10年前に俺を捨てた元許嫁が義妹になった~同部屋で暮らせと言われたので追い出す為に考え得る限り最悪の義兄妹ラブコメを始めます~
『あなたみたいなブサイクわたしはしらない。どっかいってよ』
──そう言うと同時にゆきは二人の誓いの指輪を俺の顔面へと投げ付けた。
※
「……久々に見たなあの夢……」
俺──成瀬誠也──が目を覚ますと同時に消えて行ったのは、懐かしい10年も前に浴びせられた言葉とまだ幼い一つ下の彼女の姿。
ずっと心の奥底にトラウマとして残っているその言葉は俺の元許嫁が発したものだ。
毎日一緒に遊んで、家族ぐるみの付き合いだった。
許嫁と言っても、酒の勢いで親同士が2人を結婚させようと言っただけだったが、当時の俺はそれが純粋に嬉しかった。
大好きだったんだ。彼女の事が。
それなのに──
「……はぁ、いい加減忘れろよな。いや……無理か……?」
俺はポリポリと頭をかきながらベッドから降りた。
リビングに向かいながら朝食の匂いで目を覚ます。
そしてその道中、また10年前の事を回想してしまう。
まだ小学生に上がる前、穢れを知らない幼い俺が大好きだった相手にある日突然聞かされた暴言。
あの言葉を発した後、彼女は俺の前から姿を消した。
意味が分からなかった。
将来大人になってもずっと一緒に居ると思ってた相手が急に居なくなったんだからな。
俺の心にトラウマとも呼ぶべき言葉を残して。
親から聞いた話だと彼女の両親が離婚して、母親の方に付いて行くからもう会えないとの事だった。
だったらそうだと言ってくれたら良かったのにな。
どうしてあんなきつい言葉を残したのか……
普通に別れてくれてたら、俺は大好きだった彼女を恨まずにいれたのに……
だがまぁ俺ももう高校2年生だ。
そんな昔の知り合いとの思い出なんかずっと心の奥に封じ込めていた。
2年に入って新しく好きな人が出来るくらいには。
だからあんな昔の夢を見たからって特段意味はないんだ。
……これが昨日までだったらな。
そう、現在リビングについた俺の目の前には可愛らしいフリルの付いたエプロンに身を包んだ、10年前に俺を捨てた元許嫁が目の前に立っているのだから──
「……おはよう」
「ん……おはよう」
ぶっきらぼうに挨拶をしてやると、キッチンで朝食の準備をしながら、俺に目をくれること無く口だけで返して来る元許嫁。
黒く美しいロングの髪が料理につかないようにハーフアップに纏めた、見ているだけで心臓の鼓動が聞こえて来る程綺麗な彼女。
彼女の名前は成瀬結希。
俺の知る昔の彼女とは違い、体つきは思春期のそれを迎えており、ハッキリ言って超エロい。
おっとそれはどうでも良いか。
ともかく、昨日から俺の義妹となった女の子だ。
本当……どうしてこんな事に……
「突っ立ってないで早く食べたら?冷めるじゃない」
「……分かってるよ」
なんてつっけんどんなやり取りなんだ……
そう思いながらも、俺は親父と継母である昭子さんが座るテーブルに向かった。
「おはよう誠也君!いやぁ大きくなったあなたとまた食卓を囲めて幸せだわぁ~」
「……おはよ昭子さん。俺は昨日の今日で現実が追い付いてないよ……」
「だって修さんが内緒にしとこうって言うものだから~」
「……親父……」
俺が隣に座る親父を睨むと、コーヒーをすすりながらニヤニヤと嫌な笑みを向けてきた。
「ほら、お前ゆきちゃんの事好きだっただろ?喜ぶかなーと思ってな!」
「だからっていきなり『今日から家族が増えるから!!』はねーだろ!?それに連れて来たのが昭子さん達って……母さんと別れてから何があったんだよ……」
「俺がずっと昭子さんと不倫関係だったって言ったらどう思う?」
「最悪だよ。死ねよ」
「冗談だ。ガッハッハ」
このクソ親父め……どこまで冗談か分からんぞ……
だが3年前に両親が離婚すると聞いた時もいきなりだったし、もうこのバカに振り回されるのも慣れっこと言えば慣れっこだ。
しかしさすがに昭子さん達が来たのには驚いた。
10年前、ご近所さんだった頃から俺にとって第二の母親みたいな人だったしな。
それに結希は俺にとって──いや、今はそんな想いはない。
なんなら恨んですらいた相手だ。
俺はこいつが投げた指輪のせいで大怪我をして、今でも額に傷痕が残っている。
避けた拍子にぶつけたレンガの痛みは今でもよく覚えてるよ。
それだけじゃない。
まだ幼かった俺にとって初恋の相手に言われたあの"ブサイク"はマジ効いた。
もう一度会う事があれば絶対イケメンになって見返してやると意気込んだものだよ。
まぁ実際そうなれたかは分からんが、人前に出て恥ずかしくないくらいには自分を磨いた筈だ。
そう、だから俺は結希の事なんか──
「……それに別に結希の事なんか好きじゃねぇよ」
俺が用意されていた食パンをかじると同時に、二人が口を揃えた。
『あ』
「ん?」
何故か親父と昭子さんが後ろを指差す。
そして俺がその反応に首をかしげた時だった。
「私の事が何?ごめんなさい聞こえなかったわ」
「ひょえっ……!?」
恐ろしく冷たい空気を纏った元許嫁が自分の分の朝食を持って、俺の背後に立っていた。
「何固まってるのお義兄様?」
「い、いや……別に……」
「そう。なら早く食べ切りなさい。好きでもない相手の用意したご飯に感謝を込めて」
「……聞こえてたんかい」
昨日再開を果たしてからというもの、俺達はずっとこんなギスギスしたやり取りばかりしている。
はぁ……昔はこんなんじゃなかったのになぁ……
昔はもっと天真爛漫で可愛らしい女の子だった。
今の結希は何というか……そう氷のような女だよ。
俺達のそんな冷えきったやり取りを見た両親が心配そうに声を掛けてきた。
「なんだ二人とも。せっかく運命の再会を果たしたというのに喧嘩中かい?」
「修さん、二人はもう思春期なのよ?久しぶりすぎて距離感が分からないだけよ」
「ふむぅ……一度は結婚まで見据えた二人なのに」
「そんな話もしたわねぇ!おほほ今でも法律的には可能だけど……したい?」
「しないよ!!」
俺が段々とヒートアップし始めた二人にツッコむと、結希はすっと立ち上がって食器をシンクへと運ぶ。
え、もう食い終わったの?
「二人ともあまりふざけちゃ駄目よ。私達はもう許嫁じゃないの。それに彼は私の事を嫌いみたいだし」
結希はチラリと俺に視線を寄越した後、不機嫌そうにそう言い捨てた。
……んだよ……別に嫌いとまでは言ってねぇだろ……
「……そっちがつんけんしてるからこんな態度なんだろーが」
「はい??何か仰った???」
シンクにガシャン、と食器を置いた結希は眉間にシワを寄せて俺を睨む。
「~~~っ……」
「むーーー……」
おかげで俺まで結希にきつい視線を向けてしまう。
だがここであることに気付く。
──結希がうちに来て初めて目線が合った。
相変わらず綺麗な瞳だなぁ……
顔だって本当に美しくな──
「二人とも……そんな睨み合って……ごめんなさいね……私達が一度二人を引き裂いたせいで……」
「昭子さん……僕が悪いんだ。きちんと事情を説明してればこんな事には……」
「そんな……元はと言えば私が幼い二人を……」
いつの間にか親父と昭子さんがお互いに庇い合っている。
何だか大仰なやり取りにも見えたが……
けれどしまったな……いくら何でもここまで子供同士の仲が悪いと二人に迷惑を掛けてしまう。
いや別に親父にはいくらでも迷惑を掛けても良いんだが。
恐らくは結希も同じような気持ちを抱いたのか、気まずそうに俺から視線を外した。
『……』
重い……
どんよりとした空気が成瀬家を包んでいる……
はぁ……実際さっき親父が言った通り、あんなどっきりみたいな事して事情を説明しないから悪いんだ。
結希はどうだったのか知らないけど、少なくとも俺が出会って早々結希に「俺を捨てた奴が義妹……?」なんて言う事は無かっただろう。
ん?もしかして結希の態度が冷たいのってそれが原因か?
いやそんな訳ねぇか。だって結希が俺に暴言吐いて捨てたのは事実だし。
怒れるような立場にはないだろう。
沈み切った成瀬家の食卓。
だが、うちの親父はそんな空気を打ち破るべく立ち上がった。
「よし!!良いこと思い付いた!!」
「修さん……?」
親父は俺と結希を指差すと同時にどや顔で言い放つ。
「二人とも今日から同部屋な!!」
『は、はい……!?』
こいつ今なんて言った!?
同部屋!?はぁ!?結希と!?
親父はどこからか取り出した工具を持って俺達に厳しい表情を作った。
「今からベッドや机を誠也の部屋へ持って行く!!良いかね?昭子さんを悲しませない為にも二人には強制的に仲良くなって貰う!!仲良くなったと判断したら戻してあげるから頼むよ??」
『えぇ!?』
「修さん、それは良い案だわ!!」
「だろうだろう!!」
い、イカれてんのかこの夫婦……!?
思春期の男女を同じ部屋で暮らさせて良いと思ってんのか!?
「お、おいいくらなんでも冗談だよな……!?」
「いや大マジだが」
「ぐっ……しょ、昭子さんも困るよな!?何か間違いがあったらって──」
「いえ別に構わないわよ?」
「何でだよ!?」
昭子さんは頬に手を添えて乙女のようにうっとりした顔をしている。
「幼い頃将来を誓い合った二人が義兄妹として運命の再会を果たし共に暮らす……良いじゃない!これぞラブコメよね!!」
駄目だこの人……もう手遅れだ……!
結希と四六時中一緒に居るなんて無理だぞ!
只でさえ俺はこいつに良い感情を持っていない。
聞きたい事や話したい事はいくらでもあるが、こんな冷たい女に成長した奴と同部屋なんて、考えただけでもストレスがヤバい!!
結希だって俺と同じ気持ちだろう。
仕方ない、俺達共通の敵が出来たこの瞬間だけは援護射撃をしてくれるはず!!
「ゆ、結希!お前も嫌だよな!?親父達を止めてく──」
「……」
「……結希……?」
結希は何故か顎に手を当てて固まっている。
まるで高速で何かを思考でもしているかのようだ。
俺が固まっている結希の顔を眺めていると、親父がそそくさとリビングを後にしてしまった。
「それじゃそういう事で~!!」
「あ、待てクソ親父!!」
「ガッハッハ!手遅れじゃバカ息子!!」
逃げるように親父は2階へと消えて行った。
……嘘だろ……マジで結希と一緒に暮らすのか……?
俺が愕然としていると、昭子さんがクスクスと笑い出した。
「フフフ。やっぱり修さんと再婚して良かったわ。凄く楽しい、幸せだわ」
「……俺達が不幸になってるの、気付いてる……?」
「本当に不幸だと思うなら修さんもあんな事言い出さないわよ。ね、結希?」
昭子さんが視線を向けると、結希は思考の世界から舞い戻って来たのか黒い髪を靡かせて2階へと足を向けた。
「良いわけないでしょう全く。私お義父さんの様子見てくるわ。それとね母さん」
「なぁに?」
結希は去り際に俺に冷たい目で睨んだ。
「その人と仲良くなるなんてあり得ないわ。私の事を嫌いみたいだし」
「なっ……」
「あらあら」
結希の姿が消えると同時に昭子さんが俺に問い掛ける。
「誠也君も大変ねぇ~」
「分かってるなら何とかしてよ……」
「仲良くなれば良いだけじゃない。昔みたいにね」
「……昔、か……」
俺は最早忘れかけているあの頃を思い出す。
浮かんで来るのは、やんちゃな結希の後ろを追い掛ける懐かしい光景だ。
「……俺も親父の様子見てくるよ。さっさと仲良くなって平穏を取り戻したいし」
「出来ると良いわねぇ~♡」
「やるしかないだろ……」
「あ、そうそう」
「ん?」
昭子さんは俺にニヤリと笑みを浮かべる。
「子供が出来ちゃうような事をするなら避妊はしてね??」
「するか!?」
はぁ……さっさと部屋から追い出す方法考えねーと……
あの女と仲良くなる……本当どうしたら良いんだろうな……
いや、別に仲良くなる必要はないか?
要は親父達に表面上良い感じだって伝われば良いんだ。
俺は2階へ上がりながら思考を巡らせる。
「……これしかないか……」
そうして思い付いたのは考え得る限り最悪の案だった。
※
「あら、もう出来てる……お義父さん本気出し過ぎでしょう……」
私が2階に着く頃にはもうお義父さんの姿は無かった。
彼の部屋を開けるとそこにはもう既に私のベッドや机、更には簡単な仕切りが出来ていた。
何だかんだ一応思春期の男女を気遣っているのね。
やれやれ全く──
「要らないわ」
──私は上から吊られていたカーテンをベリベリっと剥がした。
お義父さんったら余計な事してくれちゃって。
こんなのあったら彼との──誠也君との蜜月を育めないじゃない。
ようやく……ようやくまた会えて、更には一緒に暮らせるようになったんだから……!!
「……フフフ……」
これからの事を考えたら自然と頬が綻んでしまう。
だって……だって……
だって私は誠也君が大好きなんだもんーーーーー!!!
10年前に離れ離れになってから誠也君凄くカッコ良くなっちゃってさぁー。
どんだけ私を惚れ直させたら気が済むのーーー!!
……ふぅ。ちょっと落ち着こう。
気が付いたら誠也君のベッドの上で暴れちゃってたわ。
「あ……誠也君の匂い……」
昔から変わらない良い匂い。
同じように私の恋心だって変わってない。
だからこそ、再会して開口一番「俺を捨てた奴が義妹……?」とか言ってきたのには腹が立った。
俺を捨てたって何!?
あの別れ際、誠也君が先に「わたしがいなくなったら?ゆきちゃんどっかいくの?いってらっしゃーい」とか言うから、幼い私はつい怒っちゃっただけなのに……!
まぁ本人はそんな事忘れてるんだろうなぁ……
そう言えば誠也君あの後凄い勢いで転けてたような……?
ともかく、私は母さんが再婚すると聞いてからというもの毎日が薔薇色だった。
あの誠也君と同じ家で暮らせるなんて楽しみでしかなかったもん。
まさか同じ部屋で暮らせるとは思ってなかったけど。
ただこの同部屋も誠也君と喧嘩をしていると両親が思ってくれたから用意されたものだ。
つまり、この先私が取るべき選択肢は──
「げ……マジで俺の部屋が半分奪われてる……」
「! 来たのね」
私は大慌てでベッドから飛び起きた。
危ない……み、見られてなかったかしら……?
遅れてやって来た誠也君は自分の部屋を見てげんなりしている。
……そこまで広くない部屋を半分陣取ってしまったのは少し申し訳ない。
ただそれを悟られる訳にはいかない。
「本当に嫌なら言えば戻してくれるんじゃない?」
そんな事されたら困るんだけどね。
と言うか泣く。
「いやそれはないな。親父、あぁ見えて頑固なんだ。ここまで手の込んだ事したんだし仲良くならなきゃ戻してくれんぞ」
「……そうだったわね」
誠也パパ──お義父さんって本当変な人だったものね。
ただそれならそれで好都合。
そう、つまり私達が仲良くならない限りずっとここに居られる。
本当は昔みたいに大好きって言いながらくっついてたいけど、背に腹はかえられない。
「フフ……長い付き合いになりそうね」
「勘弁してくれ……結希、ちょっと提案があるんだ。お前もこのままじゃ困るだろ?」
あぁ誠也君声低くなったなぁ。顔も凛々しくなって超好き──じゃなかった。
「? 提案ですって……?」
誠也君は自分のベッドに向かい、ごそごそと下の方を探る。
すると取り出したのは小さな袋に入った何かで
、彼はそれを私に投げて来た。
「これは……?」
「開けてみろよ」
「う、うん」
私が緩めに結ばれた袋の先をほどくと、中から出て来たのは子供サイズの指輪。
投げ捨ててしまってずっと後悔していたあの指輪だ。
「! 誠也君これって……!」
ずっと……ずっと持っていてくれたの……?
誠也君は自分用の指輪も取り出して、それに銀色のチェーンを通した。
私の袋の中にもチェーンが入っており、誠也君は顔をひきつらせながら笑った。
「ゆ、結希……こ、これからはお揃いのアクセサリーをずっと着けていよう。学校でも家でも俺達がいつだって仲が良いんだって証明するんだ。そして──」
誠也君が自分の首に指輪を提げると、私に人差し指を向ける。
続く彼の言葉は、私からすれば考え得る限り最悪の提案だった。
「こ、これから俺達は偽りの恋人になろう。そこまですりゃ親父達も納得するだろ……」
「……」
……何それ。意味わかんない。
偽りの恋人?誠也君はそこまでして私をこの部屋から追い出したいの……?
本当に私の事嫌いになっちゃったの……?
そう……ならこっちにだって考えがあるわ。
そもそもそんな提案には乗るつもりはない。
だけどこの指輪のネックレスだけは着けてあげる。外せって言ったって外してなんてあげないんだから。
私は首にチェーンを掛けながら誠也君に近付いた。
「……そんなに私と一緒に居たくない?」
「ゆ、結希だってこんな狭い所で俺なんかと居るのは嫌だろ……?」
「……そうね、誠也君の中の私はそうなのかもね」
「……? ど、どういう意味──」
誠也君の言葉を遮るように私は彼の耳元に唇を寄せた。
「──知りたいなら昔みたいに私に愛を囁いて」
「……!?」
テレビでよくみる女優さん達の真似をして妖艶に呟いた。
びくっと震えた所を見る限り成功かな?
良し、続けてやろう。
これは私を怒らせた罰。そして──
「私はあなたなんかとは絶対仲良くなんてしてあげない。偽りの恋人なんてごめんだわ。だって私は──」
私は誠也君には協力しない。
だから私と仲が良い所を見せたいなら一方的に私に愛を伝えるしかないわよ。
それをちゃんと体に教えてやろう。
私は止めに彼の耳を甘噛みしながら言った。
「──誠也君のたった一人の許嫁だもの」
「へ……!?」
ベッドから離れると、顔を真っ赤にした誠也君がこちらを見つめている。
フフ……本当可愛いんだから。
私は自分のベッドに向かいながら爆音を掻き立てている心臓の鼓動を抑える。
決して朱に染まった頬がバレないように。
無事ベッドに潜り込み、布団を頭まで被った後にそっと誠也君を覗く。
「……これからよろしくねお義兄様♡」
「……悪夢だ……」
悪夢ですって?失礼な。
まだまだこんなの序の口よ?
そう、あなたにとってまだまだこれからなの。
──最悪のラブコメはね♡
お読み下さりありがとうございます!
もし良ければ、
【「あんたもう用済みw」と彼女にフラれてる所を生配信したら翌日から悲劇のヒロインになった。】
という作品も連載中ですのでこちらも併せてお楽しみ頂ければ幸いです!
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