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プロローグ

元になったやつのパラレルワールド。

「あのさ…パーティー…抜けたほうがいいと思うんだ…」

「私も同感」

「あの…私もです」

「俺もだ」

「そうですね」


6人の勇者パーティーの荷物持ちである俺。そんな俺の回答は…

「うん、抜けたほうがいいよな…

周りのパーティー達と一緒のことだった。

…………………………………………………………………………………………………………………………………


三時間前…


「そっち行ったよ!」

「なんで来るんだよおお!」


荷物持ちである俺は、()()()()()()()()()ダンジョンの最下位層の結界を破ってきたイモータルキング…最上位不死者から逃げ惑っていた。


「な、なんで?なんで加護が効かないの?」

「ば、バフが効かないぞ!」

「わ、私が作った隠密のマントが…効果を見せない?」


そう。勇者パーティーの総力を使っているにもかかわらず、だ。


「うらあ!」


勇者の掛け声とともに、イモータルキングは倒された。


「大丈夫か!?」

「ポーションかけます!」

「荷物を置いてください!」


勇者パーティーが追っかけてくる。

「ご…めんな、変な…グッ、体質で…俺って、もうここで死んだほうがいいよな…」

「そんなこと言うな!」

「あ、治った」


なんで死にたくても死ねないのか…俺は絶望していた。


…………………………………………………………………………………………………………………………………


「なあ、あいつらが何したか言えば、俺たちがなんとかするぞ?言ってくれよ」

「そうさ、大河くんを虐めるのに偽装するのはろくなやつじゃないさ」

「ああ、大丈夫…」


周りの人は見かけによらぬもので、ゴツいおっちゃんが心配してくれている。

それに対して勇者パーティーは…


「ああ、怪我させてんのは事実だ」

「ごめんなさい…」

「ふむ、怪我はさせてるからな、気に病むことではない」


やっぱり優しいなあ…

クラス全員で転移した時、俺だけスキルが発現しなかった。

勇者パーティーはみんなそうで、虐められていたが、だんだん発現した。

俺は発現しなかったが、

『昔のよしみだ、気にすんな!』

勇者パーティーは、俺を荷物運びとして雇ってくれた。

それも、騙そうともいじめようともせず、だ。

それどころか、金泥棒なのに、いい装備を買ってくれる。


それだけでなく、いつも俺が傷つけられているのを見て、

『虐めるな!』

とか言われている。


でも、優しくしてくれる。

俺は死のうとしても死ねず。

周りには迷惑をかけ。


俺の存在意義ってなんなんだろ…


このあと、俺は人生の分岐点に当たることになる。


続けるかは…あなた次第。ログインしなくても「面白い」って書いて欲しいんです。

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