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赤方偏移の彼方の鯨

(--- ---- --  -----)

燃え尽きた恒星が

シュヴァルツシルト半径を超えて己を呑み込み


漆黒の穴である

星の鯨に成り果てる


(- -*- -)

鯨の口に落ちるものは

事象の地平線に踏み止まったまま

永久に落ち続ける


落ちたものは次第に赤くなり

そして暗くなって口の中に消える


( -**- -------- -*-/- --)

銀河をまとい 星の海を彷徨う鯨達は

時々ぶつかり合い 喰らい合う

星々の悲鳴を撒き散らしながら(&&$#---*//#%$&&--*/)

互いをすり潰しあって融合し

更に大きな鯨になる


(-/-/--  ---- - )

そうして成長した末

果てしない時の果てに蒸発する巨大な鯨


そしてまた

巨星の崩壊と共に生まれる小さな鯨


(-*^- -------- -//-)

そうした鯨達を 見る事は出来ない

それは数字の上や

重力の歪みや

電波の叫びなどから

微かに浮かび上がってくる影でしかない


(-*/-----* --%%%$#--)

それでも 赤方偏移の彼方の鯨は 確かに存在する


目に写らなくても

数式に否定されても

星々を呑み続ける

星の鯨達の歌声は響き続ける

(--- ---- --  -----)

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