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3人の人間

山田、たける、伊藤らん、

俺、たける、伊藤らん、

ねえ、たける、山田、あなたたち、将来どっちが私と結婚するのよ。

俺はちょっとだけ心臓が止まりそうになった。

いつもバイバイするコンビニの前に着くまでに決めなさいよ。

分かった。俺だ。たけるが言った。

話しは終わった。山田が言った。

ちょっと待ちなさいよ山田、じゃあ、今から私たち2人で手つないで帰るから、バイバイ、でいいの?

いいよ、別に。山田が言った。

ちょっと待て!将来結婚する話が、なんで今からどっちかと交際する話なんだよ。

昔は3人で仲良かったけど、俺たちもう高校生だもんな、そろそろこの状況には、限界が来たのかもな。

山田が言った。

だから、なんでいつの間にか俺がお前らの喧嘩の仲裁するみたいになってんだよ、落ちつけって。たけるが言った。

ま、冗談だけど、ね。伊藤らんが言った。

冷静になって考えれば、これは、伊藤らんの冗談話だとすぐに分かるが、一瞬だけ本当にドキッとしてしまった。この先将来、何度でもこのような状況は訪れるのだろう。その度にドキッとしたり、頭をかかえたり、悲しんだり喜んだりするのだろう。人生は複雑だが、人間は単純だ。

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