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第49話 新たなる称号

メアリー嬢はCOOLに決めながら教室に入って来た。 クールビューティーと言う言葉はメアリー嬢の為にあるのだと確信させられるほど説得力のあるCOOLさだった。



――ビバ COOLビューティー!!



『コツ コツ コツ コツ』


ハイヒールでも履いているのではと勘違いしそうになる足音を響かせ、僕らのところまでやって来た。


「あなた達。またアレク様に迷惑掛けて無いでしょうね」


メアリー嬢はヒロイン達を睨みつつ、言い放った。なんか母上に怒られているようで恐い……


「メ、メアリーさん。私達はアレク様に迷惑何て掛けて無いわ。バーベキュー時の衣装について話してたの。みんさんそうですわよね?」


ルナール嬢はメアリー嬢の迫力ある圧にタジタジになっていた。


「そ、そうよ。アレク様が私達の為にジャージをプレゼントしてくれたの」


マリア嬢もメアリー嬢の圧には堪える事が出来なさそうでキョドり始めた。


「そうですよ。メアリーさん。ジャージについて話していただけで迷惑は掛けて無いわ」


フローラお姉様も『首おいてけ なぁ!』の圧には勝てないようだ。


「アレクの嫁は何をしても許されるの。それは、私がアレクの嫁だから」


クレア嬢は清々しいほどクズ発言をぶちかましていた。


「……………………」


さすがのメアリー嬢もクリス嬢の言葉に目眩でもしたのか額に手を当てていた。メアリー嬢が幼女に優しいことがわかった。幼女は何をしても許してもらえるから羨ましい。 同じ年だけど……


「メアリーちゃん見てみて、アレク様からのプレゼント」


ミレーユ嬢はメアリー嬢に純白のジャージを広げて見せた。


「こんなの無いでしょ? これモォーリ・花子のデザインなんだって。頭おかしいでしょ?」


ミレーユ嬢の空気を読まない言動に周りにいた全ての人間が凍りついた。


「そ、そうね。確かにこれは無いわよね」


メアリー嬢はこの場でどう答えたら良いのかわからず、苦笑いで答えた。そしてさらに続けた。


「フゥ~ ホントにねぇ~ アレク様にはジャージを全員分の準備をしてくれた件に関しては感謝しかないけど、確かに、一流デナイザーに頼んだとしてもみんなに相談するとかデザインを見せるとか出来なかったの?」


メアリー嬢から常識的にド正論を言われ、何と返して良いのかと脳をフル活動させた。


「すまなかった。確かにメアリー嬢の言う通りだと思うし、最初に相談すべきだった。すまない」


僕は素直に自分の誤りを認め頭を下げた。


「アワワワワ、アレク様! あ、頭を上げて下さい!」


ルナール嬢が僕に頭を上げるよう促した。


「ありがとう」


僕はルナール嬢に御礼を言った。


ところが、空気を読まないクレイジーモンスタープラチナ・ミレーユ嬢は良い話で終わるところを全てブチ壊す! 


あ…… ありのまま今起こったことを話すぜ!


「その趣味の悪いジャージどうする? ゴミ箱に捨てちゃう?」


「あ、あなた…… な、何を言ってるの?」


フローラ嬢は温かい空気を壊滅的に破壊させたクレイジーモンスタープラチナ・ミレーユ嬢に問いかけたが、


「私、何か変な言った? 私…… 空気読めてるよね?」


何を言っているか分からねーと思うが、僕も何を言っているのか分からなかった……


さすがクレイジーモンスタープラチナ・ミレーユ嬢は空気を読めていない。


とりあえず、僕はミレーユ嬢に称号を授けようと思う。全てを破壊する者、全てを破滅させる者、全てをブッ壊す者。ヤベェヤツに授与される称号…… それは……




称号『デストロイヤー』




これから彼女のことを『ミレーユ・デストロイヤー』と呼ぼう。


ミレーユ・デストロイヤーのおかげで僕達の空気は絨毯爆撃でもされたかのように焼け野原となっていた。


「さ、さすがにアレク様から頂いた純白のジャージをゴミ箱に捨てるのはまずいわ」


ルナール嬢がデストロイヤーを宥める。


ヤベェヤツが多数揃うとルナール嬢の普通の令嬢に見えてしまう不思議? それは現代科学を持ってしても解明されることはないであろう。


「じゃあ、私が全部貰うわ。アレクの責任は嫁でもある私の責任。デモンドキル・フューエルも何とかしてくれるって言ってる」


ヤベェヤツがまた、ヤベェ事を言い出した。


「じゃあ、私も少し貰っても良いかな?」


デストロイヤーが天下一ヤベェヤツに交渉し始めた。


「ウフフ、ミレーユちゃん。さっきまで欲しく無いって言ってたけど急にどうしたの?」


フローラお姉様が笑みを浮かべて、デストロイヤーに聞いた。


「一応モォーリ・花子のデザインでしょ? 転売したら高く売れると思って」



「「「――!? ……………………」」」



その場にいた者全てを彫刻にさせてしまうほどの核弾頭を満面の笑顔でブチ込んで来た。

お読みいただき誠にありがとうございます。

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