17/29
(三)
立木君の家まで来て彼と合流した。そして近所の公園で話をすることになった。
「ねえ、加奈江を見たって本当?」
夕暮れの中、ブランコにそれぞれ腰掛けながら、私は噂について聞いた。
「ああ。先月だったかな。気になって後をつけたんだ。そうしたらラブホテルに二人で入って行った」
「それ本当に加奈江だったの?」
「間違いないよ。うちの制服だったし。見間違えるわけないじゃん」
「それでどうして加奈江だってわかったのよ。人違いってこともあるでしょ」
(続く)
立木君の家まで来て彼と合流した。そして近所の公園で話をすることになった。
「ねえ、加奈江を見たって本当?」
夕暮れの中、ブランコにそれぞれ腰掛けながら、私は噂について聞いた。
「ああ。先月だったかな。気になって後をつけたんだ。そうしたらラブホテルに二人で入って行った」
「それ本当に加奈江だったの?」
「間違いないよ。うちの制服だったし。見間違えるわけないじゃん」
「それでどうして加奈江だってわかったのよ。人違いってこともあるでしょ」
(続く)
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。