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母に叱られてしまった
今年の夏は暑い夏になるのだろうか。道ばたや草むらで虫やトカゲなどを多く見かける。山田はどんな人がどのように不老不死になるのだろうかと想像を膨らませていた。例えば同じクラスの女子や男子。通学途中でいつも見かける若い女性。若い女性はおそらく通勤であろうと思った。部屋の窓ガラスからの光がかすかなオレンジ色になっていた。もう夕方になってしまった。市内の森林は近所のバス停からバスで20分くらいのところにある。自転車で走ったら30分以上時間がかかってしまう。行こうかどうかを考えているの時間が無駄だったと山田は後悔していた。母が部屋を訪ねてきた。あんた、フライパンなんで部屋に持ってってるのよ。そしてトカゲを焼いて食べたことがバレてしまった。ゴミ箱の中を調べられてしまい、残骸が見つかってしまった。そして、コンロを没収されてしまい、二度と自分の部屋で使うなと言われた。