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頂きます

九瑠璃はつけられている事に全く気づかず、結衣に迎え入れられた。

「今から少しだけ追加で揚げるから食べ始めてて、私はもう食べたから大丈夫だよ」

結衣は九瑠璃に笑顔を向ける。

「やったー揚げたて食べれる!!」

「声でかいよー」

「ごめんなさい。。お腹すいた。」

「今日も中々にしんどそうね。」

「昨日よりは元気だよー」

「だと良いんだけど、、、」

九瑠璃の目を見つめるが彼女は目を向ける事もしない。。

こういう時が一番計りにくい。。

九瑠璃は過ぎた事よりも明日やろうとする事にテンションが左右されがちで、予定がある時は上がり目なのだ。

時間までは知らないけれど、明日は長君と会うみたいだし、それだけが理由なら良いのだけど、、、

そんな事を考えていても唐揚げがまず揚がった。

お皿に入れて九瑠璃の前に持っていく。

次にトンカツ、最後にかき揚げを調理し終え九瑠璃の前に座る。

九瑠璃はお腹が空いていたのかバクバクと気持ち良い食べ方をしてくれた。

ご飯をおかわりし、私が食べた時に揚げた物にも少し手を伸ばす

話しかけようと思い座ったが、余りの勢いで食べるため言葉を失っていた。

結局食べ終えるまでペースを落とさず食べ切ったという表現で良いだろう。。まぁ嬉しいけど、、明日のこと気になるなぁ。。。

聞くと悪い事を思い出して状況を悪くする場合もあるし、、

長君頼んだ!と思う結衣であった。

洗い物は九瑠璃がすると言ったが油の処理もあったので一緒にする事にした。

九瑠璃も意外と出来る様になってきた。

私がやらなかったら諸々少しずつ出来たのかもしれない。

まぁ私が出来なくて良いわけもなく

今の流れがお互いにとって良い形だったと信じている。

九瑠璃も今悩んでる事が一つ幕を下ろせば自然と一つ成長するだろう。

私は今は見守る事にする。

私の為であり彼女への期待である。。。

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