いいねナンバーワン1!
いいねナンバーワン1!
「さあ、立ち上がりなさい! イイコ!」
「お姉さま! もうわたしなは……無理です?」
「なに弱音をはいてるの! イイコ!」
「まだまだわたしまですら届いてないじゃないなよ?」
「……鐡下駄が……重くて……」
「そんななまくらな鐡下駄くらいでなにいってるのよ! イイコ! 立ち上がりなさい! 立ち上がりなさいイイコ!」
「お姉さま!」
「もういいわ! あなたにはいいねナンバーワン1をわたしと壱緒に目指すなんて嘘っぱちだったのね? 残念よ……イイコ?」
「……う……う……うっ……嘘っぱちなんがじゃありませんから!」
すっくと立ち上がるイイコ!
「わたしは負けませんから~っ!」
「良く言ったわ! 待ってたのよ! やっとあの頃のイイコが帰って来たわね!」
「いいねナンバーワン1目指して駆け上がるわよ!」
「はい! お姉さま!」
真っ赤な夕日にふたつの影がひとつに重なった揺れている。
烏が2羽、大急ぎでねぐらへと戻ってゆく……。
狂おしくったってぇ~ 喉カラカラっだってぇ~
いいねぇの道は イバラ~道~
今日も 明日も 鐡下駄ならして
1 2 3 4 5 6 7 8 いいねの石段駆け上がり
足挫きそうになったって ふたりの絆が
キラリ 涙払いのけ
いいねぇ いいねぇ
いいね ナァ~ン バァ~ア ワンワァ~ン……




