それはまるで
「でねでね、」
「まった、ストップだ」
人が気持ちよくしゃべっていたら制止の声がかけられた。
その声の主は私の友人の一人だ。
彼はよく私の話を聞いてくれる。いつもはこんな風に止めない。
何だろう、と思って彼の次の言葉を待つ。
「何を言っているのかさっぱりわからん」
「え、?」
どこが?という顔をしてみる。
ついでに考えてみる。今私は何を話していたっけ?
たしか、そう。
プログラミング言語がいっぱいあるって話をしてたんだった。
それについて沢山しゃべった気がする。
「プログラミングするならさ、やっぱり根本的にCがいい」
「だーかーらー、CとかプラスだとかDだとか言われてもわからないんだって」
ふむふむなるほど?
もっと分かりやすい言語に変えろ、と言っているのかな?
それにしたってC言語は教育としてやるものだと思ってたけどなぁ。
「やっぱり、javaの方がいい?それともpython?あ、Rもあるんだっけ?」
「・・・・・・・・(はぁ)」
「なによー」
私の言葉に対して呆れたようにため息を吐く彼。
その態度の意味が分からなくてつい非難の声をあげてしまった。
「おまえさ、」
新しいこと知って、言いたくなる子供かよ。
そう返してきた彼と、この後めちゃくちゃ喧嘩した。