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父親の記憶

私は、私の頭の中の、私の父親に関する記憶を思い出している。別に毎日の習慣というものでは、おそらくない。父親は、軍医を経て、町医者をしていた。父は、山歩きや、釣りなどに私を連れて出かけていた。私は、父親と遊女の間に生まれた子であるともっぱら噂されていたのを、幼く、物心つきはじめたころから、すでに気づいていた。そして、私が青年の頃、父親が病の床につき、私は宛もなく家を出た。戦後のどさくさに紛れたわけではないが、父親譲りの感の良さで、今日まで生きている。私は毎日考えている。父親の記憶を毎日繰り返し思い出してしまう、私の頭の中の脳というものについて、そして、父親について、そして、我が国の行くすえについて。

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