2-14 プレゼント
いつもよりも長くなってしまいました。
「蒼溟ク――ン。女性にプレゼントを贈るって、本当かい?」
久々に会うリベルター兄さんの開口一番の台詞でした。
「おはよう、リベルター兄さん。それから、どこでその情報を・・・。」
「おはよう♪ 私が可愛い蒼溟クンの情報を逃すはずがないじゃないですかぁ。」
あははは・・・と笑いながら、僕の肩をバシバシと叩く。そして、突然に首に腕を回されたかと思うと
「それで、蒼溟クンとしては誰が本命なのですか?お兄さんとしては、恋の応援をするのはやぶさかではないのですが・・・。」
小声で訊かれた内容に僕はエッ?と驚く。
「もしや、第一王女であるレイル様とか?・・・見目麗しいお姫様というのはわかりますが、恋仲になるには色々と障害がありますからねぇ・・・。」
「ち、違うよ。」
慌てて否定する蒼溟の姿に、リベルターは楽しそうに笑う。
「おや?それでは、ウチのフェリシダーですかねぇ。それは親としては嬉しいですが、なかなか手強いですよぉ~。何せ、恋愛感情というのをどこかに忘れてきたような娘ですから。」
無言で首を左右に振る蒼溟。
「あぁ、それとも最近、父子共に交流のあるギルド職員のサウラ嬢かな?これまた手強い娘さんを選びますねぇ。彼女も見目麗しき美女ですからね・・・意志の強そうな眼差しに、親譲りの豊富な才能。それ以上に、女性として成熟したしなやかな肢体。」
ニヤリと笑いながら
「蒼溟クンは、年上好み?しかも、攻略難易度が高い娘さんばかりを選んでいるように思いますが・・・。」
「リベルター兄さん、違うからッ!!今回は、いつもお世話になっているヒトたちへの感謝の気持ちとして贈るものだからッ。」
顔を赤らめながら言う蒼溟の姿を心底楽しそうに笑いながらリベルターはさらに追及をする。
「おやおや。今回は・・・という事は、次回の際には意中の相手に贈るかもしれないと?」
その追求に、とうとう蒼溟は涙目になってリベルターを睨む。
「みゅ、みゃみゃ。」
それくらいで許してあげたら。というアオの言葉に、リベルターも仕方がないという感じで追及するのを止める。
ちなみに、リベルターが意地悪をした理由というのが、自分が不在の間に色々と楽しそうな事をしていたから・・・。なんとも、子供のような理屈だったりする。
「それでは、蒼溟クンの初プレゼントをより良いものにする為にも、行きましょうか♪」
否、とは言わせない勢いで蒼溟の腕を取ると強引に国営商店街へと向かうのだった。
◇ ◇ ◇
“魔工術式研究会”へと行くと、責任者でもある“大将”が呆れた様子で出迎えてくれた。
「なんだぁ。結局、リベ坊も参加するのか。」
その言葉にリベルター兄さんは胸を張って言う。
「当たり前じゃないですかぁ。可愛い蒼溟クンの初プレゼント作戦に協力しない兄がいますか。・・・ここで攻略相手の高感度をグンッと上げておいて、フラグ回収時に更なるイベントを・・・。」
後半部分の不穏なセリフをサラッと聞き流す“大将”。
「蒼溟も可哀そうに・・・。まぁ、リベ坊の兄弟になったのが運のつきだと思って諦めろ。人生、諦めが肝心な時もあるからなぁ。」
あのぅ~、しみじみと言われるとなんだか哀しくなってくるのですが・・・。
僕の情けない表情を見て、苦笑する“大将”は慰めるように僕の頭をグシャグシャに撫でる。
「まぁ、あれでも好意でやってることだから。色々とあるが、そんなに悪いようにはならないと思うぞ。・・・多分。」
「えと、そこで、多分を付けないでくれると安心できるんですけど。」
僕の言葉に、きっぱりと無理ッと断言する“大将”だった。
「それで、魔鉱石の加工はどこまで済んでいるのですか?」
加工を請け負ってくれた研究グループの所に行って、進行状況を尋ねる。
「そうですねぇ。今のところは“護符”として、様々なバッドステータスを防ぐように付与しています。」
研究グループの一人が一つの魔鉱石を手に持って見せてくれる。
「ふむ。“護符”とはまた無難な物できましたねぇ。・・・もっと、こう面白そうなものも付与しないのですか?」
リベルター兄さん、感謝している相手に贈る物に面白さを求めてどうするんですか。
「そうですねぇ。・・・戦隊モノの変身術式でも組み込みますか?」
「おっ!?戦隊モノというと、最近話題の“カクレンジャー”ですか?」
それは、異邦人たちが持ち込んだ娯楽の一種で、子供たちに人気の観劇だった。
本当は、テレビを再現して放送までしたかったようだが、そこまでの技術開発が出来なかった為に、一部の劇団にお願いして魔術を駆使した戦隊モノを簡潔な劇にしたのだ。
「おぉ?!さすがは、リベルター様。よくご存知ですねぇ。あの戦隊のピンクレンジャーなんて可愛くないですか。」
「ふっ、おヌシも理解ある者じゃのぅ。あのピチッとした衣装に身体のラインを隠すために身につけた布地が何とも言えないエロチックを醸し出していますよねぇ~。」
「そうそう、あの見えそうで、見えない辺りがなんとも・・・。」
盛り上がる二人を遠巻きにする他の研究者たちと蒼溟。
「・・・まぁ、あそこで盛り上がっている変人どもは放っておいて。」
研究グループの女性研究員が頭痛を堪えるようにこめかみに指を当てながら本題に戻る。
「蒼溟くんが持ち込んでくれた魔鉱石が結構良質なものだったから、割と質の良い“護符”が出来そうなのよ。」
幾つかの完成品を見せてくれる。
加工した魔鉱石は、表面に細やかな模様が刻まれており、線は銀色を中心に様々な色彩で幾つか交じりあって綺麗だった。
「この線で描かれた模様が術式ですか?」
僕の問いに、女性研究員は頷く。
「そう。この模様と線の色彩である程度の属性と効果を特定するのだけど、魔術が使えるなら、これをさらに発展させることも可能だわ。」
「僕たちは基本的に魔術を使用することができないから、専用の機器と術式を使用して疑似魔術として様々な現象を起こしているんだ。」
複雑な模様をみていると、まるで電気回路のようにも見えてくる。
「でんきかいろ?・・・説明を聞く限りでは似たようなものかしら?人族が使用する魔工術式は別名、製図とも呼ばれているから蒼溟くんが言うモノと類似しているわね。」
それから、他の研究員たちとどのような付与をするのか、どのように付与させるのかを教えて貰いながら一緒に作業をする。
ちなみに、リベルター兄さんともう一人の研究員の人から
「「蒼溟クン!!一つは変身術式を組み込んだものを作成しようねッ!!」」
と声を合わせて言ってこられたのは別の問題としておきたい。
◇ ◇ ◇
「蒼溟くんは、手先が器用なのねぇ。」
作業中の僕の手元を覗き込む女性研究員のヒトが言う。
「そうですか?」
首を傾げる蒼溟を他所に他の研究員たちも賛同する。
「飲み込みも早いから、僕たちすぐに追いつかれてしまうのでは?」
冗談のように言う男性研究員に対して、有り得そう。と呟く他の研究員たち。そこで、嫉妬の感情が芽生えるのではなく、さらに教えてみようと思うところがここの良い風習だと思う。
「じゃあさ、これも出来る?」
「まて、それなら、こっちの方が・・・・」
「いやいや、蒼溟くんは確か魔術が使えるはずだから、あっちの術式を組み合わせた方が」
などと口々に、色々な術式を教えてくれる。中には、秘匿技術と思われるものですら、おしげもなく開示していく。
「え、えっと。いいんですか?」
逆に蒼溟の方が心配になってきてしまうほどだった。
「気にしない、気にしない。」
「そうそう、ここは“魔工術式研究会”であって“術式開発部”のように、国政の研究施設ではないのだから。」
「バレなきゃ、大丈夫。」
「バレても、先に習得したもの勝ちさッ♪」
「・・・・解読された方が負け。」
あのぅ、後半になるにつれて大丈夫に思えないのですが・・・。
助けを求めるように“大将”に視線を送ると、あっさりと肩をすくめて
「まぁ、大丈夫だろう。他で技術を盗んだわけでもないし、効果や特徴から試行錯誤して解読したものだし、一応、独力で“見極めた”術式ということになっているから。」
法には触れていないはず・・・。という“大将”の言葉でした。
「蒼溟クン。そんな細かい事を気にしていてはいけませんよ。物事、楽しいが正義であり、言ったもの勝ちでもあり、出し抜いた者こそ強者なのですからッ!!」
リベルター兄さん、その発言は色々と問題が・・・というか、問題発言しかないです!?
色々とツッコミを入れたい様子の蒼溟に、“大将”は諦めろと優しく肩を叩くのであった。
そんな多々、問題がありそうな様子でありながらも、プレゼントは完成するのだった。
◇ ◇ ◇
完成したプレゼントの大半は、無事に渡すことが出来た。
レイルの分は、“魔工術式研究会”の“大将”にお願いした。他に、フェリシダーやジンの分はフィランさんに、サウラさんとアクレオさんは直接渡しに行った。
魔の森にあるファンタスマ族の村には、“護符”ではなく。畑に使用する“害虫よけ”と“獣よけ”の二種類をレーヌ族のシュンにお願いして贈った。実際に使えるのか微妙だったりもするので、魔の森のレーヌ族のダイに、その後を教えてもらうことにしてある。
「えっと、後はアルシュに贈る分だけかな?」
「みゅ」
「それで、アオ。どうやって、アルシュと連絡を取るの?」
「みゅ、みゅ。」
それは、魔術を使用してだよ。ちなみに、僕たちにしか出来ない術だけどねぇ。とあっさり言うと、蒼溟の頭に乗る。
「みゅ、みゅみゃあ。」
ベッドに腰掛けて、身体を楽にしてね。手にはちゃんと、プレゼントを持っておいて。
言われたとおりにする蒼溟。膝の上に贈るための小さな箱を落とさないように、支える。そして、意識的に身体から力を抜く。
「みゅ、みゃ、みゃあ~ん♪」
それじゃあ、僕と蒼溟をリンクさせるね。ちなみに、アルシュにはすでに連絡してあるから大丈夫だよ。それじゃあ、アルシュとご対面~~~♪
薄青色の球体生物の身体を中心に複雑な術式が記された光の文字が展開する。蒼溟の頭上でそれはドンドン広がり、大きな円を描くと同じような円が蒼溟の足元や腰、胴、肩の辺りにも現れる。
驚く蒼溟を余所に、その円は水色の光をゆっくりと放ちながら、上下と移動した後に強烈な光を放った。それと同じくして、蒼溟の意識は暗闇へと落ちていく。
な、なんだぁ――?!
まるで、絞め技で意識を失ったかのような感じにビックリして蒼溟は慌てて目を開く。その視界には・・・・・。
◇ ◇ ◇
魔の森にある宮殿。
インフィニティ殿から今日の夕刻に、蒼溟からの連絡があること聞いたアルシュは内心、落ち着かずにソワソワしていた。
蒼溟が自分のもとから旅立って数日が経っている。その間に、フェリシダーやジンから様子を聞いてはいたが、やっぱり本人から直接聞きたいと思っていたのだ。
「蒼溟は、初めての街をどんな風に感じたのかしら。」
蒼溟の話では、以前暮らしていた村以外の場所に行ったことがないと聞いている。初めての大勢の人々に、暮らし。多分、その村にはなかったと思う様々な施設や常識に戸惑っていないだろうか。不安になったり、挫けそうになったりしていないだろうか。ついつい、心配してしまう。
「みゅ、みゅ、みゃあ。」
物思いに沈んでいたアルシュにインフィニティ殿が声をかけてきた。
「あっ、すみません。ちょっと、ぼんやりしていました。」
アルシュの謝罪に、インフィニティのアオは別に気にしていないと答える。そして、とうとう蒼溟との連絡が来ると教えてくれた。
「それで、どうやって・・・・。」
実は、アルシュも蒼溟との連絡を取りついでくれるというアオの方法を知らなかったりするのだが。その事に対して質問をしようと口を開く前に、薄青色の球体を中心に水色に輝く術式が展開され始めた。
最初は、ぼんやりと複雑な術式は徐々に円形となり、輝きと共に、中心の球体を包み込んでいく。そして、インフィニティの身体を隙間なく包み込む球体型となり、その表面に強弱をつけて様々な術式が表示されては、消えていく。その幻想的な光景にアルシュは息をひそめて魅入るのであった。
一際おおきな輝きを放つと、突然に術式は霧散する。
「えっ?!・・・アルシュ?」
「そ、蒼溟なの?」
そこには、精巧な人形のようなミニサイズの蒼溟の姿があった。突然のことに両者とも驚き、次の言葉がなかなか出ず、見つめ合う。
「アオ?!え、どこに居るの?・・・・はいっ?」
呆然としている間に、小さな蒼溟は頭に手をやり、独り言をこぼし始めた。
そんな様子をアルシュは静かに見守る。ミニ蒼溟をぼんやりと見つめながら、この不思議な少年に対しての自分の気持ちを整理していくことにした。
今のアルシュにとって蒼溟は“大事な可愛い弟”みたいなものである。
様々な要因からアルシュに身内と呼べるものは存在しない。それを悲しいと思ったことはないが、フェリシダーとジンのやり取りを見ていると、少し羨ましく感じる時がある。血の繋がりという強固で厄介なもので結ばれている縁。それは、時に互いを助け合い、貶める。それでも、血縁というだけで人族はいままで交流の無かった相手に対して親近感を持つこともある。
アルシュはその不思議な関係を見かけるたびに種族としての繋がりとは違うものを感じるのだった。
獣にも親子の情や血の近いものに対しての親愛は存在する。だが、人族のように“家”という枠組みの繋がりのために婚姻を結ぶことは少ない。
優秀な個体を残す手段として選ぶなら分かるが、“家”という枠組みを強化するためだけに、優秀とは言い難いものとの間に子を儲けようとする。その両者の間に情というものが存在しないにも関わらずにだ。そんな不可解な繋がりすら、人族にとって血縁というものは大事なものだと証明するものだと思う。
その反面、血のつながりがないにも関わらず“家族”として暮らすこともあれば、同じ兄弟同士で殺し合ったりするのだから、アルシュにとって人族は理解に苦しむ種族である。
だが、自らが人族である蒼溟を“家族”として受け入れて初めて理解することが出来たことがある。それは、蒼溟に甘えて欲しい、甘えたいという気持ちだ。
魔の森の主として、他者に一線を引いた対応を取らなければならないアルシュに、初めて甘えても大丈夫だと思わせてくれた存在が蒼溟なのである。
今はまだ、蒼溟に甘えて欲しいという気持ちの方が強いが、いつかこの気持ちがアルシュから蒼溟に甘えたいという気持ちに変わりそうな予感を自覚するのだった。
「アルシュ。どうしたの?大丈夫?」
ミニサイズの蒼溟が少し心配そうにこちらを窺う姿に、アルシュは嬉しいようなくすぐったいような気持ちを味わう。
「大丈夫よ。ちょっと、考え事をしていただけだから。」
アルシュは安心させるように微笑む。
「考え事って、この姿についてかな?」
どうやら蒼溟は、アルシュが考え事していた内容を現状に対しての疑問だと思ったのだ。アルシュはあえてその間違いを正そうとはしなかった。
「それで、何故そんな小さな姿になったの?」
「この姿は仮の状態なんだって。」
蒼溟の答えに首を傾げる。
要約すると・・・魔の森を旅立つ前日に、インフィニティのアオは自らの薄青色の球体を分割したのである。そして、一方をアルシュの傍に、もう一方を蒼溟と共に存在することにしたのだ。アオの言っていた連絡方法とは、自らの身体を使用して蒼溟の精神とリンクし、アルシュの傍にいる一方へ蒼溟の姿と共に投影する特殊なものであった。
「それなら、今の蒼溟はインフィニティ殿でもあり、蒼溟でもあるの?」
禅問答のような感想に、混乱しそうなアルシュ。
「う~ん。難しく考えなくてもいいんじゃないかな。小さな姿だけど、僕がそのままここに居ると思って間違いないみたいだよ。」
「それじゃあ、インフィニティ殿はどこに?」
「この姿だと、僕の深層心理の方に居るみたい。繋がってはいるけど、主な感情や体感は僕に譲ってくれている状態かな。代わりに僕の本体?の方で、安全を確保してくれているみたいだよ。」
よく理解できないが、ようするに蒼溟が今現在ここに居ると認識して良いようだ。
「それじゃあ、今の蒼溟にイタズラするとそのまま蒼溟が体験するということ。」
「そうだけど・・・イタズラしないでね。」
情けない表情になる蒼溟につい、指で突いてしまう。
「わっ、わっ、やめてよぉ~。」
クスクス笑いながら、今まで連絡してこなかった罰だと告げて、蒼溟で遊ぶアルシュだった。
しばらく遊ばれ、グッタリするミニ蒼溟をやり過ぎたと反省したのか、アルシュが優しく髪を撫でていた。
「アルシュ、ヒドイよぉ~。」
「ごめんねぇ。久々でつい遊び過ぎちゃった。」
それからは、お互いにゆっくりと近況を話すことにした。
「クスクス、楽しそうでよかったわ。初めての街で蒼溟が不安がっていないか、それが心配だったから。」
包み込むような優しい微笑みを向けられて蒼溟は赤くなる。
「心配してくれて、ありがとう。それから、連絡が遅くなって、ごめんなさい。」
謝罪する蒼溟の髪を再び優しく撫でる。
「いいのよ。色々あって大変だったみたいだし、こうしてきちんと連絡をくれたんだもの。」
アルシュの優しさに蒼溟ははにかみながらも笑顔を返す。
「あっ、そうだ。アルシュにプレゼントがあるんだ。」
そういうと、蒼溟は小さな両手を突き出して術式を展開する。術式終了と共に、そこには小さな箱が現れた。ミニ蒼溟の半分くらいの大きさのそれを上手に持ち運び、アルシュの掌へと渡す。
「これは?」
「僕が特定ダンジョンで採ってきた魔鉱石を“護符”にしたもの。お世話になった人達にも贈ったけど、アルシュにもあげる。よかったら使って。」
笑顔で言う蒼溟。
アルシュは受け取った小箱を大事そうに両手で包み込み、そっと胸に抱いた。
下心や思惑を含まない、純粋な気持ちからのプレゼントにアルシュは嬉しく、そして喜びで、身体が震えそうになる。
「・・・ありがとう、蒼溟。大事にするわね。」
感動から少し涙目になりながらも、微笑むアルシュ。
その表情を見て、蒼溟は贈ってよかったと心から思った。同時に助言してくれたアクレオに心の中で感謝するのだった。
これにて、第一章は終わりです。
なにやら、主人公が一番地味な感じになったような・・・(汗)きっと、次からは活躍してくれるはず!?