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未来永劫

私は、私の命が無くなるまで祈りを捧げ続ける。亡くしてしまった最愛の妻のために。あの頃のつつましい他愛ない青春は二度と手に入らない。私は逃げも隠れもしたが、後悔はない。幸せだった。

この手紙、私の父親か、それとも全くの他人のものかも分からない、しかし、私には関係があるとしか思えぬこの手紙の存在は、決して誰にも話さないつもりでいたのに、あの出会って間もない、とても素敵で無邪気な若者に。

私はおそらく、そう永くはないのであろう。この手紙の差出人と同様に永遠に結ばれるひとのもとへと旅立つのだろう。あのとても素敵で無邪気な若者がこれから未来へ旅立つのと同様に。

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