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探る

結衣ちゃんに電話するからと言ったもののこの時間は九瑠璃ちゃんがいるだろうからなぁ。。なんて思う才田

まぁまだ何かが解った訳でも無いし、検査が終わってからで良いか。

その前に彼女達にお礼言わなきゃ。。

一方若菜はその才田を公安の気配を感じつつ後をつけていた。

黒川に今までの接近距離とかを変えるなと言われたので、仕方なくいつもの距離感で尾行し続ける。

今日は結城と山部と会っただけしかも時間としては30分ほど。。

山部と結城はまだ出てこない。

何か渡したい物でもあったのだろうか?

坂木も物を渡したのだろうか?

山部は確か石の専門家

クロノスは骨董品の譲渡にも関与している。

陽川が何か置き土産的な事をしていたのだろうか?

陽川が心酔していたのは間違い無いし、何かを贈っていたとして考えられる範囲だ。

それを公安に隠す意図がわからないが、、

まぁ今回はただの歓談だと思うべきか。

才田の家まで尾行を続け、近くに置いておいた車に乗り警視庁へと移動する。

一方黒川は痛々しい左腕を庇いながら、クロノスの教会の前に程近いファミレスに居た。

昨日、今日と以前張っていた時より出入りが多い

陽川の事もありフォローでもしているのか?或いは単に活発化しているのか?

どちらにせよこういう時はボロが出やすい。

今日は教会のアーチ状の門のところに盗聴器を置いてみた。

そんなところに置いてもと言われるかも知れないが、信者達が門をくぐり出入りする時に一言言ってからくぐるのだ。

それを聞く中で陽川を表した様な単語が幾つか出てくる。

日が昇り落ちる。光る意志。閃く意図。

ここまで心酔するものかと途中から嫌になり。

これは病む。。

結城帝都に張り込みを変えるべきか迷う。

でもそうすると公安に透かされる気がする。

パソコンに向かいながら今を整理しつつ信者の戯言を聞くので精一杯になっていた。

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