祝杯
才木さん登場で更に湧く九瑠璃。
「どっちが噂の九瑠璃ちゃん?」
才木は二人に笑顔を振り撒き廻子の方をみる。
「ショートカットの彼女よ。もう一人は諸々見立ててくれた結衣ちゃん」
「二人とも可愛いわねぇ。」
九瑠璃がまたオドオドしている。
まぁ憧れだものね。
「才木さんはお医者さんでしたっけ?お忙しいと先輩方から伺ってます」
「今日はホントたまたまよ。私的には少し早く来たつもりだったんだけど一番最後かぁ」
「結衣ちゃんが気を遣ってくれたのよ。ホント出来た後輩だわ」
「私が何も出来ないみたいじゃ無い」
「実際に今何もしてないじゃない」
「はい。すみませんよーだ。飲み物買ってきたよ。未成年も居るからお酒は無しで良かったよね?」
「うん。一通り買えた?」
「勿論。私にかかればお茶のこさいさいよ」
「飲み物ぐらいで一本取らないで」
「お茶のこさいさいを絡めなさい」
「あーごめん。ごめん。」
結城が笑い、九瑠璃と結衣で見合って笑う。
結城が話を戻す
「じゃあぼちぼちラストスパート串刺しやりますかぁ。火も点いたし焼きながら楽しんでいこう。」
ティーボーンステーキを豪快に網の上に乗せて焼く。
その傍で九瑠璃はタマネギと肉のやつを早速焼き始め。
ティーボーンステーキを切って皆んなに分ける結城
骨の部分があるのが皆んなの気持ちを盛り上げる。
何種類もの肉と野菜を食べ、最後は肉盛り盛りの焼きそばを作ることに
タバスコを廻子の紙皿に乗せた焼きそばに入れる結城さん
皆んなが引く中才木さんはタバスコをバニラアイスに入れたり。
賑やかな日曜日の午後だった。