パトロンサービス型とは
この章ではパトロンサービス型について紹介していきます。
このパトロンサービスというのは、クリエイターへの支援ができるサイトのことです。2013年に誕生したアメリカのサービスPatreonを真似して作られたのがこのパトロンサービス型になります。
Patreonは創作活動のためにファンやパトロンがいつでも寄付できる場として作られ、2014年あたりから多くのユーザー登録があり急成長を遂げています。
海外のサービスということもあり日本ではあまり知られていませんが、このサービスと同様の仕組みを実現している国内サービスがいくつか存在します。
このサービスの特徴としては、ファンクラブを作り会費を集めたり、投げ銭を行えたり、クリエイターへ直接支援することができます。普通はグッズなり、書籍なりの作品が市場へ出ない限りお金を支払うことはできませんが、こういったサービスではできるようになっています。
クリエイターを支援することで、クリエイターが作品づくりに専念できるようになる事を目的にしています。ファンクラブ会員になると限定作品を閲覧できたり、クリエイターが用意する特典を受け取れるようになります。また同時にグッズ販売、作品販売もしている所もありますね。
利用者としてはイラストレーターやマンガ家が多い印象です。小説で使っている人はあまり見かけませんね。
イラストや漫画を並べられたときにインパクトが弱い、利用ユーザーがイラストや漫画系に偏っているので小説系への支援者が少ないのかもしれません。
また限定小説を載せるにしても、小説に特化しているわけではないので閲覧しにくい、文字数の限界、シリーズなど小説向け機能があまりないためと考えられます。支援者に対するお返しが難しいのもあるかもしれません。グッズ販売となると印刷したり本にしないといけないわけで、なかなかハードルが高いです。
このパトロンサイトはお金が絡むので、参入する数が少ないです。システムを作ってもある程度信頼がある企業じゃないと課金者も少ないのでしょうね。
生まれ年は元となったPatreonが誕生し、知名度が上がってからぽつぽつとできています。最近できたサイトだと暗号通貨を使ったシステムを取り入れています。徐々にそういった新技術を使ったサイトも増えています。
それではどのようなサイトがあるか見ていきましょう。




