おまけ 僕と命名
「そうだ、フィーたん。
最後に君の『エクシードスキル』の名前をどうするか聞いておこうか」
「えっ!?
『エクシードスキル』の名前って自分で決めていいんですか!?」
「ああ、特に本人からの希望がなければ我々で名付けるが、基本的に自由に名付けてくれて構わないぞ。
まあ分かりやすい名前の方が好まれるかな」
「へぇ……どうしようかなぁ……
う~~ん………」
「はいはーい!ボク考えました!!
【ザ・フォース・オブ・オニキス】
なんてどうかな!!」
「では僭越ながらわたくしから提案を。
【ガーデン・ガード・スピリット】
というのはいかがでしょう」
「……………………………………」
「……………………………………」
「この『力』はボクが由来だろおおおおおおお!!
なに関係ない自分の名前ねじ込んでんだキュらあああああああああ!!」
「フィルがわたくしを守ろうとして発現した『力』ですことよ!!
これ以上相応しい名前は無いでしょおおおおおおおおおおおおお!!!」
「いやあのちょっとぉーー!?
なんか勝手に話進めないでくれませんかおふたりさんんんんんんんん!!」
「ふむ、どうも決まりそうにないな。
フィーたんの意志で調理器具が生まれる……
どこでも調理が開始できる………
うん、【フィルズ・キッチン】でいいだろう」
「「「えっ」」」
決定。