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異世界の飼育員さん  作者: たぺたむ
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プロローグ

夜の21時ごろ、俺は水槽を眺めている。

ガラスの向こう側には弱ったモンガラハギという魚が泳いでいた。


「ダメかと思ったけど、山場は越えたかなぁ」


この魚は病気に罹ってしまっていて

他の魚と隔離して看病していたのだ。

回復して本当によかった。


あ、申し遅れました。

自分水族館で飼育員をしている〈三河 司〉っていいます。


今年で5年目で担当動物が増えて

忙しい日々を過ごしてます。

年齢もいったほうがいいのかな?

25です。


仕事が終わってからずっと観察をしていたので

まだ晩御飯を食べれていない。


流石にお腹が空いた。

近くに飲食店もコンビニもなく、

徒歩30分はかかってしまう。


車で行ってもいいのだけど

気分転換もかねて

コンビニまで歩いて行くことにした。


何もない山道を抜け

国道の交差点に差し掛かった時、

歩行者用の信号が青にもかかわらず

トラックが突っ込んで来ていた。


それだけなら怖いこともあるね

で終わらせれたのだが

今横断歩道に固まっている猫と

猫を守ろうと飛び出した少女がいるのだ。

少女も猫を抱え丸まってしまっている。


これはやばいでしょ

そう思った時には走り出していた。


少女と猫を抱え、反対側で唖然としていたおっさんにむけ

投げた。

おっさんが下敷きになり変な声出しているけど

女の子に潰されたんだ、恨まないでほしい。


猫が驚いた顔をしていたけど

猫もそんな顔できるんだね。


さて、助けたのはいいものの

このままでは死んでしまう。


俺は咄嗟にうつ伏せに倒れた。

トラックが真上を通過する。


そしてトラックは街灯にぶつかり、建物に突っ込んだ形でとまった。



ってこれ少女も助かってたんじゃないかな?

まぁたらればの話なので

助けれてよかったってことにしておこう。



ギィィー



暴走トラックって異世界に転生するって聞いたんだけど

本当なのかな?


ギィィーーーッ



もしそうだとしたら惜しいことをしたのかもしれないね。


なんて事を考えていたら周りが騒がしい。

影が刺したので上を向いてみると

街灯が倒れこんで来ていた。


いやぁー!?

横に飛び付きなんとか避けることは出来た。


た、助かったー。

こうゆうことは続くんだね。

びっくりだよ。


次の瞬間目の前が真っ白に輝き、そして真っ暗になった。

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