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⑷『批評雑考』

⑷『批評雑考』



完成なる不確かな雑考によって、雑考がまさに雑考らしく、語られる時に、それが批評が故に、形式を維持できるという逆説的現象が起こることがある。また、それぞれの慌ただしい思考順路が、雑考が故に、気楽に語ることができる自然性が実存する訳である。



何かに立ち向かう時、不自然と自然という、二極対立が発生するが、それがまた、確実性を生み、我々に批評雑考の本質を見せる為に生じているのだと、錯覚するに至る。その錯覚とは、実際の処を述べれば、批評の本質的作用なのである、と言えるだろう。



無駄なことなど何もないのだろう、完全なる不完全の内に、性質は混沌から宇宙へと移動し、依存から自立へと変容するのだ。批評だって、意味の無いものだと、断定すれば、意味の無いものかもしれないが、断定を切り抜けて、本質を探る時、其処に一縷の望みを発見すれば、批評も批評らしく成立すると言える。

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