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初心者がVRMMOをやります(仮)  作者: 神無 乃愛
リアルの常識、ゲームの非常識

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ディッチの苦悩

いつもありがとうございます。ここのところ短めで申し訳ないです。


 今回の「名月クエスト」にジャッジとカナリアが不参加を表明し、ディッチは困惑した。


 素材が手に入るクエストである。カナリアなら喜んで参加しそうなものだ。その後、カナリアとの接触はことごとくセバスチャンやジャッジに妨害され、理由を聞き出せずにいた。

「……どうしたもんかね」

 イッセンとリリアーヌがいるため、回復薬等の運搬には事欠かない。だが、新しいクエストとなるとカナリアの柔軟な発想と、ジャッジの戦闘力がないのはかなり痛い。しかも、セバスチャンとリースも抜けるのだ。これまた頭を悩ませる原因になっている。

「兄貴、()るしかないんじゃない?」

「……お前な。お前が言うと()るに聞こえるから洒落にならん」

「似たようなもんでしょ。レイドボス倒さないと意味ないクエストみたいだし」

 しれっと言い放つスカーレット(いもうと)を横目で見ながら、ディッチは頭を悩ませる。


 というか、嫌な予感しかしない。


 何をしでかすか分からないカナリアがいないということは、通常クリアは出来ると考えていいはずだ。余計なクエストに行かないのだからいいだろうと思ってしまうが、何故か「何かを見落としている」という感覚になっている。

 そういう時は何故か(、、、)クエストを失敗する確率が高いのだ。


 だからこそ、ディッチは慎重になっているともいえる。


 セバスチャン特製のご飯だけでももらえただけましだったと知るのは、レイド戦が始まった直後だった。


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