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転生からの異世界転移

察しの良いガキは嫌いだよ。


ということで、人名以外は別名称にしてますけど分かる人には分かるでしょうね。

まあ、読む人はほぼ居ないと思うので問題にはならないでしょうw

俺にはなんか過去の記憶がある。

というか、たしかエレメンタリースクール(小学校)を卒業したくらいからなぜか思い出してきた様に思う。


どこか平和な国で平和に暮らし、ハイスクールを卒業したくらいで近所の工務店に勤め、クレーンで鉄骨を運搬しているときにその鉄鋼が滑落して圧死した何というか普通の一生の記憶だ。


まあ、なんというかいわゆるナード(お宅)だったよな毎日アニメを見ていた様に思う。

普通の一生だったとは思うが、今生に比べると普通というだけであの国の中だとどうだろうな、割とクソな家族だったのかもしれない。

あのビッチ(母親)は俺が死んで労災や保険が入ってきたことを喜んだのだろうか、それとも生活費が入ってこなくなることを悲しんだのだろうか。

たぶん、おやじは悲しんでくれただろう、もしかすると俺がいることで離婚できずにずるずる家族を続けていた感じだったから俺の死を切欠に離婚して幸せに過ごしたのかもしれない。

まあ、今となってはどうでも良いことだ。

今生に比べればましだし、あの生活に戻れるのなら戻りたいくらいだ、まあ20代でくたばったんだがな。



俺の名前は「トカマク・ロブスキー」このソビエト連邦というくそったれな国のハリキウという田舎で生まれて育った。


一応、今のクソみたいな家庭を説明しておくか。

おやじはアル中でひたすら一日酒を浴びるように飲んでいる、たまに日雇いで働いていたみたいだがほぼ一日飲んだくれているな。

母親がなんとか生活費を稼いできていたが、生活は苦しかったな、まあ半ばスラムのようなあの場所でどうやって稼いでいたのかはあまり言いたくはない。

おれもまあ、半グレみたいな感じでなんとかハイスクール(高校)を卒業し軍に潜り込む事が出来た。


まあ、俺みたいなのは一杯いたさ、そして俺らみたいなのがなんとかなるには軍に入るしか無い。

まともな職なんか見つかりっこないしな。ある程度軍で生活し退役軍人という肩書きを元にどこかの会社に潜り込む。

大半のやつは俺と同じルートを目指していた。

俺もなんとか軍に潜り込み、政治将校に目を付けられない様におとなしく任期を過ごしてさっさと退役、なんとかどこかの会社に潜り込もうと思っていたんだけどなぁ。


なんでこうなった。




俺の目の前には、なんだ、アルフ国?のドレイク軍?を名乗るバーンといか言う優男がいる。

なんか、革鎧か?みたいなのを着て腰に剣を差している。

軍人?軍人ならせめて銃火器、AK位持てよ。今時の軍で剣でチャンバラも無かろう。

とはいえ、多勢に無勢だここで逆らっても良いことはなさそうだ。


「それで、そのドレイク様ってのは何の用で俺みたいなのを呼び出したんだい?」


曰く、ここはトワイスロックとか言う世界らしい、海と陸の間?正直よく分からんし正気を疑うが、まあ明らかにさっきまで居たところでは無いからな。

だまされていたとしてもたいした被害はあるまい、正直だまし取られるような金は無いし仕事もまだ見つけていない、少しくらい付き合っても問題にはなるまい。


「ああ、貴公を呼び出したのは貴公に聖戦士として活躍してもらうためだ。

 地上人は大きなマナの力を持つ、貴公らの操るマナバトラーの活躍を望むものだよ。

 もちろん、活躍次第で貴公の栄華は望むがままだと言うことは保証しよう。」


栄華、栄華ねぇそんな美味しい話が降ってくると?

まあ、内心の疑惑を1段くらいは上げて話をしてみるか、聖戦士、マナの力、マナバトラーとよく分からない単語も出てきたしな。


「ほう、栄華はのぞむがままか、良いねぇそれは、んで、そのマナバトラーてのは何なんだい?」


とりあえず、状況判断だ。

状況が全くつかめない、なんとか会話をつないで状況を把握しないとな。

正直周りの雰囲気はマフィアのアジトみたいな状況だ、剣を刺した兵士と思われるやる奴らが殺気立っている。妙な行動は慎むべきだな。

ましてや、相手は俺を無条件で拉致った様なやつらだ、おそらくだが俺がここで死んでもあまり気にしない可能性が高い。まあ、せっかく呼び出したんだから有効活用下糸くらいは思っているとは思うがな。


「マナバトラーとは、貴公と同様地上人であらせられるショット殿が作られた戦闘ユニットだ、あちらを見てくれ。

 あそこにある赤い人型の機体あれがマナバトラーだ、機体名はキャンサーという。」


正直、衝撃を受けた、言われた方を見るとなんか、蟹の甲羅みたいな人型のロボットが鎮座している。

なんだ、あれは。戦闘ユニット?動くのか?あれ?


「これは驚いたな、何だあのロボットは」


「マナバトラーだ、地上人はあれを見るとロボットと認識するようだが我々はあれをマナバトラーと呼んでいる」


「あ、ああ、マナバトラーね。わかったよ...とは言えだ

 俺は軍には居たが、戦闘機乗りでも無ければ機甲部隊に居たわけでも無い、ああいった乗り物に乗ったことは全く無いんだぜ

 それであれに乗って活躍しろ、なかなかハードな内容じゃないのかな。」


「ああ、それに関しては気にする必要は無い、先ほども言ったが貴公達地上人は大きなマナの力を持っている。

 乗れば普通に動かせるし、生身と変わらないくらいに戦えるさ。」


「地上人にマナの力ねぇ。

 まあ良い、気にするなと言うのなら気にしないさ。

 で俺はどうすれば良いんだい、バーンさんよ。」


こうして俺はこのトワイスロックとか言うくそったれな世界に迷い込んだわけだ。

まあ、元いた世界もクソだからな、どっちがましかはまだ分からない。

死なないようになんとか過ごすしか無いだろうな。

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