表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初心者がVRMMOをやります(仮)  作者: 神無 乃愛
新しいトモダチ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

169/434

現実世界にて<女帝の説教>

こちらも修正しました。

矛盾点がありましたらお知らせいただければ幸いです。

 ログアウトして戻ってきた瞬間、そこには昌代の顔があった。

「馬鹿者どもが!」

「すっすみません! ご心配をおかけしましたっ!!」

 戻ってきたところで本日リハビリで指定されていた時間を過ぎていたため、三人がかりで電話をしてから戻ってきたのだ。

「お主はまず身体と精神(こころ)のことを考えぬか! まずすべきなのはそちらじゃ! クエストは二の次にせよと言っておるだろうが! それに保!!」

「なんでしょう?」

 保は涼しげに返事をした。

「お主は何をしとる!?」

「……そうでもしないと、クエストクリアまでもっと時間がかかりましたが」

「言い訳なぞするでない!! 何故運営に我の名前を出すか! お主のせいで我も手を貸す羽目になったではないか!」

「いいじゃないですか。犯罪者まがいのことをするよりもずっとましでしょう?」

「脅しておる時点で、犯罪に近いと思わないのか!? このふざけた頭は!!」

「仕方ないじゃないですか。美玖を手っ取り早く助けるための手段だと思ってください」

 昌代との口論すら普通にしてしまう保が、美玖は凄いと思ってしまった。

「お主たちに我から沙汰を下す。保、お主は一週間ゲームに繋ぐでない。繋げば我のところで分かるようになっておるし、他のゲームであろうと運営会社から我に連絡が来るようにする。

 それから、美玖」

「は、はいっ」

「お主は明日一日ゲームを禁ずる。そして明後日以降は保と別のところから繋ぐように」

「え!?」

 明日一日ゲームが出来ないのは、別に構わない。ただ、保がいない所で繋ぐ? それを考えただけで、美玖の手は震えた。

「砂○け婆。美玖はまだそこまで出来る状態じゃないみたいだぞ」

 美玖の手を握った保が、昌代に抗議していた。

「……お主の傷はそこまで深いか。……仕方あるまい。その代わり保には二週間ゲームを禁ずる」

「おいっ!? その間にまたあんなものに関わったらどうすんだ!?」

「拠点を出なければよかろう。

 ……それに、保。お主に頼みたいこともある」

「!!」

 昌代の表情が変わった。

「……分かった。正芳にも協力を仰ぐ」

 何も言わないうちに、保が分かったらしい。すぐに頷いていた。



 何故、全てクリアされていないはずの「一人限定クエスト」が何故、全てクリアされたことになっているのか。

 それを調べなければまた美玖は巻き込まれるのだ。


 昌代の言葉でそれを悟った保は、これを教えてくれた知人や、そいつらと一緒に回っていた人物をあたっていくことにしたのだ。


一応、これにて「復帰の章・新しいトモダチ」は終了です。次はゲーム内ですが、カナリアなりに色んな国に行ってみたりします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ