表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

1/217

僕と君との再会

 


 その場にいる誰もが必死の形相で『それ』を見つめていた。



「フィルーーーーー!!!!」


 場違いなほどに明るく、喜びに満ちた声が『それ』から発せられる。

『それ』は漆黒の身体を持つものであった。

 人間の女の形をしているように見えるが、その身体は粘液で形成されており、足首から先は黒い水たまりと一体化している。


 その姿は紛れもなく異形。

 人類の天敵。

 すなわち魔物であった。


「ボクね、ボクねーーーー!!!」


 その異形が、一人の少年に向かって叫ぶ。

 とても嬉しそうに、万感の思いを込めているかのように、とても大きな声で―――


「魔王になったよーーーーーーーーーー!!!!!」


 少年は呟いた。


「………マぁジで?」


お読みいただきありがとうございます。

宜しければブックマークやリアクション、⭐︎での評価をしていただけると励みになります。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 拝読に参りました!! 宜しくお願いします〜♪ あ、あら。いきなり魔王様になつかれてしまう出だしでしたか。 嬉しい反面困るような?そんな感じですね。 どうしてこうなったー?と興味がわきまし…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ