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宇宙鬼退治隊  作者: 量産型働きアリ
宇宙鬼の脅威
1/1

1 ヘルメスの悲劇

ChatGPTさんにストーリーとキャラクターを考えてもらって膨らませた話です^^

ですが、各話数行程度のあらすじまでで、それを元に本文を書いているので、本文が面白くなかったらその責任はChatGPTさんではなく、私のせいです。面白いと思ってもらえるようにがんばります^^

俺の名は桃太郎。変わった名前だろう?

この名前は、何千年も昔に、人類が地球という一つの惑星に閉じ込められていた頃に鬼と呼称されるバケモノを退治した先祖の名に由来するらしい。

本当かどうかわかりゃしない。地球なんて1万光年も彼方だし、鬼なんてものは信じていなかったのさ。奴らがくるまでは。


それは、ペルセウス碗の第42開拓ステーション、通称ヘルメスステーションからはじまった。突然の通信途絶。

俺は宇宙巡洋艦4隻からなる救援・調査艦隊のうち1隻、モンブランの艦長として、ヘルメスステーションの宙域へ向かった。

だが、ステーションのあった場所には、すでに拡散しつつある膨大な残骸だけだった。

スペースデブリや隕石の衝突にも多重に防御されているはずのステーションが脱出ポットの射出やSOSの発信する間もなく瞬時に粉砕されるとは。何があったのか。

これがヘルメスの悲劇と呼ばれる、奴らとのファーストコンタクトだったんだ。

そして俺と鬼どもの因縁の始まりでもあった。


調査艦隊はヘルメスステーションの残骸の広がる宙域をセクターに分けて無人作業ポッドを展開して生存者や遺留品の捜索を続けていた。

モンブランもその一隻として割り当てられた宙域を捜索していたが、生存者はもちろん、なにがあったかわかるような残骸や遺留品もほとんどなかった。

その時、技官が奇妙なことに気づいた。回収した残骸を元のステーションのどの部分か推測して当てはめていくと、中心部分にはステーション自体の動力炉の暴走や爆発による熱で溶けたり焼けた残骸はあるが、ほとんどの残骸、特に外側に近づくほど熱を受けた形跡がなく、ひしゃげていたりねじ切られているのだ。

これは、ミサイルや榴弾による爆発やレーザーのような高エネルギー兵器ではなく、単なる衝撃、それもものすごい力で物理的に破壊されたことが推察される。第二宇宙速度以上でデブリが衝突しても耐えられるステーションの装甲板をこんなにできる何者かがいたんだ。


だが、俺達は調査に没頭しすぎて、油断があったんだ。

散開して調査範囲の外縁を航行していた、僚艦のアコンカグアが突然爆散した!

くそっ!ヘルメスを文字通り粉砕した連中はどこかに行ったわけではなかった。まだこの宙域にいたんだ。

何があったのかわからないが、反射的にエネルギーシールドを全開にした。艦内の人工重力や照明に回していた分もだ。同時にプラズマジェネレーターを戦闘出力まで上げる。艦内は非常灯の赤に染まる。

ヘルメスの残骸を調査するために展開していた、いくつかの無人作業ポッドがシールドに干渉して弾け飛んだが、そんなものに構っている状況ではない。

すぐに激しい衝撃が艦橋を襲う。俺は身を縮め座席にしがみつき、衝撃に耐える。副長が吹き飛んで頭部を強打して眉間から血を流す。

敵襲だ。何者かに攻撃を受けているんだっ!

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