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化ける

黒川はまだ不自由な左腕が目立つ為あからさまな行動は出来ない。

まぁおそらく何も起きないだろうと踏んで来たわけだが、実際問題何も無いだろうと思う所に居続けるストレスはある。

若菜と行動を共にすべきだったかもと思いながら、少し意地になっていた自分を責める。

ある事に気づいた黒川は厚化粧のギャル風メイクにする。

丁度良かった。今日はできるだけ目立たない様に服装はラフなものにしたのだ。

結城が事務所を出たのは19時頃だった。

メイクを濃くしたのは黒川とは面識が無かったが噂に聞いていた後輩であり、今は公安で若菜の同期の真家哲太が居たからである。真家は結城を追っているようだ。きっと何人もかけて捜査をしているのだろう。真家は結城が曲がるまでのんびりと歩いている。此処で私が出ればきっとバレると思ったので、喫茶店から出なかった。

まぁバレた所で多分問題ないのだろうけれど、でもクロノス関連で何かあるのは確実だろう。

結城も絡んでいるのだろうか?

或いは結城が狙われている?

思わぬ収穫だった。才田の方がどうだったのか気になるが、あれ(若菜)は上手い事はぐらかされている可能性が高い。

私がラッキーだっただけ、真家以外はわからないのだから。

男はほぼメイクしないし、そういう点でも期待出来ない。

悪手になっていない事を願いつつ若菜が迎えに来ると言うので違う少し離れたファミレスを伝え、30分後に到着予定というので、ギリギリの時間まで結城の事務所の前の喫茶店に滞在し、移動をする。

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