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魔族少女は規格外  作者: 影狼
3/3

第3話街へ行ってみよう!


「す、すげぇなあの嬢ちゃん...」

「す、すごい...あんな簡単にunknownを退けるなんて...!」

「なんだあの武器!?見たことがない!ものすごい音を出してたけど....#魔導武器__マジックウェポン__#か?」


私は疑問に思って聞き返した。


「えっ?あ、unknown..?そんなにヤバイ奴

だったの?」


周りが驚愕している...


「ね、貴女...その武器って.....魔道具__マジックウェポン__?」


魔道具__マジックウェポン__?な、何か分からないけど、それで良いや...


「そ、そうです...#魔道具__マジックウェポン__#です...。」


そう言ってブローニングm 1919A...を仕舞うフリをしてキリングウェポンを解除した。


「君、こんな所で何してたの?見た感じ#冒険者__ハンター__#じゃ無さそうだけど...」


じぃっとこちらを見てくる女ハンターが

はっ!と何か気づくような表情になった。


「もしかして、君!迷ったの!?」


私が答える前に男のハンターが切り込んだ。


「迷った?そんなわけないだろ、ここは

#眠りの森__スリーピングフォレスト__#の中部なんだぞ?迷い込むにしては奥に入りすぎてる。」


「それもそうね...」

女ハンターはそう言われてまた考え始めた。


気まずい...すごく気まずい。

冒険者に囲まれて逃げるにも逃げられない状況。それに、なんて言えば分からない。

そ、そうだ!記憶がない事にしよう!


「あ、あの!ここはそんなに危ない場所なんですか?

この近くに街はないんですか?あとさっきのアンノウン?ってドラゴンはなんですか!?」


テンパって食い気味に聞いてしまった..,すると女のハンターが


「え?unknownは危険ってお母さんに習わなかったの?黒い龍の影を見たら必死で逃げなさいって習わなかった?」と少し心配そうに聞き返した。


「し、知りません...全然覚えてないんです...」


その場にいたハンター3名は驚愕した顔になった...その後、しばらく考えていた女ハンターが口を開いた。


「き、君、記憶がないの?」

よし、きた!あとは話を合わせていくだけ...


「記憶がない.....のかな、全然覚えてないんです...お母さんの顔もお父さんの顔も、ここでの出来事しか覚えてません」


あっ...女ハンターが泣き始めた....

どうやら涙もろい様だ..


「うぅ...グスッ...辛かったでしょう?もう大丈夫よ..グスッ...私たちが無事両親の所に返してあげるわ!」


女ハンターがそういうと、残りのハンターが


「おう!任せろ!」

「任せてくれ!」


と言ってくれた。とても優しい人たちの様だ。

すると、女ハンターが


「貴方...魔族ね?肌の色とそのツノで分かるわ。」


ギクッ...相手は皆んな人間__ヒューマン__

...魔族と敵対している可能性もあるという事を忘れていた...


「そ、そうです。私は魔族のネモフィラと言います。名前と武器の使い方と言葉は覚えてました。」


双剣を背負った女ハンターが微笑みながら自己紹介をしてくれた。


「それは良かった...私は(ユーリ)

cランクハンターよ」


続いてハンマーを背負った男ハンター


「俺はラグって言うんだ、よろしくな?嬢ちゃん!」


続いていかにも盾役!って感じの盾背負った男ハンター


「僕はメイトって言うんだ。よろしくね!」


紹介が終わると、ユーリが言った。


「私たちはcランクハンターの(ディスクズ)って言うの。ちょっとだけだけど有名なのよ?」


私は少し気になったので聞いた。


「cランクってなんの階級ですか?」


ラグが笑顔で答えてくれる。


「cランクってのは、ギルドのランクだぜ。

ランクによって受けられるクエストが変わる。ランクは、E.D.C.B.A.S.SS.SSSまであるんだ。俺らはcランクから上がる気が無いんだ。なんせ、BからSSまでは(緊急依頼)と(指名依頼)が出来る様になるからな。面倒くさいのは苦手なんだ。俺らディスクズ

はな!がっはっはっは!!」


ユーリが話を戻す様に話してくれた。

「さっきのunknownは、突然この#眠りの森__スリーピングフォレスト__#に現れた謎の黒龍よ、その危険度はギルマスのお墨付きで、Sランクハンターでも撃退に失敗して

命からがら逃げだしたの。そのunknownから逃げるどころか、撃退するなんて、聞いた事ないわよ?」


うぐっ...と思っているが、過ぎたことは仕方がない。と思い、真っ先に思い浮かんだことがギルド!!行って見たい!と思いながらも少し気になった事を聞いてみる。


「あ、あの、お金とか...食べ物とかはどうしたら...?」


ユーリが答えてくれた。


「お金なら、ハンターになって稼げる。

食べ物は.........黒熊__ブラックベアー__が死んでる!?...この傷跡......まさか君がやったのかい?...」


私はコクリと頷くと驚いた表情のまま話を続けてくれた。

「じ、じゃぁ、この#黒熊__ブラックベアー__#をギルドの鑑定場に出せばいい...これだけ傷が小さいんだ。とても言い値で売れるだろうね。」


お金の心配はいらなくなったっぽい...あとは食べ物....


「食べ物はどうしましょうか...」


ラグが言ってきた。


「間違っても魔物の肉を食うなよ?特定の魔物なら良いが、その他の魔物を食えば、全身に激痛が走り最後には死に至るからな。だが、食って生き残ったらどうなるかわかんねぇけどな。ほぼ確実に死ぬ。これだけは覚えとけな?」


魔物の肉はダメ....と、

ユーリが空を見て全員に向かって言った。


「そろそろ夜が明けるから、人が来ないうちに街へ帰りましょう!」


私は森から脱するため、パーティに保護された。

そして特に何事もなく街へ着いた。


(ウォールベン街)


「うわぁ~!!人がいっぱい!」


そこはかなり大勢の人々でごった返していた!!!

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