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深夜2時のコンビニで、透明人間の君と半分こした肉まんの味が忘れられない。

最新エピソード掲載日:2025/11/25
眠れない夜、ふらりと立ち寄った深夜2時のコンビニ。大学浪人中の僕は、そこで奇妙な現象に遭遇する。自動ドアが開いたのに誰もいない。しかし、肉まんのショーケースを凝視する「気配」だけが確かに漂っていた。

「ねえ、肉まん半分こしない?」

ふいに聞こえた声の主は、自称・透明人間の少女だった。彼女の姿は目に見えないけれど、手渡した肉まんが空中に浮かび、湯気だけがそこに誰かがいることを証明している。

それから毎晩、深夜2時に僕たちはコンビニのイートインスペースで待ち合わせをするようになった。他愛のない会話、半分こする肉まん、そして触れることのできない彼女の体温。孤独な僕の日常は、見えない彼女のおかげで少しずつ色づいていく。

しかし、彼女が透明になったのには、ある悲しい理由が隠されていた。やがて訪れる別れの朝、僕の手には温かい肉まんの感触と、決して消えない思い出だけが残る。

姿なき君と過ごした、ひと冬の温かくて切ない青春ファンタジー。
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