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繰り返す夢

小さなアラームが

耳元で、ひとしずくの朝を落とした


君の携帯から

設定されていないはずの音


僕はコーヒーを淹れる

君の寝息、

いやクラシック音楽と共に、

ゆっくり、ゆっくりと口に運ぶ


揺すっても、叩いても

曖昧な生返事

毛布に潜る君


僕は隣に寝転び

眠くもないのに

君の髪を撫でて

眠気を受け取った


白いカーテンを通して

夕日が君の頬を染める

オレンジがかった紅の光


それは、

言葉では届かない美しさだった

文学の儚さを

初めて悔しく思った


夢の中、

彷徨いながら歯軋りをし、

君はゆっくり

瞼を開いた


約束した全てを叶えよう。


膨大な時が流れても忘れないように

ずっとそばで笑い合おう


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