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第漆話 mission!迫り来る敵を撃退せよ

まだ序盤

「イヅナ……準備はいい?」

「は、はい!」

ユズとイヅナ、二人は構えていた、すると直ぐに敵はやって来た。

「!!」

イヅナは反射的に自分を守るようにビルの形の塔を一つ召喚した、彼女の古代兵器の名前は「無線砲台(ムセンホウダイ)」障害物さえ無ければ何処にでもどんな形でも建物を建築するリモコン型兵器だ、立てられた建物は全て砲台として機能するため、攻撃する事が可能なのだ。

「イヅナ……いい盾」

ユズはそこに関心した、それはイヅナの古代兵器が攻撃と防御に使う事が出来るからだ、隠れ蓑に出来るからだ。

当然塔の向こうの敵は迷う

「あれ?

こんな場所にビルがあったか?」

リーダーっぽい男は言う

「そうっすね、普通ならなさそうっすよ?」

続いて二番目の男は言った、すると突如ビルから弾薬が飛んできた、その爆風で何人か吹き飛んだ。

「爆風……凄い、でもビルが……」

ユズは落ち着いていた、イヅナもビルが倒れる状況を想定していた為落ち着いていた、そしてビルは倒壊し、一気に自然を破壊した。

「うぐっ……

なんだこの威力」

敵の一人が立ち上がる、しかし……

「お兄さん……ごめんなさい」

ユズは腰の短刀、鯱式を抜き敵の男に勢いよく振り下ろして、攻撃した。

「なんだ……空振りか?

やっぱガキにゃあ人は殺せないよな?」

「イヅナ……次行こう?」

「え?あ!はい!」

「おいおい……無視すん……あぽっ?」

イヅナとユズに無視されたその男は一気に真っ二つになった。

その光景を見たイヅナは聞いた

「どうしてユズちゃんは躊躇わないんですか?」

「殺し屋はそういう物……ユズも覚悟を決めてる」

ユズの答えに納得のいかない表情を浮かべるイヅナがそこにいた。



次は東側の攻防を見るとしよう。

東側ではカズマが敵を待ち受けていた。

「よし、この奥だ、進め」

敵の一人が誰も居ないと思い先に進もうとしたその時、ナイフが飛んできた。

ナイフは喋っていた男Aの肩に突き刺さる

「ぐあっ!!」

それを見たカズマが木の上から飛び掛かり、同時に何本ものナイフを投げ付ける。

それは敵達にとっては突然過ぎる出来事だった。

「あばっ!?」

「ひんっ!」

「ぎゃああ!」

敵達一人一人の断末魔がこだまする。

あっという間に残るは最初の攻撃を受けた男だけになってしまった。

「やはり素人だったか……

それなりに経験があればあの程度かわせた……」

カズマは語った

「だが俺はどうかな?

元グリーンベレーだぜ?

さっきの不意打ち、あれはかわしきれなかったが今度はそうはいかん、お前を料理してやる」

敵の男は語る、だがカズマは動じず

「なら……試してみるか?

俺だって戦闘経験は豊富だ……」

お互いがナイフを構えてからの、にらみ合いになる、先に行動に出たのは元グリーンベレーの男だった

「うりゃ!」

男はナイフを突きに行くが

「踏み込みが甘い……と、ラセツなら言ってるだろうな」

カズマは男の腕を捉え、逆にその腕でナイフを突き立てた。

「うぐっ!?」

悶えた所でカズマは止めにナイフを突き立てた、そして男は息絶えた。

「さて……標的は全滅したか?」

カズマは少し息を殺すが、自分以外の息の音は何処にもなかった。


一方で南側だ。

南側は異様に敵の人数が多かった。

「おいおい、こりゃあ俺じゃ勝ち目無さそうに見えるぜ?」

ハルトはその人数差による雰囲気に圧倒されていた。

すると、敵の一人が喋り始めた。

「我々はあのお方に罪を許された者達、我々はその恩義に報いるべく、山田組を討伐する!

百対一だ!

俺の合図で我々は貴様を殺す!」

「百人もいんのか、こりゃあラセツの方に頼めば良かったって後悔するぜ?

俺は」

人数を聞いてもハルトは戦意を失わない、何故なら彼も古代兵器を持っているからだ。

「掛かれ!」

敵の一人のその掛け声で、一斉にハルトに襲いかかった、するとハルトは、自分の武器である槍を地面に突き刺しこう言った。

「目覚めな!コイツの中の龍!」

するとハルトの足元から青い魔方陣が現れ、凄まじいエネルギーが発生する!

「なっ!?

なんだこれは!?」

全てを制圧しかねない程のエネルギーに敵達は怯む。

するとハルトの後ろに、巨大な怪獣が現れ、ソイツは両腕で潰すように挟み、怪獣は炎に変わった。

「行くぜ?」

炎の中から鎧を着た男が現れた。

これがハルトの所持する古代兵器。

その名前は「竜乃爪(リュウノツメ)

普段は槍しか見えないが、呪文を唱える事で本来の姿である鎧を召喚する。

そのエネルギーは鎧を装備している者の肉体を強化する。

ハルトは槍で一気に突っ込んだ

「怯むな!

こちらは百人だ!

絶対勝てる!

掛かれ!」

敵の一人が士気を上げるが、竜乃爪を装備しているハルト、彼からは相等な威圧感を出していた。

敵が一斉に襲いかかったが一瞬の出来事だった

「破ァ!!」

彼等はハルトの掛け声と共に吹っ飛ばされて、木々に叩きつけられた。

たったこれだけで半分以上の人材が戦闘不能に陥っていた。

「さて?

次は誰が来るか?」

ハルトの声を聞いて、彼等は戦意を失い逃げようとするも……

「ハルト……後は任せて」

突然ユズが現れて、鯱式で敵達に無双した。

「さっすがユズちゃんだな!」

「ユズ……頑張った?」

「おう!」


一方で空からアジトに奇襲をかけようとする者がいた。

「(まさかこんな山奥に有るなんてね……

山田組のアジト、奴等に法の裁きを与えないと!)」

ヘリに乗るその女は、暗殺部隊のアジトの上空にいた、しかし彼女は気付いていなかった、見張り台からその気配に気付かれて居ることに。

「上空に怪しいヘリを発見……」

リオはその気配に察しており、ライフルだがライフルではない銃を構える。

その銃の名前は「光大筒(ヒカリオオヅツ)

これも古代兵器の一つだ。

この銃は、光と同じ速度でエネルギー弾を放つ武器だ。

貫通力は抜群だが一直線にしか飛ばないのが欠点と言えよう。

リオはゆっくり狙いを定めた。

「狙いよし……発射!」

そして躊躇いもなく引き金を引いた。

その弾丸は光と同じ速度で飛ぶ、それは、一瞬でヘリを貫いた。

「何!?」

ヘリの女は脱出を図ろうとしたが、それはリオの思うつぼだった。

脱出した彼女に、リオは標準を合わせて、撃ち抜いた。

声も悲鳴も無かった、あっという間に、女は絶命した。

「仕事終了、かな?」

リオはそのまま見張り台から降りていった。

「終わったかい?」

イスズがリオに話し掛ける

「終わったよ」

リオは答えた。

こうして彼等の任務は一先ず終った。

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