愛す
結衣はフリータイムに入った今のマイホームで寛いでいた。
今日はアイスを買ったから夜食は作らなくて良い
九瑠璃は今は頭に才田さんの事が頭から離れていそうで、しっかり勉強をしている。
よりこういう風に、より変わっていくのだろうか?
いや変わっていってるのだ。。
私からみて良いと言う風に彼女が変わる必要はないのだけど、私は考えてしまう。
私は私の事を考えようと思う。。
私もこのままで良いはずがないのだ。
少しずつ変わっていってるのだ。
いや変わらなきいけない。
進路は決まっている中で大学にいくという決断をしたのだ。
簡単にはこの四年間を使えないのだ。
九瑠璃よりも言ってしまえば重いとも言える四年間。
別に巫女になりたくないわけではない。
九瑠璃が居たからでもない。
私は私の想いでこの場に立っている。
曖昧なモノを感じに、、憤りとは違う何かを感じ活かす為に
ペンを持つ手がかたくなっていた。
時間を見ると11時を遠に過ぎていた。九瑠璃の方を向くと目が合った。
私は静かに話しかける
「夜食にしようか?」
「わーい」
九瑠璃は待って居たのだろうか?
私を計っていたのか?
わからない。。。私にはきっと解らない。
「今日はアイス買って来たから好きなの食べて」
「このバニラが良い。」
5個セットで安くなって居たので、奮発して10個買ったのである。
その中から九瑠璃が数秒で決めた。
「九瑠璃はバニラ好きねぇ。多めに買っといて良かった」
「流石結衣!分かってるぅー」
「私はチョコのソフトクリームにしようかな。」
「結衣はソフトクリーム好きよねー」
「北海道で食べるのとはレベルが違うけど、郷土愛ってやつかな」
「郷土愛?」
「故郷を懐かしんだり、想い起こしたり、懐かしんだりする事だよ。本当に法学部なの?」
「さーせん」
和やかにでも静かに動いていく夜だった。