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初心者がVRMMOをやります(仮)  作者: 神無 乃愛
リアルの常識、ゲームの非常識

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非常識親子の戦い 3~ジャッジは一応真面目に戦っている~

いつもありがとうございます。本日短めです


そんな話をしているとは、露知らず。


ジャッジはこれまでにないくらいの苦戦を強いられていた。


何せ、今まで「仲間」として戦ってきたスカーレットたちだけでも実は大変で、それだけに飽き足らず、この世の「厄災」とでもいうべきクリスの参戦である。

「ジャス! てめぇだけでも引け!」

「この状態で引けると思うな! 阿呆が!」

「あははは。彼らがいない状態で私が勝った場合、遠慮なく『巫女の守り人』称号はいただくよ」

「ふざけんなぁぁ! お前に渡すくらいならレットに渡す!」

「じゃあ、今すぐ負けて私によこしやがれ!」

「断る!!」

 などという、大変に心温まる会話をしながら、戦っていたりする。


 余談だが、ジャッジが使っている剣は「リフレクト・ブレイド」と名付けられたもので、これまたディスカスの初期作品だったりする。ディスカスは「失敗作」と判断し、作ったことすら忘れている剣だ。

 この剣、かなり癖がある。何せ、剣にも関わらず、STR、DEX、AGI、DEFの数値は全て0なのだ。そして何故かMND、WIS、INTがやたら高い。そして装備するためのステータスはSTR等がかなり必要なのだ。その上、この剣が出来るのはただ一つ。己に向かってきた魔法全て(、、)を弾くこと。それにすらMPを大量に消費する。持ち主のMPが切れればリフレクトの魔法が切れてしまう。

 最悪なのは、運が悪いと回復魔法すら弾いてしまう。そんな剣である。


 それをひたすら左手で使い、魔法を弾いている。ジャッジやリースが使っているアビリティは全て、ジャッジの能力値を上げるものだけ。つまり、防戦しかできないのである。

 何か攻撃できる方法はないかと、必死に右手で(、、、)プログラムを組んでいるが、スカーレットの攻撃を防御することしかできていない。

 それに対して、クリスは様々なプログラムを組んでいる。

 猶更分が悪くなる一方なのだ。


 せめてセバスチャンの参加くらい認めて欲しいものである。


「くそっ!」

 せっかく手に入れたカナリアと「お揃い」の称号を手放してなるものかと必死なジャッジだった。



次はクリス視点にしてみようかな~~

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