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初心者がVRMMOをやります(仮)  作者: 神無 乃愛
リアルの常識、ゲームの非常識

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二年目の舞踏会クエスト

いつもありがとうございます。

本日短めです。

訂正:赤を基調としたイブニングドレスはレットさんのドレスでした。

 久しぶりというべきなのか、何なのか。


 あっという間に舞踏会クエストが始まっていた。

 勿論、水面下で準備はしているが、今回はカナリアが関わった特許が少ないということもあり、参加を免除……されるはずが普段の習い事の発表の場としてクィーンが参加を決めた。


 そして今回のカクテルドレスは、和服をリメイクしたような仕様である。

「……すごいです」

 カナリアの呟きに、全員が苦笑していた。現実(リアル)ですらこんなドレスは見られない。

 ディスカスとジャスティス、そしてスカーレットの渾身の作といえよう。

 スカーレットのイブニングドレスも赤を基調とした和装のリメイク風、ユーリは青を基調としている。

 ママン、カカ、クィーンは色留袖を着ている。

「……豪華絢爛ってこういうのを言うんだな」

「だな」

「ジャス、ディスお疲れさん」

 生きる屍状態の二人にジャッジとディッチが労いの言葉をかけていた。


 流れる音楽に合わせてジャッジにエスコートされるままに、カナリアは踊っていく。

「かなり上達しておるの」

 その様子を見たクィーンはそう評価していた。

「私と踊っていただけませんかね、クィーン様」

「ほほほ。このような老婆と踊りたいとおっしゃるとは」

 そう言いながらクィーンもアントニーの手を取り、踊り始めた。


「アントニー殿よ、どうやら面倒な()が入ってきたようじゃ」

「しばらく様子をみますか」

 クィーンが「虫」と称したのは、もちろんシュウである。シュウ単独で来たわけではなく、「深窓の宴」メンバーとして来ている。勿論、ギルマスであるレイも一緒だ。

 問題行動を起こさないのであれば、クィーンたちは知らぬふりをする。


 果たしてそれが出来るのか。


 この試練こそが、クィーンがシュウに施した最後の「優しさ」だった。


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