僕は小説家!みんなも小説家!
僕は小説家のマドーだ。
今はやっている小説マンガットを描くのに忙しい。
僕の事務所では小説マンガットを交代制で書いている。
他に書いているのはユリとアサリとタクナの三人。
まあ合計で四人ってわけだ。
しかしこれだけじゃ1週間に一話かけるかどうかだ。
なんせ一話50000文字だからな。
俺たちのレベルじゃ大変だ。
だから社長に
「社長。これだけじゃ人数が足りません。増やして下さい」
そうお願いすると
「そうか。じゃあ全員に書いてもらおう。少し待ってな」
ん。
今全員って言わなかっか。
いや、気のせいだよな。
だって全員って言ったら何万人。
いや、何億人ぐらいいくかも。
だから全員はありえない。
そう思っているうちに
「マドー。集めたぞ。今猛スピードで来てるらしいから」
お。
新しい人が来るらしい。
にしても呼ぶの早いな。
流石社長だぜ。
「ドンドンドン」
ドアをノックする音が聞こえる。
来たか。
そう思い扉を開けて
「こんにちは。僕は……ってえ!」
入ってきたのはおよそ10万人ほどだった。
もしかして社長が言っていた事は本当だったのか。
そう思い社長に聞こうとしたが
「ドーン!ドドーン!」
およそ10万人程の重みで会社が潰れていく。
ちょっと待て。
やっと本を書けるようになったのに。
売れっ子になれるはずなのに。
しかしその思いはかき消され会社はどんどん潰れていく。
そしてとうとう残ったのは会社の人と10万人の人。
そして崩れた会社なのであった。