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鬼道家の者達の日常  作者: 瑚々
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1話

連載を書くのは初めてなのでグダグダになるかと思いますが、精一杯頑張るのでよろしくお願いします。

これは私の記録です

少しだけ他の人と違う私の家族のことを書いていきますね?

それでは、朝の日常からどうぞ

ごゆるりとお楽しみくださいませ





ピピピと、目覚ましの音で目が覚めます。朝にはわりと強いのでその後布団に戻るということはせず台所へ向かいます。朝食は毎回お母様の手作りです。今日はなんなんでしょうか、そんなわくわくした気分で向かっていると台所の入口へ入っていく兄様の姿を見かけました。少し急ぎ足で台所へ入り兄様(にいさま)の後に挨拶をします。


「おはよう…」

「おはようございます、お母様(おかあさま)


少し眠たげに挨拶したのは私の兄である十和兄様(とわにいさま)です。いつも眠たげなんですかその気だるけな感じと中性的な美貌が印象的な美少年です。自慢の兄様なんですよ!

その次に言ったのがこの私、(うしお)です。私は兄様とは違いそこまでの容姿ではないんですが、それなりに可愛らしいと思います。

そして声をかけたのは私達のお母様で、琴奈(ことな)と言います。お母様は今年で40…いくつになるんですが未だに若々しいんですよ。とても4人も子供を産んで育てたなんて思えない程には、えぇ…。たまにその美しさが非常に羨ましくなる程の美人さんなんですね。そんな事を考えていたらお母様に声をかけられました。


「おはよう十和、汐。2人とも顔を洗っておいで?」


私達に挨拶をする時はこちらを見てくれましたが朝食の準備をしているようで、私は手伝うべきか顔を洗うべきかでそわそわしていました。するとそんな私の様子を見かねたかのように十和兄様が


「汐、そんなに気になるなら後で母様(かあさま)を手伝いな。今はとりあえず顔、洗いに行くよ」


と、言ってくれました。私は優柔不断なのでよくいろんな事で迷いがちなのですが、こうやって十和兄様が丁度いい提案をくれるので、他の人をイライラさせないですむんです。いつもいつも十和兄様には助けられてばかりなんです。

感謝の気持ちをこめてニコリと笑うと兄が驚いた顔をされました。普段からあまり驚いたりしないのでちょっと嬉しいですね。でも兄様はその後すこし考えこむ様子をし始めました。なんででしょう?


「はい!わかりました」

「あらあら、ありがとうね、汐」

「いいえ!お母様のお役に立てるのは嬉しいので」


お母様に元気よく返事を返すと、急に十和兄様に頭を撫でられました。どうしたんだろうと思って兄様の方を見ると、ん?と不思議そうにしながら微笑んでいたんです。

あんまり笑わない兄様の笑顔ですよ!思わずキュンってなりました!でもそれよりもときめいたのはあとの兄様のセリフですがねぇ!ほんとに兄様は素敵な男性です!


「十和兄様?どうしたんですか?」

「汐はいい子だな、と思ったから」

「そうねぇほんとに汐はいい子よねぇ」

「僕の妹、だからね」


自慢げに僕の妹だから、だなんて兄様に言われて嬉しくないわけがありません!あ、ここまでを見られた方ならわかると思いますが私、ブラコンです。でも私だけではありませんよ?

お母様はお父様大好きですし、私の兄様方は私の事を可愛がってくれますし。なによりこの十和兄様、兄様の双子の兄である白夜兄様(はくやにいさま)の事がほんとに大好きなんです。まあ、洗面所に行ったらわかると思いますが…。とりあえず今はそれより兄様にお礼を言わねばなりません!


「嬉しいです!兄様!」

「そう、それはよかった…」

「ほらほら2人とも、そろそろ顔を洗いなさい?」


兄様は投げやりに言いますがそれでも構いません!だってすこし目を細めて笑ってくれているんですもの!ほんとに兄様は素敵です…。でもお母様に早く行くように言われてしまいました。時間を見たらいつもよりすこし遅くなってしまっています。急がなくてはダメですね。


「兄様、行きましょ」

「ん…」





洗面所に行くとそこには長男である櫂兄様(かいにいさま)がいました。櫂兄様は甘い顔立ちに爽やかな雰囲気の好青年、って感じですね。十和兄様と同じくかなりの美貌の持ち主ですよーちなみに私達とはだいぶ年が離れています。櫂兄様は朝でもしっかりしていますね…。そう言えば白夜兄様の姿が見えないようですが?それは兄様も思ったようで櫂兄様に聞いています。


「あ、十和、汐も。起きたんだね、おはよう」

「おはよう櫂兄。ねーねー白夜は?」

「うーん、たぶん寝てるんじゃないかな?」


兄様、聞きながら袖くいってやるのはダメですよ!?可愛すぎます!よく見てくださいよ、櫂兄様までちょっと撫でようかって悩んでるんですよ!?は、いけないいけない、兄様が可愛いからって取り乱してはいけませんね。櫂兄様に挨拶するの忘れてましたし。てか櫂兄様、結局頭撫でてますね。あ、よく見たら目の下にクマができてます。徹夜でもしたんでしょうか?


「おはようございます櫂兄様。もしかして寝不足、ですか?」

「あれ、櫂兄そうなの?」

「汐にはやっぱりバレるかあ…課題を一つやっていてね」

「寝不足はダメだろ、櫂兄」


会話に入ってきたのは先程言った白夜兄様ですね。白夜兄様はすこしつり目がちの目と凛とした雰囲気が印象的なこれまた美少年ですよ!ちなみに十和兄様と比べるのならば断然白夜兄様の方がしっかりしてます。


「おや、白夜。おはよう」

「白夜、おはよう!」


あ、十和兄様元気に挨拶しながら抱きついた。え、なんですか兄様天使ですか、天使なんですか。白夜兄様に抱きついて幸せそうにしないでください!いや、いいんです!とっても目の保養になるし、幸せそうだからいいんですがこう、こっちが萌え死ぬというか…

ていうか十和兄様いっつも眠たげかつ、無気力なのに白夜兄様と一緒にいる時だけは御機嫌なんですよね。まぁそれは白夜兄様も一緒なんですけど。


「あっ白夜兄様、おはようございます」

「はよ、てか十和くっつくなよ」

「ダメ、なの…?」

「十和の体温高めで気持ちいいけどさ」

「じゃあしてて、いい?」

「ん、いーよ」

「んふふー白夜、好きだよ」

「俺も、十和のこと好きだよ」


白夜兄様、こちらに挨拶してくれたんですけどね、その後はやっぱり十和兄様にかかりっきりです。いつもの事なんですけど、こう、敗北感が…。私が少し落ち込んでいると肩にぽん、と手を置かれました。そちらを見ると櫂兄様が無言で首を横に振っています。あ、はい、そうですよねぇ…


「十和の白夜好きはもうさ、小さい頃からの筋金入りだからね」

「でも白夜兄様も十和兄様のこと大好きですもんね」

「性格も趣味も全然違うのにお互いの事大好きってとこは一緒なんだよね…」

「双子だから、何でしょうかね…?」

「どうだろうか?それにしてもそろそろご飯できる頃だよね」

「あっ、私母様手伝ってきます!」

「それじゃ、後でね」


ちなみに私が櫂兄様と話してる間も2人はずっとはなしてましたよ?あ、話の内容?聞きたいんですか?後悔しないならいいですけど…。無自覚のイチャつきとか、いります?誰得だよってなりません?ならどうぞ。興味がない方は飛ばしてどうぞ。


「んー白夜の体温気持ちいー」

「十和は相変わらず猫みたいだな」

「僕がこんなことするのは白夜だけだよー。だから僕は白夜の猫ー」

「俺もこんな事させるのは十和だけだなぁ」

「んふふ、うれしいー」

「そういや十和、すこし痩せたか?」

「え?そーなの?わかんないや」

「いつもより軽いぞ?それにほら、腰のあたりが細くなったじやんか」

「白夜が言うならそうなんだろうね」

「十和、ちゃんとご飯食べてくれ。十和は元から細いだろう?これ以上細くなられると心配なんだ」

「白夜ぁ!すきすきすきだーいすき!」

「うおっ、急にどうした?」

「白夜がねー僕のこと心配してくれてるってわかったらぁ嬉しくなっちゃった」

「俺はいつも心配してるんだからな?それに俺も十和のこと大好きだからな?」



…以上です。補足説明をするなら嬉しくなっちゃったというところで十和兄様がへにゃりとした微笑みを浮かべたという事と、白夜兄様が大好きといったところでものすっごく甘い笑顔を見せたという所でしょうか?

一応言っときます。2人とも、彼女います。いきすぎたブラコンなだけなんです。彼女の方はこれを知ってるのか?あ、知ってます。両方の彼女さんはしっかり知ってますよ?たまに白夜兄様と十和兄様のやりとりをみて


「はぁ、もう!見て!あの十和が白夜君に向ける眼差し!あぁ妄想がふくらむ…」

「あぁもう素敵!白夜が十和君だけに見せる優しい笑顔とかいいわよね!」


とおっしゃる方々ですが。ちゃんとお付き合いしてますよ?前にデートした所見ましたけどあっまあまな雰囲気醸し出してましたね。


お父様以外の全員が出たのでここらで打ち止めといたしましょう。それではまた、次回にお会いしましょう

シスコンブラコンな物が書きたいなぁと思って書きました。

誰得?作者の私得です。ごめんなさい!

あと白夜と十和の彼女さんは所謂「腐女子」ですね。2人を見てそういう想像をするのが好きです。ですがあくまで想像なので実際にすると怒ります。彼女さんは白夜と十和のこと大好きです。

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