表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
初心者がVRMMOをやります(仮)  作者: 神無 乃愛
新しいトモダチ

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

145/434

改築依頼

 クィーンたちが戻ってくると、これまでの話を報告する。

「レイド戦とやらは我は分からぬ。お主たちの好きにせよ」

 というわけで、レイド戦に関してはあっという間に決まった。



 問題は建物の話である。

「ギルドとやらの建物に四畳半の和室を一つ。これは茶室に使う。それから我用の八畳間を床の間付で一つ。……それから我が来たとき用の集合場所を。……これは十二畳の部屋じゃな。それを一つ」

「ちょっと待ってください!」

 ディッチが口を挟もうとするも、いつの間にかもっていた扇子で肩をはたかれてた。

「それは扇子では!? どこで手に……」

「ディスカスに作らせた。一応武器にもなるようであるな」

 カーティスの疑問にあっさりとクィーンが答えてくる。

「茶の用意が出来るまでしばし時間がかかりそうじゃからの。我は和室でないと休んだ気がせぬのじゃ」

 あっさりとクィーンが言い、ディッチの意見をねじ伏せてた。

「あとはユーリの住まいに四畳半を一つ。それからカナリアの住まいにも同じものを一つ」

 そんなにたくさん一気に依頼が来ると思わなかった。

「わたくしのところにも茶室をお願いします」

 ママンも追加依頼をしてきた。

 そして、「神社仏閣を愛する会」としては、プレイヤーから初の大型依頼が舞い込んできたのだ。

「あと、この島付近の小さな島に空き家がないか調べてくれないかな? 私が気に入ったらそこに拠点を構えようかと思う。その修繕改築もあなた方に頼みたい」

 アントニーも続けざまに言う。

 感激ものである。同じような趣味の人がもっといてくれたということと、依頼の量に全員が泣きそうになっていた。

「……すまんがこちらとしても少し割引を頼みたい」

 ディッチが諦めたように、カーティスに話しかけた。

「私の拠点配置の分は私が出すよ」

「私も、自分の拠点の分は私が出します」

「私もです」

 アントニーの言葉にユーリたちも続いてくる。

 それを聞いたカーティスたちは数個そろばんを出して、計算を始めた。

「この金額でいかがでしょうか!?」

 正直、これ以上まけてくれと言われたら、どうしようかと思う金額を初回で出してしまった。

「のったぁ!」

 ディッチがわざとらしく大きな声で言った。


 こうして、以外にもあっさりと建物改築の依頼はあっさりと通ったのである。


 アントニーが住まう建物はシンとタクが捜すことになり、「カエルム」の本拠地改築は十一月のレイド戦が終わってから、新年までに完成させるということで契約書も作った。

 ユーリとカナリアの拠点改築はそれが終わった後からすることになる。


 そして、「深窓の宴」へカーティスは今年から「巨大一角兎討伐」依頼を行わないとギルドカウンターを通して通達した。


扇子(鉄扇)は武器ですw

ただし、クィーン(女帝)限定ですがww


お茶用の扇子は武器にはなりません……多分


修正します。扇子ではたく場所を頭から肩へ変更。理由は、調べているうちに頭をはたくと言うのは武士にとって侮辱的なことなのだとか。そんなことを女帝がいないということで。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ