用語集
色々な分野のサイトを紹介しますので用語集を用意しました。
分からない単語があればここに立ち寄ってみてください。
■小説投稿サイト、Web小説投稿サイト:
インディーズやアマチュアのオンライン作家が、自由に小説を公開できるウェブサイト。
なおこの作品では、複数人がストーリー性のあるテキストまたは物語を投稿、閲覧ができる機能をもったサイトと定義している。イラストメインでも投稿機能があれば含めている。
なお業界の流れからホームページ作成サービスも一部含めている。
■一次創作、オリジナル作品:
作家自らの発想と想像によって作られた作品・キャラクターなどを指す言葉。
■二次創作:
原典となる創作物(原作)に登場するキャラクターを利用して、二次的に創作された、独自のストーリーの漫画、小説、フィギュアやポスター、カードなどの派生作品を指す。
企業が運営するサイトでは禁止されることが多い。
■○○オンリー:
そのサイトしか投稿していない作品を○○オンリーと呼ぶ。新興サイトでは小説家になろうや他の大手サイトからマルチ投稿されている作品が多くなっており、それらを区別するために生まれた。
成り立ちから大手のサイトではそのタグは付けられないことが多い。マルチ投稿されやすい同系列の二番手、三番手のサイトでよく使われるタグ。
そのサイトを見限って、マルチ投稿したがタグを消すのを忘れる人も多い。
■R18:
18歳未満禁止を意味する。成人向け。サーバーやアプリの関係でR18作品は禁止されているところも多い。そのためシステム上は同じだが、閲覧場所を別サイトとして区別するところも多い。
全年齢対象サイトではレーティングが必須。
■ユーザー登録:
サービス利用者が、お気に入り、コメント、レビュー、投稿などの機能を利用するために登録すること。
掲示板型のサイトではユーザー登録が不要で、パスワードによる管理になるところも多い。
最近ではほとんどのサイトがユーザー登録必須になっている。ランキングや評価制度の関係上、1人が複数のユーザー登録することを禁止しているサイトも多い。
■複垢:
複垢とは複数アカウントの略。利用規約で禁止されているところが多い。
■バン、BAN、垢BAN:
アカウント削除されること。サイトの利用規約に抵触したユーザーに対する処置。
■アイコン、アバター:
ユーザーを表すために用いられる画像。自分で投稿するところもあれば、サイト内の画像から選ぶところもある。最近誕生したサイトではほとんどついている。
■ヘッダ画像:
マイページに表示される画像。イラスト投稿系のサイトではよく見かける。
■ブロック:
特定のユーザーからの感想、メッセージを受け付けなくする機能。
■ミュート:
特定のユーザーの行動を見えなくする機能。
■活動報告、近況ノート、日記、ブログ機能:
自分の活動や近況などを記す場所。宣伝に利用さることも多い。
■ランキング:
何かしらの基準をもってランクづけされた作品が並ぶ場所。良作を見つけやすくする機能。人が少ないところだと機能しない場合もあり。
■収益発生:
そのサイトを利用することで金銭が得られること。投げ銭、インセンティブ、販売、ファンクラブなどの方法がある。
■ブックマーク、本棚、ブクマ、お気に入り:
作品をお気に入りスペースに登録すること。ランキングの指標に使われることが多い。
お気に入りされた数が見えるため、作者のモチベーションとして使われることもあるが、外された時のダメージも大きい。
■しおり、閲覧履歴:
連載作品でどこまで読んだかを記録する機能。ブックマークと兼用しているところも多い。
サーバーではなく、キャッシュに保存している場合もある。
■評価、いいね:
作品を評価する機能。3段階、5段階、10段階などサイトによって評価方法が異なる。レビューと同時に評価するサイトも多い。
最近では評価の代わりに、いいねボタンにするところも多い。
■キーワード、タグ機能:
検索しやすくするために使用される言葉を設定できる機能。読者が設定できるサイトもある。
■レビュー、書評、推薦、おすすめ:
本来の意味のレビューは批評も含むが、多くのサイトでは『おすすめ』というポジティブな意味でつかわれる。各サイトによりローカルルールが存在することがある。
■感想、コメント:
作品に寄せる感想、コメント。毒にも薬にもなる。
連載システムを導入しているサイトだと、各話に付与できるところもある。
■誤字報告:
多くのサイトは感想、コメントで誤字報告を行うことが多いが、機能として実装されているサイトもある。便利。
■縦組み、縦書き:
縦方向に文章を表示する機能。CSS、PDF、ePubや独自ビューワーによる表示方法がある。
■自主企画:
サイトユーザーが自主的に行う企画、コンテスト。サイトによっては専用機能が設けられているところもある。
■公式連載、公式作品:
そのサイトの運営から依頼されて連載を行う作家の作品。近年の出版不況からか書籍化ではなく、このシステムを導入するところが増えてきている。
■有料会員、プレミアム会員:
お金を払うことで機能の拡張、追加がされたり、有料作品が読み放題になったりする。
多くのサイトは無料だが、チャット小説アプリや公式連載を行っているサイトでは有料会員制度を導入しているところが多い。
■無料チケット、レンタルチケット:
有料作品、公式連載を読むために使われるもの。ログインボーナスや動画視聴によって得られたり、時間経過により補給されたりする。基本無料。
■課金コイン、課金ポイント:
有料作品、公式作品を読むために使われるもの。基本有料。
またサイト内通貨として使用されることもあり、アバターや宣伝チケットなどの課金アイテムを購入できるところもある。投げ銭として使用される場合もある。
■検索機能:
投稿された作品をしていた条件で抽出する機能。
作品が多く投稿されているサイトでは必須の機能。作品を見つけ出す人にとってその機能を使いこなすのは必要技能。意外とこの機能がないサイトも多い。
■マイページ:
登録ユーザーに与えられる個別ページ。自己紹介、サイトURL、本棚、レビュー、投稿作品などそのユーザーに関する情報が表示される。
■HTML、CSS、独自タグ、装飾:
HTML、CSSはWebサイトを構築するために必要な物。
これを小説本文、活動報告などの日記に適用できるサイトもある。レンタルスペース系のサイトではよく使われるため、これの習得が必須なところが多い。
なお、多くの小説投稿サイトではよく使う装飾を、独自タグという形式にしている。(ルビや傍点など)
平文しか載せれないところも多い。
■表紙、サムネイル、サムネ:
作品につけるイラスト。イラスト系のサイトではイラストと同列に並べるため表紙を付けるところが多い。
■挿絵:
本文に挿入できるイラスト。
■コンテスト、公式イベント:
出版系の会社が運営している小説投稿サイトでは、書籍化するための作品を探すためのイベントを開催しているところが多い。出版系のイベントを開催するとある程度、作品数の増加、ユーザー増加が見込めることが多い。ただし、ジャンルや、特典にもよる。
定期的に行われていたイベントが行われなくなるとサイト閉鎖の可能性が高くなる。
■アップデート:
サイト機能の拡張、改善。
日々技術が進化していっているので、サイトの完成形というのはありえない。
このアップデートのお知らせがなくなると、サイト閉鎖の可能性が高くなる。
■サイト閉鎖:
サイト運営にもお金がかかるので、需要がなくなったり、維持が難しくなったサイトはサービス終了されることが多い。
特に運営が会社だと利益につながらないとみなされると容赦なく閉鎖される。そこに載っていた作品や活動記録が消えるため、儚い気持ちになってしまう。
■書籍化:
Web上に公開されている作品の内容をもとにして、書籍にまとめ出版すること。コンテストで受賞する、出版社が拾い上げる、自己推薦するなどのルートが存在する。
出版社としては、人気があるとわかっていることなどから、リスクが比較的少ない。また閲覧ユーザー層などの情報提供を受けている場合もあり、利益が出るかの判別もつきやすい。
Web媒体の書籍化が一般的になってきたのは、電車男などの掲示板小説、Deep Loveや君空などのケータイ小説がブームになったころから。
Web小説投稿サイトに投稿している人は書籍化を目指している人も多く存在する。
■公式キャラクター、マスコットキャラクター:
そのサイトのアイドル、宣伝係を担当するキャラクター。女性、または動物が多い。
■公式Twitter:
宣伝のために小説投稿サイトの広報として開設される。主に新規ユーザーを得るために活用される。
公式キャラクターを設定して呟くなどしている運営もある。
■API:
Application Programming Interfaceの略。
あるコンピュータプログラム(ソフトウェア)の機能や管理するデータなどを、外部の他のプログラムから呼び出して利用するための手順やデータ形式などを定めた規約のこと。
サイト内の情報を効率的に取得できるため、これを提供しているサイトではデータ分析などが活発。ただ提供しているところは少ない。
■PV、ページビュー、閲覧数:
PVとは、該当作品がどれだけ閲覧されたかを示すもの。ブラウザに1ページ表示されたら1PVとカウントされる。連載作品ではページごとにカウントされるため有利。
■UU、ユニークユーザー、読者数:
実際に作品に訪れた人数を示すもの。IPアドレスや端末情報により閲覧者が個体認識され、カウントされる。連載作品では実際の読者数を判断するのにこちらを利用することが多い。
■アクセス解析:
自分の小説の読まれ具合を解析できる機能。単にPVのみを表示するところもあれば、推移、年齢層、話数ごとのアクセスまで提供してくれるサイトもある。Googleアナリティクスを導入できるサイトもある。
■エタ、エタる:
長期更新停止中の未完作品のこと。エターナルから来ている。
ほとんどの連載作品がこの状態に陥る。
■スコップ、スコッパー:
作品を探しサイト内に広めることを行うこと、する人のこと。
レビュワーとも呼ばれる
■限定公開:
特定のユーザーのみ公開することができる機能。
フォロー限定、パスワード設定、外部検索避け、など色々と設定できるところが多い。BL、夢小説系のサイトでは実装しているところが多い。
■検索避け:
文章中の一般的な用語の字面に余計な文字を混ぜたり隠語を使うことで、キーワード検索・タグ検索などをした際に検索されないようにすること。
その道に通じていないとわからない隠語を使うことで、部外者に見つからないよう隠れる手法。
■リレー小説:
複数の人物によって連携して作られた小説のこと。
■なろう小説:
主に小説家になろうに投稿された作品の創作物をジャンルや出自で分類する言葉。異世界に転生したり転移したり、人生やり直し系の作品にこの名称がつきやすい。
■ケータイ小説:
携帯電話(特にフィーチャー・フォン)を使用して執筆し閲覧される小説(オンライン小説、電子書籍)。Deep Love、恋空などが有名。
■掲示板、電子掲示板、BBS( Bulletin Board System):
コンピュータネットワークを使用した環境で、記事を書き込んだり、閲覧したり、コメント(レス)を付けられるようにした仕組みのことである。単に「掲示板」と呼んだり、英語表記の略語で "BBS" と呼んだりする。
■掲示板小説:
掲示板の機能を利用して作られた小説。または、舞台装置として掲示板が利用された小説。電車男、まおゆうなどが有名。
■チャット小説:
LINEなどのチャットアプリを模した形式で表示され、スト-リー展開されていく小説。スマホアプリで読まれることが多い。チャットアプリの利用者である低年齢層に人気。
■夢小説、ドリーム小説:
特定の登場人物の名前を読者が自由に設定して読むことの出来る小説。
読者が閲覧前に名前を登録しておくことにより、小説内の特定の人物の名前が登録した名前に変換されて表示される。
■夢機能、主人公名変更機能:
小説内の特定の人物の名前が登録した名前に変換されて表示される機能。夢小説サイトでは必須の機能。
■BL、薔薇、やおい、801:
ボーイズラブの略。やおい、801と同意語。男同士の恋愛のこと。
■GL、百合:
ガールズラブの略。女の子同士の恋愛のこと。
■NL:
ノーマルラブの略。異性愛を題材とした小説や漫画などのジャンルのこと。主にボーイズラブ、ガールズラブに対比させて使用される。
■生モノ、ナマモノ、nmmn:
同人誌、Web小説などにおいて、音楽アーティストや芸能人、スポーツ選手などの実在する有名な人物でを扱った作品のこと。特にやおいのジャンルで使われる。
ナマモノジャンルは隠れるべきという認識があるため、限定公開、検索避けなどの手法を取ることが多い。
■デスゲーム:
登場人物が死を伴う危険な娯楽に巻き込まれる様相を描くようなフィクション作品、およびそのようなフィクションの劇中で描かれる、参加者の生死をチップにした架空の娯楽である。王様ゲームなどが有名。
■合成音声:
音声情報処理の一分野。人間の音声を人工的に作り出すこと。小説投稿サイトではテキストの読み上げに使われたりする。
■VOCALOID、ボーカロイド:
VOCALOIDとは、ヤマハが開発した音声合成技術、及びその応用製品の総称。日本では初音ミクが有名。
■VOICEROID、ボイスロイド:
VOICEROIDは、AH-Softwareが発売している、読み上げ用音声合成ソフト。講座解説、ゲーム実況や朗読に使用されることが多い。
また誤字脱字発見器としてテキストを読み上げさせる使い方をさせる人もいる。
■AITalk:
2007年4月に提供開始された、音声合成エンジン。官民問わず幅広い分野で採用されている。
■CeVIO:
CeVIOは、名古屋工業大学学内ベンチャー企業のテクノスピーチ、デジタルサイネージのブイシンク、映像ソフト会社のフロンティアワークス、他数社で構成されているプロジェクトの名称。
■SofTalk:
SofTalkとは、合成音声によるフリーのテキスト読み上げソフトである。
ニコニコ動画ではゆっくりの声として有名。ゲーム実況でよく使われる。
■ボカロ小説:
歌声作成ソフト『VOCALOID』で作られた楽曲をもとにした小説。
ニコニコ動画で話題になったボーカロイド楽曲を中心に他社からも出版が相次ぎ、ジャンルとして確立された。
■フリーゲーム小説:
個人が公開したフリーゲームがもとになった小説。RPGツクールなどで作成されたフリーゲームが、ニコニコ動画のゲーム実況動画などにより人気になり、多くの出版がされ、ジャンルとして確立された。
■パトロンサービス:
『ファンがクリエイターを応援する』というコンセプトに基づいて作成されたサイト。クリエイターがファンクラブを作成し、ファンがパトロンになって好きなクリエイターに投げ銭の支援、ファンクラブの加入ができる機能がある。
■ノベルゲーム、ビジュアルノベル:
電子画面上で読む小説であり、画面に表示される文章に絵や映像、音、選択肢、画面効果などを加えたもの。文章単体で読まず、絵や音の存在を前提とする点、各自の体裁を持ち規格化されていない点などで、電子書籍とは異なる。
■ゲームブック:
読者の選択によってストーリーの展開と結末が変わるように作られ、ゲームとして遊ばれることを目的としている本である。『アドベンチャーゲームブック』・『アドベンチャーブック』とも呼ばれる。リンク機能を搭載している小説投稿サイトで投稿されるが、そういった機能を持ったサイトは少ない。
■オーディオブック:
主に書籍を朗読したものを録音した音声コンテンツの総称。日本では媒体によってカセットブック、カセット文庫、CDブックなどと呼ばれることもある。
■レンタルスペースサービス:
ネット上に自分のサイトを作成できる場所を提供をレンタルできるサービス。個人サイトを作ることができる。夢小説系が多い。ブログサービスとほぼ同じだが、夢小説に特化した夢機能などカスタマイズができるようになっている。
■モバイルアプリケーション、スマホアプリ:
スマートフォン、タブレットコンピュータ、その他携帯端末で動作するように設計されたコンピュータプログラム。
iPhoneなどのiOS用やandroid用などOSによって開発しないといけない。
■SimilarWeb、シミラーウェブ:
SimilarWebとは海外製のマーケティングツール。サイトの対象のサイトのアクセス数、検索のキーワード等などといったアクセス状況を把握することができる。ただし、推定によるものなので実際の状況とはある程度差が生じる。またある程度のアクセスがないと情報が表示されない。
この作品ではアクセス数の参考として使用している。
■仮想通貨、暗号通貨:
暗号理論を用いて取引の安全性の確保、およびその新たな発行の統制をする仮想的な通貨。ビットコインが有名。日本ではモナコインが有名。
暗号通貨を使った小説投稿サイトも徐々に増えてきている。