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追尾

運転中も進路が変わっていないか度々確認してルートを構築する。

タクシーに乗られ見失うのが怖い為である。

今日は気が合った様で最初のルートのまま若菜と合流できた。

暫く停止していると陽川はタクシーを捕まえた。

若菜の位置まで車を運転し拾う事に成功したのちタクシーを追いかける。

石川さん云く陽川の立場は他の信者より扱い易く、目的も見えやすいだろうという事で監視を続けていくことになった。

確かにそうである。

目的があるなら直接的に動けた方が良いに決まっている。

今は課題を増やして余裕を無くさせているだけなのかもしれないが、活発化していることは間違いなく、注視していく必要があるだろう。

タクシーを追いかけているとクロノスの礼拝堂に着いた。

追跡の最中から此処に来るだろうことが予想できたので、リラックスする黒川だった。

公安みたく潜入捜査など出来る予算もなく。。

まぁ地方に比べればマシなんだろうけれど、、、

なんて思いつつ外で待つしかなかった。

目的の視える場所が私達にはベストだったがこれも仕方あるまい。。

時間の経過だけみて出てくるのを待つ。

15分程経ってやっと出てきたと思えば早歩きで駅へと向かっていく。

駅までは若菜が歩きで後を追う事に成功し、そのまま陽川と若菜が電車に乗った。

おそらく今から向かうのは才木道治みちじの記者会見だろう。

まぁ私たちの予想でしか無いが、、

才田廻子の同級生の才木友梨奈の父であり、政治家一家の政治家として3代目である。

黒川はGPSと若菜からのメッセージを受けながら車を走らせ、会見場へ迫っていく事に安心していた。

会見場まで無事到着した二人はお昼時を過ぎていた。

陽川は駅から会見場までの通りで弁当を買っていたという報告を若菜から受けている。

ネットの生放送をつけながら、若菜が買ってきた弁当を貪り時を待つのだった。

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