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第92話 開戦間近

ついにケーリンネガー王国とグランプロス帝国の連合国との戦争になってしまった。


「宣戦布告されたの何日だ?」


カルイ副司令官は伝令係の兵士に聞いた。


「ハッ! 4日前になります!」


兵士は答える。


「王都の様子はどうだった? 都民はどうしている?」


僕は連合国との戦争突入で、都民が動揺していないか心配だった。


「陛下より、『すでに、このような事になるとはわかっていた。すでに我が息子アレク王太子が戦闘の準備を終え、国境付近にて待機している。皆のもの安心するが良い! アレクが鬼畜ケーリンネガー王国、グランプロス帝国の連合国を必ずや討ち滅ぼしてくれるだろう! 我々には正義がある。国民よ、正義の執行者でもあるアレクに任せるのだ!』と、力強い演説をされ、王都は平静さを取り戻し、いつもと同じように生活を送っておりました」


兵士はそう言い、敬礼をしていた。


「ありがとう。急ぎの伝令ご苦労。疲れたであろう、ゆっくり休んでくれ」


僕は兵士を労うと


兵士は嬉しそうな顔で敬礼をし、部屋から出て行った。


「アレク様、敵のヤツらはいつ来るか分かりません。偵察を強化します」


「そうですね。では、副司令お願いします」


「ハッ!」


カルイ将軍は指示を出すため部屋から出て行った。


「4日前に宣戦布告かぁ、あちらは大軍での行軍だ多少の時間は掛かるが、宣戦布告前に動いていたら、そろそろこちらに着く頃だろう」


いつもの独り言を呟き、僕は兵士の士気を鼓舞するために前線視察に赴いた。一人ひとりに話し掛け、軍服とヘルメットには物理、魔法双方の防御魔法を付与してあることを伝えて、命は大事にし、待っている人の為に生き残れとも伝えた。俗に言う、いいひとアピールである。



――宣戦布告から二日後



敵が間近に迫っていると偵察部隊から連絡が入った。これで、戦闘に入ってもおかしくない状態となった。敵は僕らの予想通り、このラニバーレ平原を目指して進軍しているとの情報だった。


今後の動きもあるので、粒差な情報も見逃さないよう、偵察部隊に命令を出した。


兵士には開戦が間近に迫っていること、ケーリンネガー王国が、我がフロンガスター王国に対して、プロパガンダで我々を悪役にしようとしていること。それに対して我々は正義の名のもと、断固として戦うことを演説をした。




その結果……





立派なバーサーカー集団が爆誕!


いつも温厚で誰にも優しい兵士たちの目がヤベェことになってしまった。


決して、僕のせいじゃないと断言する。



ケーリンネガー軍が進軍を止め、休んでいるとの情報が入って来た。敵側にも我々がすでにラニバーレ平原に布陣していること情報が入ったのかも知れない。決戦に向けて疲れた兵士を休ませているのだろう。開戦は早くて明日。予想では明後日には開戦となるだろう。との意見でまとまった。


ケーリンネガー軍が休んでいるところを奇襲をかけようとの参謀からの意見具申もあったが、僕とカルイ副司令官は、今は出来る限りの兵の消耗を減らし、最終目的であるケーリンネガー王国、グランプロス帝国との攻城戦は苛烈極まる事が予想される為、その時まで兵力を温存しケーリンネガー王国、グランプロス帝国を滅ぼす方に力を入れようと話し参謀からの意見具申をやんわりと却下した。



――二日後



ついにケーリンネガー軍がこちらに向けて、進軍して来たとの情報が入って来た。


「全員、戦闘配備につけ!」


カルイ副司令官が号令を出すと、勇敢なる我が兵士は狂気のバーサーカー集団と化し、敵を迎え打つ準備が整った。


我が第1軍は、四人を一組として、その一組にはスナイドル銃を5挺と特別にスペンサー銃を一挺を渡している。スペンサー銃は僕が急遽制作した銃で、なんとレバー操作可能な低碪式(ていがんしき)となっており、7発の連続射撃が可能と言う幕末に使用させたガチモンのヤベェ小銃なのだ!


内訳として、一人が射手、一人は玉込め、一人が小銃の受け渡し、最後の一人がもっとも大事な魔法で熱した銃身を冷やす係なのだ。銃身を冷やす事によって戦闘中は撃ちっぱなしが出来る。 ――なんと素晴らしい!


射手の横には万が一の為に、長槍を一名つづと銃弾の補充係を配置をした。あとは、みんな大好きガトリング砲は間隔あけて配備をした。最後に後方には、みんなの一番推しでもある。アームストロング砲が控えている。


さあ、来い! ケーリンネガーのヤローども!

お読みいただき誠にありがとうございます。

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