表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

漫才『ガチャ』

作者: 語黎蒼

2人「どうも〜、よろしくお願いしま〜す」


ボ「突然なんやけど、俺が考えたゲームしてくれやんか?」


ツ「ゲーム?なんてゲーム?」


ボ「名付けて!超古代生物スーパーエキセントリックガチャや!」


ツ「ゲーム(めい)ダサ!!あと超とスーパーで被ってるし!」


ボ「始める前に、お前にはこの初回限定無料15連ガチャのチケットを渡しておくわ」


ツ「普段有料なんかよ。で?このチケットをどうすれば良いの?」


ボ「そのチケットを俺に渡せば、俺が超古代生物をランダムで言うから、そのあとに超古代生物の生態とかの説明もして、勉強にもなるガチャ要素のあるゲームや!さあやってよ!」


ツ「すっげぇつまんなそうやな。ホントにやらなアカン?」


ボ「後悔させやんから回してくれ!」


ツ「はぁ〜…とりあえず3回だけな」


ボ「お〜、堅実やな〜。女の子を口説く時も、こんな風に堅実なんか?!」


ツ「やかましいわ!ほら!3回分渡すわ!」


ボ「じゃあ『ガチャ!』って言って、そしたら俺というガチャが回って超古代生物を言うから」


ツ「はぁ〜、だっるいわ〜。ガチャ」


ボ「ガチャ!回ります!!一体目!ビッグホーンマウス!約400万年前」


ツ「あ〜ごめんごめん。説明長そうやで、そういう細かいこと言わんで良いわ。見た目と何食うてたかだけ教えてくれ」


ボ「仕方ないな〜。見た目は長いキバを持ったネズミで好物はサーベルマンティスタイガーです」


ツ「へぇ〜、そんなん食べてたんや」


ボ「良いリアクション!続いて2体目!ゴールデンアリゲーター!見た目は黄金に輝く表皮のワニ!」


ツ「凄い色のワニやな」


ボ「主に食していたのは、河に水を飲みに来ていたサーベルマンティスタイガーを食していた」


ツ「またサーベルマンティスや……」


ボ「さあ、ラスト3体目!ハンマーブレイクザウルス!ハンマーのような頭をしたティラノサウルスで主にサーベルマンティスタイガーを食べていました。以上、3回分!」


ツ「え、ちょっと待って?!サーベルマンティスタイガーってなに?どんな見た目で、なんでそんな食われてんの?」


ボ「いや〜ガチャ回してないんやし、それは言われへんよ。回してないのに言ったら、お金出して回してくれてる人に申し訳ないやろ」


ツ「こんなクソガチャに金出すやつおんのか?」


ボ「あ〜あ、そんなこと言うんや〜。ゲームやめよっかな〜」


ツ「ごめん、俺が悪かった!俺に超古代生物スーパーエキセントリックガチャ回させてくれ!!」


ボ「しゃあない〜。でも回して良いのはチケットの枚数までやぞ」


ツ「ありがとう!とりあえず5回で!」


ボ「よし!」


ツ「ガチャ!」


ボ「ガチャ!回ります!一体目!オーバアルマジロ!」


ツ「チッ…」


ボ「沼などに」


ツ「ごめん、スキップして」


ボ「スキップ?」


ツ「スマホのガチャとかでもスキップあるやろ?このゲームでもしてくれや」


ボ「しゃあないな、スキップありにするわ。2体目!ブラックヒポポタマス」


ツ「チッ、また違うな…スキップ」


ボ「3体目!ゼブランティック」


ツ「スキップ」


ボ「4体目!ナッシングバニラ」


ツ「スキップ!」


ボ「5体目!アルティメイトウルフ」


ツ「なんで出やんねん!!サーベルマンティスタイガー!!」


ボ「硬い表皮と強靭な」


ツ「説明すんな!スキップ!スキップ!」


ボ「残り7回どうする?」


ツ「腹立つわ〜!そもそもそんな生物おんのか?!」


ボ「それはまあ、いいやんか」


ツ「え?おんの?おらんの?どっち?」


ボ「まあまあ」


ツ「どっちなん?!」


ボ「あ〜あ、ゲームやめよっかな〜」


ツ「すんません!次は慎重に1回ずつ回したいで、ガチャって言ったら直ぐに生物名を言ってくれ」


ボ「はい、どうぞ」


ツ「ガチャ!」


ボ「サーベルマンティスモンキー!」


ツ「あっ!似てるけど違うな…ガチャ!」


ボ「サーベルマンティスチンパンジー!」


ツ「また似てるけど違う!ガチャ!」


ボ「サーベルマンティスモンキ〜♪」


ツ「ガチャ!」


ボ「サーベルマンティスモンキ〜♪」


ツ「ガチャ!」


ボ「サーベルマンティスモンキ〜♪」


ツ「ガチャ!」


ボ「サーベルマンティスモンキ〜♪」


ツ「ガチャ!」


ボ「サーベルマンティスチンパンジ〜♪」


ツ「もういいわ!なんじゃ!このクソゲー!やめやめ!」


ボ「サーベルのような形の木を鎌のように持っており」


ツ「はいはい、説明ね。もうどーでもいいわ」


ボ「トラのような顔をしており」


ツ「トラのような顔?」


ボ「別名、サーベルマンティスタイガーと呼ばれている」


ツ「お前やったんかい!!もうええわ!」


2人「どうも、ありがとうございました〜!」

最後まで読んでいただきありがとうございます。

評価、ブックマーク、感想、レビュー等応援していただけると嬉しいです。

よろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ