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運命の歯車
おはよー。伊藤らんが山田に声をかけた。こんな時間に職員室の前で、何してたの?化学研究部に入部届け出してたんだよ。山田は答えた。
へー、。で、何するの?化学研究部って。
化学の研究、じゃないか。
へー、。何かよく分からないけど、とりあえず入部したんだ?
うん。
おはよー。
たけるが歩いてきた。おはよー。
何してるの?たけるが聞いた。化学研究部に入部届け出してたんだよ。山田は答えた。これは、さっきのやりとりのデジャブかと山田は思った。
こうして、3人とも同じ日に化学研究部に入部することになった。このことが3人の運命の歯車を大きく動かしたことは、ある意味言うまでもないことだが、3人ともその事にまだ気付いていなかった。




