケイルだった。


彼は黒髪で、無表情な目をしていた。


じっと見つめているのではなく、ただ「見ている」だけだった。

判断するのではなく、観察しているのだ。


セルヴァはケールと少しだけ目を合わせたが、

視線を逸らすことなく、すぐにノートに戻った。


特に意味はなかった。


それでも、忘れられないものだった。


授業が始まった。


教科書がめくられ、黒板に新たな文字が浮かび上がる。


隣の席から、ヴィオナがささやく。


「休み時間に一緒に行きましょう。美味しいパンはまだ売り切れていないはずですよ!」


「わかった。」


それだけで十分だった。


物語は静かに、一歩一歩と進んでいく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ