アゲアゲ
智留に続く形で二人更には運動を嗜む人達全員で来ていた。。
それも途中から駆け足だったので、図書館がざわつく
私は恥ずかしくなり皆んなの方へ駆けていく。
「何してんのよ。」
怪訝そうにワンウェイさんをみる
「皆んなに話したら胴上げでもしようってなってね。」
「どういう感性だよ。。。」
そのまま皆んなに持ち上げられ胴上げを2回3回と宙に舞う。
イヤ怖かったから舞えてはいない。。
まぁ九瑠璃の事が心配だったのは私だけじゃないという事だ。
2歳児の身寄りが大学生なら皆んな心配して然るべきなのだ。
私の事より九瑠璃に伝わればいいのだ。
図書館を失笑の中出る結衣達。。
体育会系達は先に走って消えていった。
逃げ足が早い。。。
結衣は一応お礼をと思っていたが、そこで更に心が萎んだ。
ファミレスではいっぱい食ってやる!!
そう食いしばり図書館を三人連れて後にするのだった。
智留が四人になって初めて口を開いた。
だいたい想像できたぞ!この展開!!と思いながら智留の話を聞く。
「九瑠璃ちゃん元気になって良かった。結衣も塞ぎ込んでだから皆んなで心配してたんだ」
「あの子ホント皆んなに可愛がられてるわね。同じ学年でも二か月ぐらいなのに。」
「入学式が印象的すぎたんだよ」
ワンウェイさんは笑いながら続ける。
「あの時からまだ間もないから皆んな心に有るのは自然かもね」
イーヴァさんも続ける。
「二才女オタとして入学し二才ジってとこで噛んじゃったやつね。頭良いから代表で挨拶したんだよね。ホント可愛いかった」
ワンウェイさんは満面の笑みで更に続ける。
「キャラも幼さが残るから2才児で定着したんだよな」
「あの子以外ならなかなか立ち直れないわね」
結衣はつぶやく
「なんだかんだ九瑠璃ちゃんも歳をとってるのねー」
イーヴァさんは微笑み連ねる
「元は引っ込み事案だから、大学っていう舞台でまた無理はしてたのかも知れない」
「結衣はずっと見てきたもんね」
智留が久々に言葉を吐く
「まぁ皆んなよりはね」