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第壱話 とある事故現場

この物語は、私がこれまでに見たアニメや小説、マンガなどからヒントを得て作ろうと決めた作品です。

それはとある事故現場……

そこに一人だけ生存者が居た……

彼の名は鬼流院 カズマ(キリュウイン_)……

彼はまだ幼かった……

この事故は……

彼の運命を決定付けた……

そう……

この事故の現場から助け出されたカズマは……

病院へ搬送され……

そこで、一人の男と出会う……

「君が、鬼流院 カズマ君だね?」

男は話す、その言葉の前にカズマは無口で頷いた。

「君の身に起きた事故は偶然ではない……

これは意図的に起こされた事件だ……」

男はどこか申し訳なさそうな表情でカズマに話す

「君の身に起きたその事故は……

今のこの国の陰謀だよ……

君の両親は奴等にとって邪魔者だと判断されてしまったからね……」

カズマは男の言葉の前で深いショックを受けていた、しかし彼は表情一つ変えていなかった。

そしてついに彼は口を開く。

「どうして、それを俺に?」

「それを話すにはだな……

まずは今のこの国の現状について話さないといけないな。」

男はカズマの問に答える為に、話を始めた。

「君は、この男を知っているか?」

まず彼は、一枚の写真を見せた、それを見たカズマは驚いていた、その男はこの国のトップなのだから、まだ幼かった彼もそいつの顔は知っていた。

「知っているようだね、だが、君はコイツのやっている事を知らない……

コイツは、増税や賄賂、挙げ句の果てに麻薬すらも許可する政策を作って、国を意のままにする独裁者だ……

コイツのせいでこの国は破滅寸前だ……

そして文句を言った奴と働かない奴はことごとくコイツの部下だと思われるヤツラに処分されている……

君の両親を事故に見せかけて殺したのも、コイツだ……」

この話を聞いたカズマは、怒りで、胸がいっぱいだった。

そして男は本題を話す

「さて、ここまでは今の現状を話したが……

これを聞いて君はどうしたい?」

男の問に対して、カズマは……

「……この国を変える、どんな手段を用いても!!」

「そうか……

少し予想外だったが、その答えを待っていた。

私と共に来てほしい、私には今、多くの人が必要だ……

革命を起こしてもう一度国会を開かせる為に……」

男はカズマの答えに返すように、自分の野望を明かした、そして、カズマはその言葉に頷き、彼の中の歯車は動き出す。

「ところで……お前、誰だ……?」

カズマは男に訪ねた、男はこう、答えた。

「私か?

私は山田 キョウイチだよ……」

カズマはその名前を聞いて、動揺した。

山田 キョウイチという男の素性を、何処かのニュースで知っていた、そいつは、国内指定暴力団山田組の組長だという事を知っていたのだから。

しかしさっきのキョウイチの話を聞いたカズマは、山田組の目的を理解した、腐りきった国を変えるには、社会の理念に反する勢力を作って、反逆する事が、近道だと。

カズマは、キョウイチにこう、聞いた。

「山田さん、暴力団組長のあんたが、どうしてこの病院に入れた?」

「それはこの病院自体が我々山田組の傘下にある……

上手く手を回してこの病院に君を入院させるのは苦労したよ……

しかし、安心したまえ、この病院は至って普通の病院だ、ブラック企業のような事はしていない。

医者もきちんと免許を持っている者を雇っている……

それと……私の組であの事故現場を調べた時、君の母親がこれを持っていた……」

キョウイチは写真の額縁が真っ白なペンダントを見せた。

「これを、どうしろと?」

カズマの言葉に対し

「これは君が持つべきだ……」

キョウイチはこう答えて、そのペンダントを渡した。

「これを、俺に?」

「ああ、そうだ……」

カズマはそのペンダントを身に着けた、すると、彼の頭に強い電流が流れた。

「っ!!」

電流は直ぐに止み、そのペンダントの額縁には、彼の両親が写った。

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